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1109 諏訪市岡村 4脚444型(屋上設置) 撮影日181021
■ 少し引いた位置から撮ってみた。手前に建物を置くことで奥行き感を出す、ということに加え、立面を写すという意図で。近くで写すと見上げのアングルになり、立面(側面)的な写真にはならない(写真②)。
②
前稿に載せた火の見櫓(1139)から200mくらい離れた、同地区内の屯所屋上に立つ火の見櫓。姿形に地上設置のものとの違いは特に見られない。櫓自体の高さはそれ程ない。末広がりの程度はこの位が好ましい。
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前稿の火の見櫓では見張り台と踊り場の床面を平鋼をすのこ状に並べてつくっていたが、この火の見櫓の床面は鋼板張り。古い、そう戦前の火の見櫓の床面は鋼板製のものが多い(それ程数多く見てはいないが)という印象。建設年は分からないが、この火の見櫓も古いものだと思われる。見張り台の手すり子は飾りが無くシンプル。
「火の用心」と書かれたパネルが錆びている。何とも寂しい。
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建物の外壁に設置された階段と梯子で屋上に登り、櫓内に設置されている梯子で踊り場、見張り台へと登っていく。踊り場の床下にも半鐘を吊り下げてある。
丸鋼のブレースのターンバックルにリング式、〇ではなく割枠式を使っている。やはり交叉部に〇を入れている方が櫓のアクセントにもなって好い。
火の見櫓を地上に建てる場合、横倒しの状態から、滑車をつかって人力で立て起こすという方法が採られていた。ではこの場合のように屋上に建てる時は・・・。
地上に建てる時とは違い、クレーンで吊り込まないと無理だと思う。屯所建設の際、それまで地上に立っていた火の見櫓を屋上に移設したということかもしれない。火の見櫓と比べると屯所の方が新しいという印象で、同時期に建設したとは思えないが、どうだろう。
それ程遠くない所だからまた行ってみよう。