今月10日、静岡県で2人目のコロナウィルス感染者が出ました。
それも、袋井市で。
その男性は、8日と9日、マスクをしないで
市内の商業施設にあるスーパーに寄ったことがわかっています。
商業施設は、いまだに名前を公表していませんが、
この時代、その日のうちにSNSで施設名は拡散されました。
その商業施設は、休日には駐車場を探すのが大変なくらい、
賑わっていたのですが、
現在は、休日でも駐車場はガラガラです。
感染者が立ち寄っただけで、従業員が感染したわけではないし、
監視カメラで当日の感染者の動線は確認し、
濃厚接触者がいないことは報道されています。
そして、今、入り口には、このような貼り紙がされています。
よく「食の安心・安全」というように、
「安心」と「安全」をひとまとめにすることがあります。
しかし、「安心」と「安全」は全く違います。
「安全」というのは、科学的に検証されているということ。
例えば、・基準値を超える農薬は使用していない。
・遺伝子組み換え作物は使用していない。
・食中毒を引き起こす菌は検出されなかった。 などなど
この商業施設の対応は、確かに「安全」なのかもしれない。
でも、施設名を公表しないまま、営業を続けていることに、
住民は不安と怒りを感じ、客足が遠のいているのだと思います。
こんなお店では、「安心」して買い物ができません。
でも、品ぞろえも良く、
一度で食品、薬、洋服、キッチン用品、文具まで用が足りる
あのお店のファンは多いはず!!
今からでも遅くはありません。
お客様が「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のを待つのではなく、
新聞またはチラシにお詫びのコメントを載せたらどうですか?
そして、その上で安全対策に取り組んでいる姿を見せれば、
お客様はすぐに戻ってくると思うのですが・・・。
「安心」とは「信頼関係」なのですから。