牛のレバ刺しが禁止されて以降、
生の豚レバーを提供する店が出てきている
というニュースを耳にしました。
が、どうもその理屈がよくわからない。
豚レバーは今のところ、
O157による食中毒は報告されていませんが、
生で食べるとE型肝炎やサルモネラ菌、
カンピロバクターなどによる食中毒の危険があります。
しかし、豚肉は過熱して食べるのが当然とされてきたので、
生の豚レバーには法的な規制はありません。
つまり、危険なことはわかっているけど、
規制がないから提供している・・・
これは、子供でもおかしなことだとわかると思うのですが・・・。
牛のレバ刺しが禁止されることが決まった時、
その代替品としてレバ刺しもどきの
お高いこんにゃくが発売されました。
でも、そのこんにゃくが爆発的に売れているという話は
聞いたことがありません。
やはり、こんにゃくはこんにゃくでしかなかった・・・。
生肉ファンの欲求は満たすことができなかったのでしょう。
危険を冒してまで食べたいほど、生肉が好きなのか・・・?
それとも、「○○してはいけない。」と言われると、
よけいに「○○したくなる。」のか・・・?
ただ、危険を承知の上でどうしても食べたいと思うのなら、
消費者はその食べ物について、
しっかり勉強すべきだと思います。
食品表示に頼るばかりに、
本来人間に備わっている五感が失われつつあると
言われていますが、
消費者が、自分が口にする物に対してもっと知識を深め、
責任を持つようになれば、
失われた五感も復活するのではないでしょうか?
でも、規制のあるなしに関わらず、
小さいお子さんやご高齢の方は、
生肉は避けたほうがいいと思いますよ。(^^)