”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

pisang

2012-05-03 11:00:22 | 果物

タイトルのpisang(ピサン)とは、

インドネシア語、マレー語でバナナの意味です。

Img_3440

 

南アフリカの語学友が

「バナナはインドネシア語でpisangですが、

 アフリカーンス語でもpisangと言います。」

と教えてくれました。

 

バナナは、マレー半島で栽培された

「ムサ・アクミナータ」という品種が、

フィリピンで「ムサ・バビルシアーナ」という品種と出会い、

さらに色々な品種が生まれていったと言われています。

 

マレー半島から西へは次のルートで伝わって行きました。

  マレー半島

    ↓

  ミャンマー

    ↓

  インド

    ↓

  東アフリカ、マダガスカル島

    ↓

  西アフリカ

 

それならば、マレー語のpisangがそのまま伝わっても

不思議はないように思うのですが・・・。

  マレー語、インドネシア語    ピサン

        ↓      

  ミャンマー語            ニェッ・ビョーディッ

        

  ヒンディー語            ケーラー

というように国によって変わっていきます。

それが、なぜアフリカーンス語だと

栽培のスタート地点の言葉pisangになるのでしょうか?

 

 

そもそもアフリカーンス語って何?

アフリカーンス語とは、

「南アフリカの公用語のひとつで

 オランダの植民地であった頃に、

 正統オランダ語を基礎に

 フランス語、ドイツ語などのヨーロッパ諸語、

 さらにはマレー語や現地の言葉が融合してできた言語」

とあります。

 

マレー語の影響が、バナナに残っていたというわけですね。

 

疑問が解決したら、甘いものが食べたくなったので、

インドネシアのバナナの天ぷら、ピサンゴレンを作りました。

Img_3445

 

シュガースポットが出始めたバナナで作ったので、

現地のものに比べたら、

甘くてトロトロしていたようですが、

疲れた脳?には最適でした!!

 

語学の勉強もさぼってはいけませんね。

語学友は貴重な存在です。

 

コメント (2)
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