これまで、たびたび書かせていただいた「あやめ雪」というかぶですが、
我が家では、一般的な収穫時期よりもはるかに遅れた3月16日に採れ始めました。
その時のあやめ雪は、こんな感じです。
小粒ながらも、一応かぶらしい形をしていました。
しかし、4月に入って気温が上昇すると、大きくはなったものの、
形がひょうたんのようになってきました。
この頃は、菜花が付き始め、トウが立つようになってきました。
この変形の原因を調べてみると、
高温と乾湿の変動が大きいことが挙げられる
と書かれたものを見つけました。
やはり4月になって気温が急に上がったことが原因でしょう。
変形したあやめ雪を切ってみると、
上部が特に硬く包丁が通りにくくなっています。
そこには、トウの立った茎が付いているのですから、この硬さも当然。
でも、せっかく我が家の花壇で育ってくれたのですから、
最後まできちんと食べようと思います。
包丁が通るような部分は、薄く切って浅漬けに。
繊維だらけの硬い部分も軟らかく煮て、
ポタージュにすれば何とか食べられないか?と思ったのですが、
ミキサーにかけただけでは、繊維が残ってとても食べられません。
そこで、ザルで丁寧に濾したら、なめらかなポタージュになりました。
しかし、ちょっと苦みがあり、採れ始めた頃に作ったスープとは味が異なりました。
季節が移り、気温が上昇して、トウが立ったあやめ雪は、
もう自分自身が成長することは止め、
花を咲かせ、種を作り、子孫を残すことにシフトしていきました。
そんな「あやめ雪の最期」を味わえたこと、幸せに思います。
あっという間にすごいですねー!
次世代に力を転嫁して、老兵は去るのみ
みたいな感じでしょうか?
力を託された次世代にまた期待しますねー!
>こんにちは... への返信
りんこさん、コメントありがとうございます。
この冬は天候不順で順調に育つことは難しかったけど、
ちゃんと子孫を残そうとしている姿に感動します。
来年も大切に育て、大切にいただきますね。