今日カラーテレビの修理を担当させて頂いたNさんから外部入力の増設をご依頼頂いたMGに搭
載用のクラリオン PA-673A で N さんが10代の頃にカセット部分を修理した物とのお話だった。
この種の物の修理、改造のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致し
ます。
先ずは動作を診させて頂いたがAM/FM共良好だったので早速外部入力アダプタを組み込んでみよう。
今日カラーテレビの修理を担当させて頂いたNさんから外部入力の増設をご依頼頂いたMGに搭
載用のクラリオン PA-673A で N さんが10代の頃にカセット部分を修理した物とのお話だった。
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ます。
先ずは動作を診させて頂いたがAM/FM共良好だったので早速外部入力アダプタを組み込んでみよう。
今日の 3, 4台目はこれまでにも何度か手掛けた松下の CR-541AZ で全く動作しないとのお話し
だった。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。
早速通電してみたが音声出力は全く無く、更に検波出力も無かった。 最近可成り手が入った形跡
が診られた。 電解コンデンサが殆ど交換されていたがこれだけでも大変だったと想われる。
次いで添えて頂いた部品取りの物の動作を診て見たが、ボリュームに問題が診られたが一応 AM、
FM 共に動作し、更に自動選局も機能した。 ボリュームやダイアル・パネルを交換してみよう。
動作しない方を少し診てみたが回路図が在れば話は早いのだが何も無いとなると時間を要するの
で今回はこのままお返ししよう。 しかし検波部、低周波部が全く動作しないと云うのは珍しい。
少し難航したがボリュームを交換した。
ダイアル・パネルを交換し、ツマミも付け替え動作を確認した。
スピーカー用のコネクタ(カップラ)が 2台の間で若干異なっていた。
3月8日 昨日だったか無事届いたとのご連絡を頂いた。ところが今日電源が入らないので再度診て
欲しいとの連絡を頂きそんな馬鹿なと考えられることをお伝えした。先程我が家に戻りメールを確
認したところヒューズ・ボックスの手前で断線していたそうで無事動作したとの連絡を頂いた。
今日お預かりしたのは初めてとなる AR-1765SU-B で 30年程前の三菱車に使われていた物で20年
振りに通電したところ AM は機能したが FM が機能しないとのお話だった。 この種の物の修理の
ご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
早速通電してみたがお話の通りだった。 一応 FM の局発は機能していた。
FM の IF Amp. (LA1201) の入力端(上)と、一段目の出力(下)。FM IF 信号は加わって無い。
念の為 MPX 用 IC (BA1310) の入力端の信号も確認してみたが 19 KHz成分は無かった。
今日の1台目は当初今夜届くとご連絡頂いた松下製のカーラジオだが夜までは居ないとお伝えし
14-16時に変更頂いた物でラジオ部分は多分機能するだろうがテープ部分は不明とのお話だった。
この種の物の修理のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願いします。
カセットテープを装填しようとしたが出来なかった。 画像に見えている赤いリード線が邪魔を
していたので引き回しを変更し、カセットテープも装填出来る様にはなった。
カセットテープが常に左右に動いていたのでカセットデッキ部分を一度表に出し若干いじった結
果カセットの左右の絶間ない動きは収まった。
下の画像はラジオが機能し始め FM/AM 共良好に動作し出したところ。
不明な配線が数本在ったがラジオの動作は上の画像の様に水色の電源線に+12Vを繋ぐだけだった。
今日お預かりしたのは久し振りの Becker, Grand Prix で動作しないとのお話だった。 この種の
物の修理のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
Becker 製品の中では高級機に属する Grand Prix だが長波、中波、短波、FM をカバーしており
モノラル専用でステレオには対応していないが、自動選局機能も備わっている。
早速通電してみたが若干電流は流れたが全く動作せず、検波出力も無ければ低周波段も動作して
いなかった。 可成り難航しそうな気配だった。(手元に回路図が在り助かった)
電源回路が怪しかったので回路を追った。本来 8.2~8.8V でなければならない処が 0.23Vだった。
このツェナー Di1 が何処に在るのか探すのに時間を要した。 リード線を赤く塗ったのが Di1。
NT 9853 と記されたツェナー・ダイオードの定格が分からず 8.8V 程度の物を買って来るかとも考
えたが 4.3V の物が二つ在ったので直列に使い組み込んでみたが結果 9.05V となり動作し始めた。
当初バンド切り替えに接触不良が診られ AM しか動作しなかったがスイッチを切り替えている内に
FM(海外バンド)も動作し始めた。
今日お預かりしたのは1980年代のトヨタ、ランクルに使われていると伺った松下製のカーラジオ
でこちらの守備範囲を超えた物でお断りしようとしたが、最後のお話では電源も入らないと伺い
そこは何とかなるかも知れないとお送り頂いた。 この年代の物は原則扱っておりませんがお問
い合わせはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
多分上の二つのマルチ・コネクタから電源を供給し、またスピーカー出力も出されているのだろう
が全てのピンを診てみたが電源スイッチと直接繋がっている端子は残念ながら見当たらなかった。
このことから電源の ON-OFF もマイクロ・コンピュータ?で制御されている様だったがそこまでや
る必要が有るのか? それとご依頼主からダイアル・ポインターも選局ツマミを回しても動かない
と伺っていたが確かに動かず、ここもマイクロ・プロセッサ制御の様だがやり過ぎでは無いか?
今日お預かりしたのは初めてとなる Delco, 42AFMT1 で Pontiac, Grandam (75) に搭載されてい
る 8トラ付きの AM/FM モデルで音量が少ないとのお話だった。 この種の物の修理のご依頼は
こちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
ラジオ関連の回路が載った基板が裏返せれば可成りの部分(問題が在りそうな音声回路等)が見え
るのだがコイル類も配線されている様で簡単には裏返せそうに無かった。 無理に裏返すと却って
壊して仕舞うことになる。
手許に 1974年5月発行の SAMS Photofact, AR-168 が在り Pontiac, Astra (74) 用の Delco
41BFP1, 41BFPK1, 42BFM2 が網羅されており参考になるかと期待したが残念ながら可成り
構造が異なっていた。
今日の1台目は数年前にも手掛けたことが1度有った Delco. 7272525で確か12V用の空間電荷格子
付きの真空管5球+トランジスタのハイブリッドタイプでこの時期各社で多く作られた物だが直ぐ
に全トランジスタの物に置き換わった非常に短命の方式だった。この種のカーラジオの修理、改
造のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
2月16日 朝一で動作確認に取り掛かった。
今回も出力回路のチョークは添えられて無いのでヒータートランスを流用したが全く出力無し。
入力電圧 13V で電流は 2.4A 程が流れたので真空管のヒーターには問題は無さそうだった。
どうも真空管がソケット部分で接触不良を起こしている様だったので一度外しピンを磨いた。
しかし一部の真空管は狭い所に押し込まれており外すのは何とかなるが挿し込むのに苦労した。
9 Pin の2本は抜き差しに問題は無い。(一部名称が消えていた )良好に動作し出した。
最後に外部入力アダプタを増設し終わりとした。 下は電源 (+12V) 入力の端子。
今日お預かりしたのは久し振りの Motorola, 6M で電源が入らないとのお話だった。 この種の
カーラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致
します。
先ずは通電してみたが実際は電源が入らないのでは無く、電源は入っても電源ラインがグランド
に落ちており、電源が落ちて仕舞っていた。
電源ラインの何処がグランドに落ちているのか時間を掛け回路を追ったがハッキリしなかった。
昇圧用トランスの電源一次側が怪しかったがここでも無さそうだった。
電源とグランド間の短絡は幸か不幸か何故か発生しなくなった。 機械式のバイブレータ (消耗品)
は既に死んでおり半導体式の物に交換した。+B用の電解コンデンサを添えてみたが変化は無し。
整流管 6X4 のエミッションが低い様だったのでシリコン・ダイオードに交換した。
調べを進めた結果出力トランスが断線していたがリベットで固定されており外すのに梃子摺った。
出力トランスを組み込み連続運転に取り掛かった。
電源の電流は約 3.6A だった。 暫く連続運転を続けたがブログを記し帰路に就こうとした頃音量
が減って仕舞った。 これまで十分な音量と感じるレベルだったが明らかに減少した。 通電後数
十分経過後に音量が減ると云うのは原因の特定に可成りの時間を要する様想える!
2月15日 昨日連続運転を続けていたが40分程で音量が減ったのが気になり今日も改めて連続運
転を行ったが、気になった+6V 電源の電圧をモニターした。 想像は的中し当初 5.8V 程だった
電圧が30分後には 4.7V程に低下していた。 電源の筐体の温度が可也高くなっていたが冷却した
結果元の電圧に近づいたがラジオその物の問題では無いことがハッキリして助かった!
2月17日 ご依頼主からスピーカーが破けているが何とか再生出来ないだろうかとお送り頂いたが
まさかこれ程傷んでいるとは想像していなかった。 知り合いでスピーカーの再生も時々お願い
している K さんに尋ねてみたが流石にこの状態では可成りの出費を伴う様なので似た物をお使い
頂く様お願いした。 (お話ではパルプの処理が不完全との見解だった)
今日お預かりしたのは TEN (神戸工業)のカーラジオで 6/12V 切り替えの付いた 8石の物で音量
が少ないとのお話だった。この種のカーラジオの修理、改造等のご依頼はこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。 (型番は不明だが多分1964年以前の物)
先ず動作を確認したがお話の様に音量は可成り小さかった。 パイロットランプが見当たらない。
基板の裏側にアクセスすることが出来ない構造なので一度基板の固定ビスを外し表に出さねばな
らず他との接続リードが何処に繋がっていたかを記録しておく必要が有る。
昨日帰り際に前面部分を外しパイロット・ランプの取り付け場所を確認した。
2月11日 朝一でランプの交換に取り掛かった。 この形のランプは今や中々手に入らず、また組
み込むだけで時間を要する(場所が狭く、且つ頭部が球形なので滑って仕舞う)。
容量抜けが想像出来る電解コンデンサの交換に取り掛かった。
電解コンデンサの交換を終えヤレヤレと通電したが全く音声出力が無く検波段から信号を追った。
分かって仕舞えばスピーカー・コードが経年劣化で可成り硬くなっておりシャーシーを出た
ところで断線していた。 ここを直し、若干のトラッキング調整を加え終わりとした。
今日の1台目は昨日配達予定だった三菱のカーラジオ AR-27655SU-BK で東京からだが雪で大幅に
遅れて仕舞った様だった。 大分前に 1度手掛けているので問題は無いと想うが、使ったことが無
く配線に付いても不明とのお話だった。 この種の物の修理、動作確認等のご依頼はこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
早速通電してみたが照明用のランプは断線していた。
低周波の一部は動作しておりボリュームとバランス調整で右の出力と想われる出力は一応出ていた。
ところが高周波部は全く動作しておらず、IC の電極にも電源電圧は加わって無かった。 回路図
が有れば回路を追うことも不可能では無いが何も無いとなると却って壊して仕舞う可能性が有る。
一応分かった電極のことをメモに記した。 しかし途中で止めるのは心苦しいが、次のステップに
進むには内部の回路を外に出し回路を追うしか無く一挙に作業量が増えて仕舞うこととなる。
今日お預かりしたの久し振りのTEN (神戸工業) の FT-306-1で7年前に3台目を手掛けていたので
今回の物は4台目となる。 お話に依るとこれまで使ったことが無く動作は不明とのことだった。
この種のカーラジオの修理、改造等のご依頼は HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致
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内部にはソレノイドの様な物が在り最初自動選局用のソレノイドかと想像したが実際は FM 用の
コイルが格納されている様だった。 FM の極初期の回路の様だった。 (実はFM をカバーしている
とは考えていなかった! しかし4台も手掛けているのに殆どのことを忘れている)
先ず動作を診て見たが音声出力は全く無かったが検波出力は有り低周波部の問題の様だった。
幸い上手く動作し始めたので連続運転に取り掛かった。 ところで FM のフロント・エンドに使わ
れているトランジスタは見たことが無かった。 7年前に手掛けた際回路図が貼られていたがそれに
依ると FM フロントエンドのトランジスタ 3石は 2SC56 と記されていた。
TEN とプリントはされていたが型番は記されて無く試作品か? 他社の物か?
7年前のブログでは回路図も添えてありスピーカーは OTL 用の 40Ωの物が使われていた。
今日の1台目は Boman のカラーバーでこれまでにも可成りの数を手掛けており問題は無いだろう
と考えていたが謎のユニットが添えられていた。 この種の物の修理のご依頼はこちらの ホーム
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謎のユニットのことは何も分からず、この部分を無視して本体の動作を診させて頂いた。
伺った様全くランプは点灯しなかった。
実際に低周波信号を加えて動作を診た。
一番左のユニットの上は入力(ダーリントン1段目のベース)、下は2段目のコレクタの各波形。
次いで中央のユニットの入力信号と出力信号波形。 トランジスタが殆ど動作していない。
これまで可成りの数を手掛けたがトランジスタが壊れていたのは初めてとなった。
1月24日 ゴーサインを頂いたので細かく動作を追った。 極一部のランプしか点灯しなかった。
何方かが修理を試みた様だったが、ボリュームの端子 3ヶ所の配線を全て黒いリードで行った為か
センターをグランドに落としていた。 何とも紛らわしいのでセンターを緑、入力端を青に換えた。
一部のランプを手持ちの 6.3V/0.15A の物に交換した。 一応周波数に依って点灯状態が変わった。
ただ交換した通常のランプは透明で色は付いていない。 下は全て切れていたランプ。
上の画像の回路は機能しておらず調べた結果左のトランジスタが壊れていた。
壊れていたトランジスタを今日買って来た物と交換し好結果を得た(全て点灯する様になった)。
切れていたランプ5個と、壊れていたトランジスタ1個。 その後ご依頼主がご自身でランプに色を
付けて呉れるとのことで助かった。 また今回はこちらで在庫している 6.3V/150mA ランプを使用。
今日の1台目は初めてとなる 富士通テンの 86120-30112 で電源が入らないとのお話だった。 こ
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ます。
実際は電源が入らないのでは無く音声出力が無かった。
毎度のことだが回路図が在れば話は早いのだが何も無いとなるとひたすら回路を追うことになる。
分かって仕舞えば何のことは無いが上の画像に見えている端子部分の半田クラックが原因だったの
で同様の端子を使った部分を全て再半田した。
今日お預かりしたのは久し振りのカラーバーで車両に搭載する前に動作を確認しておきたいとのお
話だった。 この種の物の修理、動作確認等はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。 精密機器では無いが梱包が何重にも為されており開梱するだけで時間を要した。
内部を見たが中から外れていた赤のランプとプラスチック・ナットが落ちて来た。
赤のランプは切れ掛かっていた。 ツマミ類の外側の金属部分が空転して仕舞っていた。
実際に電源と音声出力を加え動作を診て見た。
青と緑は点灯したが、赤が全く点灯しなかった。
スイッチング回路の動作を診て見た。 緑の回路の出力に特に問題は無かった。
青の出力も良好だった。
下のオシロの波形の様に赤の回路は殆ど出力が出ていなかった。 トランジスタの問題か?
ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かった。
修理は上手く行き赤も点灯する様になった。 右端のランプはそのままなので赤く塗る必要が有る
普段ここまではやらないのだが切れ掛かっていた赤ランプを何とか修復出来ないか取り組んでみた。
結果上手く修復出来たので組み込んだ。
ツマミの金属カバーの接着が不完全だったので接着した。 この後組み込んで終わりとなる。
右側のツマミの役割を聞かれたが記されている様 Sensitivity=感度調整。 左のツマミは信号源を
切り替えられる様な表示は有るが実際は単に一つの音源に繋ぐだけなので切り換え機能は無く単に
電源の ON-OFF だけ。 しかしこの機種の取説にはどう書かれているのか?
1月14日 組み込み最終動作確認を終えた。 結果梱包に時間を要し想定した時間を超えた。
サテこれまでにこのモデルを何台手掛けたかは覚えて無いが多分20台近くと想うが見た目初期と
想える物に問題は無かったが、後期と思しき物には一部理論的に可笑しな回路に代わっていた。
このことから後期の物の赤のランプは先ず点灯していないと想われる。