その色に惹かれて思わず買ってしまった、
ぶどう シナノスマイル。
私の写真では、その色がうまく伝わらないのが
残念ですが・・・。
正直、果物の色ではないと思った・・・。
私の感性がズレているのかもしれないが、
あずきとか、
レバ刺しとか、
町工場の錆びた機械の色を思い出させた・・・。
ブルームをまとったその果皮は
ベルベットのようにも見えた・・・。
※ブルームとは、ぶどうの表面に付いた白い粉で
ぶどう自身が出している物質。
ぶどうの病気を予防し、鮮度を保つ働きがあります。
シナノスマイルは、長野県須坂市で
1995年に品種登録されました。
1982年、﨤町(そりまち)静男さんが、
高墨(たかすみ)という巨峰の変異種を自然交配させ、
選抜したことが誕生のきっかけとなりました。
高墨
シナノスマイルの糖度は19前後で、
味はやはり親である巨峰によく似ています。
皮と実が離れやすいので食べやすく、
香りも甘みもほど良い感じがします。
一粒食べると、その名のとおり、
ぶどうがやさしく、無邪気に微笑んでいるような
そんな印象を受けますが・・・。
あの独特な色で人を惹きつけるところなど、
かなりしたたかな微笑みも隠し持っているようで、
スマイルの戦略を感じます。