透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

寒くないのかなぁ

2023-01-16 | D キミの名は?


撮影日2023.01.16 みぞれが降る中、柿を啄ばむヒヨドリ

 昨年(2022年)、隣家の柿の木は成り年だったようで、秋にはたくさんの実をつけた。餌が少ない冬場、柿の実を啄ばみに何羽ものヒヨドリが毎日やってくる。と書いて、さて、ヒヨドリはどんなものを好んで食べるんだろうと気になった。それで手元の本『野鳥 日本で見られる287種  判別のポイント』真木広造(永岡書店2002年)で調べた。**平地から低山の林、集落周辺にすみ、昆虫や木の実、花の蜜、葉菜類などさまざまなものを食べる。**(74頁)と説明されていた。

去年の晩秋、あちこちで風景の中に柿の実の朱色のドットを見かけた。柿の実は今ではすっかり腐っている。その様は冬の景色によく似合う。

今日(16日)も午前中みぞれが降る中、何羽ものヒヨドリと小型の野鳥(名前は分からない)が柿の実を啄ばんでいた。窓を開けてヒヨドリにカメラを向けて、ふと思った。「寒くないのかなぁ。巣に戻っても雪や雨に濡れるだろうに」


 


C4「残酷な進化論」

2023-01-16 | A 読書日記

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『残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか』更科 功(NHK出版新書2019年第1刷発行、2022年第7刷発行)C4

 **私たちヒトは進化の頂点でもないし、進化の終着点でもない。私たちは進化の途中にいるだけで、その意味では他のすべての生物と変わらない。**「はじめに」(5,6頁)

カバー折り返しにも引用されているこのことばが、この本の内容を的確に示している。著者は心臓や肺などの臓器を始め、ヒトの体の設計が他の動物を比べて必ずしもベストではないことを説き、歩く姿勢や配偶システムにまで言及している。

なんでも読んでやれ精神で最後まで読んだ。