今週の野菜講座に向けて、
色々な大根を集め回っている中、
とてもいさぎよい大根に出逢いました。
名前は、しろうま大根。
青首大根が主流の今となっては珍しい白首大根です。
なぜ、この大根がいさぎよいかと言うと、
肉質とおいしさだけを追求してできた大根だから。
作りやすく、収量が安定し、
形の良いものが出来ることが求められる中、
「耐病性や晩抽性(トウが立ちにくいことを)も
一切ありません。」
と、商品説明で言い切るところがすごい!!
つまり・・・
病気にも弱いし、トウも立ちやすい。
栽培はしにくいです。
荒れた畑で無理に育てれば、失敗しますよ。
でも、煮崩れせず、おいしいんです。
さらに、
青首大根に比べると、白首大根の市場価値は低いです。
それも理解した上で、わかる人に作ってほしい!
ここまで、はっきり言い切れるのって、
自信の表れですよね。
野菜ソムリエとして、野菜の特徴を説明する時は、
できるだけ「おいしい」という言葉は
使わないように気をつけています。
でも、一生活者として求めているのは、
難しいこと抜き、
本能で「おいしい!」と思える野菜です。
いさぎよい大根を見習って、
私も余分なものはそぎ落としていかなきゃ!!