透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1103 川根本町下長尾の火の見櫓

2018-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


1103 川根本町下長尾 撮影日181007

 火の見櫓の右側後方に大井川の対岸(左岸)の下泉の集落の家並みが写っている。往路は下泉地区を通っている県道64号を北上したのだが、この火の見櫓が見えた。その時、帰路は右岸の国道362号を下り、この火の見櫓を見ようと思った。

この火の見櫓の建設場所は対岸の下泉地区にも半鐘の音が聞こえるように、と選定されたと手元の資料にある。元々もっと大井川の近くに立っていて、建て替えの際場所を移したようだ。

ロケーションが良い。大井川の右岸の東面する傾斜地にすくっと立つ姿が凛々しい。火の見櫓は周辺環境により印象が変わる。



それにしてもこの屋根の形は・・・、やはり半鐘に被せた大きな帽子、かな・・・。雪国の子どもたちが被る藁帽子か蓑に見えないこともない。


今回はこの火の見櫓で仕舞いにした。島田金谷から新清水まで新東名を走り、山梨県内を富士川(身延線)に沿って北上、 六郷で中部横断自動車道、中央道経由で無事帰宅。走行距離598kmのハードスケジュール。初老、いや中年の身にきつい旅程だったが、楽しかった。

本稿で10月7日の火の見櫓巡りの記録終了。


 


― 川根本町上長尾の火の見櫓

2018-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


(再) 川根本町上長尾 撮影日181007

■ この日はカーナビの女性が体調不良だったらしく、一時音声ガイドをしてくれなくなってしまった。で、道を間違えて前回食事をした食堂・さか希の前に来た。かなり遅い昼食をする。「天丼895円を食す」とノートにメモがある。

今回は「火の見櫓のある風景」写真のみ。道路がカーブしているので奥行き感が出ていない・・・。


 

 


― 川根本町水川の火の見櫓

2018-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)川根本町水川 4脚4〇KP型 撮影日181007

■ この火の見櫓は今年5月にも見ている。今回2回目。外付け梯子の幅と比較すると、この火の見櫓が細身であることが分かる。見張り台の上の柱間隔は辛うじて半鐘が納まる程度。但し半鐘は撤去されている。全体的に錆びていることが気になる。ピカピカにして欲しい。





上の写真で梯子と見張り台の床との位置関係が分かる。



水平ブレースを撮りたかった。幅広のリングを使っている。



実にがっしりした脚。

銘板により昭和32年(1957年)11月の建設であることが分かる。


 
この1カットは前回(180526)の撮影


 


1102 川根本町犬間の火の見櫓

2018-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


1102 川根本町犬間 平田集会所 2脚無無(梯子)型 ひらんだ駅の近く 撮影日181007

 道を間違えて寸又峡に向かってしまう。分岐地点まで引き返し、更に大井川沿いを上流域へ進む。そろそろ川根本町の役場辺りまで戻ろうと思って車を停めて、外に出てみてこの火の見梯子に気がついた。背の高い防災行政無線柱と消火ホース乾燥柱の間に立っている。辺りの南向きの斜面は一面の茶畑。

ここは川根本町犬間の平田(ひらんだ)地区。静岡県の地図で確認すると、この辺りは長野県根羽村の南端の緯度に近い。ずいぶん大井川沿いに北上したことになる。この火の見梯子が早朝から頑張って遠出をしたご褒美のように思われた。





鉄道のレールを柱に転用している。因みに近くを大井川鐵道井川線が通っている。


 


1101 川根本町奥泉の火の見櫓

2018-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


1101 川根本町奥泉 奥泉駅の近く 4脚44KP型 撮影日181007

 前稿の火の見櫓から20km以上北上した奥泉地区で出合った火の見櫓。松本平でも目にする「普通」の姿。屋根には蕨手もついているし、櫓のプロポーションも一般的だし、外付け梯子の取付け位置も、上部の梯子が内付けであることも一般的。この地域では逆に珍しいのかもしれない。なぜ、このような姿の火の見櫓が大井川の上流域にあるのだろう・・・。




 


1099 島田市川根町の火の見櫓

2018-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


1099 島田市川根町身成 4脚4〇KP型 撮影日181007

■ イギリスの建築家、リチャード・ロジャースの作品を想起させるようなハイテックな印象の火の見櫓と出合った。このような印象は見張り台とKP(カンガルー・ポケット)な踊り場の手すりの光沢のあるパネルに因るだろう。

細身の櫓、外付け梯子、そして独特の形の屋根。既に今年5月にこのような姿の火の見櫓と出合っている。それでも「お~っ!」と声が出る。





垂直構面だけでなく、水平構面にもリング式ターンバックル付きのブレースを入れている。





このような外付け梯子を昇り降りするのは怖いだろうなあ・・・。櫓の中に設置された梯子の方が少しは恐怖感が和らぐはず。



脚は短い。リングの大きさを確認しなかったが、やや小さめか。