タイトルのpisang(ピサン)とは、
インドネシア語、マレー語でバナナの意味です。
南アフリカの語学友が
「バナナはインドネシア語でpisangですが、
アフリカーンス語でもpisangと言います。」
と教えてくれました。
バナナは、マレー半島で栽培された
「ムサ・アクミナータ」という品種が、
フィリピンで「ムサ・バビルシアーナ」という品種と出会い、
さらに色々な品種が生まれていったと言われています。
マレー半島から西へは次のルートで伝わって行きました。
マレー半島
↓
ミャンマー
↓
インド
↓
東アフリカ、マダガスカル島
↓
西アフリカ
それならば、マレー語のpisangがそのまま伝わっても
不思議はないように思うのですが・・・。
マレー語、インドネシア語 ピサン
↓
ミャンマー語 ニェッ・ビョーディッ
↓
ヒンディー語 ケーラー
というように国によって変わっていきます。
それが、なぜアフリカーンス語だと
栽培のスタート地点の言葉pisangになるのでしょうか?
そもそもアフリカーンス語って何?
アフリカーンス語とは、
「南アフリカの公用語のひとつで
オランダの植民地であった頃に、
正統オランダ語を基礎に
フランス語、ドイツ語などのヨーロッパ諸語、
さらにはマレー語や現地の言葉が融合してできた言語」
とあります。
マレー語の影響が、バナナに残っていたというわけですね。
疑問が解決したら、甘いものが食べたくなったので、
インドネシアのバナナの天ぷら、ピサンゴレンを作りました。
シュガースポットが出始めたバナナで作ったので、
現地のものに比べたら、
甘くてトロトロしていたようですが、
疲れた脳?には最適でした!!
語学の勉強もさぼってはいけませんね。
語学友は貴重な存在です。