哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

北野天満宮の梅満開(写真)

2013-03-16 06:58:41 | 写真
広々とする境内に咲き匂ふ
京都北野の天満宮は       樋田哲仙

 京都北野天満宮はこれまで何度も訪ねているが、行くたび新しい発見がある。長い参道脇に観音寺の存在すら知らなかった。説明を聞けば歴史があり楽しい。官公梅園は有名であるが、境内のいたるところにこんなに梅があることにも驚いた。ちょうど花の満開で目立つからだ。華やぐ境内は別の場所へ来たようもな気がする。すごい数である。改めて梅園へ料金を支払って入園することもないほどだ。

お水取りが過ぎても寒くて(水墨画)

2013-03-15 06:18:16 | 水墨画
お水取り過ぎてこの時期寒暖の
例年になく戸惑ふ暮らし       樋田哲仙

 奈良東大寺のお水取りが12日に終了した。関西j地方ではお水取りが済むと春が来るといわれる。ところが今年は例年にない気温の寒暖の差が大きくて1日で20度を超える日もある。医療機関には気象病の頭痛、神経痛、腰痛、倦怠感など体調不良を訴えて受信する人が多いとか。特に呼吸器官を持病とする人は悪化させないよう注意が必要という。いい加減に冬へ逆戻りせず順調に春へ進んで陽春を迎えたいものだ。  にほんブログ村 美術ブログへ

綾部山の眺望(写真)

2013-03-13 06:03:17 | 写真
土日には揃ひの法被に打ち鳴らす
太鼓の魅惑籠る梅林        樋田哲仙

 土日の集客にはどこも華麗なイベントが企画される。綾部山梅林は競技場のスタンドのような山の斜面に梅が咲くので、近隣から自動車やバスがおしよせ、大きな駐車場が満杯になる。地元では稼ぎ時でもあり、主催者も腕のみでどことなる。訪ねた時のイベントは太鼓の演奏があり、大太鼓が打ち鳴らされると、梅林全体に轟き梅の木まで鼓舞するようである。

寒梅でひどい花粉症(水墨画)

2013-03-12 06:49:15 | 水墨画
梅林をゆっくりめぐる明くる日は
涙とくしゃみ花粉症かな        樋田哲仙

 兵庫県たつの市の綾部山梅林を訪ねた。一昨年も一度訪ねたいる。前回はバスツアで団体行動から、もう少しゆっくりしたい意志が満たされなかったから、今回は個人行動とした。綾部山梅林は梅の生産地の山でありながら紅梅も見られて観梅に適している。ところが、翌日から、くしゃみと鼻水で悩まされてしまった。外出することはとてもできない。この時季の野外で楽しむことは用注意である。 にほんブログ村 美術ブログへ

広川町法蔵寺重文の鐘楼(写真)

2013-03-10 06:34:13 | 写真
知らぬ地は案内所にて地図を乞ふ
名所旧跡文化財あり       樋田哲仙

 広川町は多くを知らない。こんな時には観光案内所へ飛び込んで、まずマップを求める。寺社、名所などを尋ねる。どこの土地でも親切で詳しく教えてくれて助かる。観光案内所が見当たらないときは、道の駅や喫茶店へ入るとマップが置いてあるので結構助かる。それから訪ねたい箇所が探し出せる。ナビをつけているので容易である。今回法蔵寺に重文の鐘楼とは思いもしていない建造物である。最近とこを訪ねてこの手法で楽しんでいる。

中国からの大気汚染(水墨画)

2013-03-09 06:13:34 | 水墨画
わが国を大気汚染の脅かす
隣国はるか中国からの      樋田哲仙

 これまで耳にしたことのない大気汚染物質PM2・5が中国から風に乗って飛来している。映像で見る北京の空は黒い霧が閉ざして視界がきかない。喘息や気管支炎が心配である。そのPM2・5の超微粒子が風向きによって西日本に飛来しているという。福岡では観測地点を増加して、基準値を超えた日には子供たちを外出させないように指示する体制を強化しているという。春の霞とはわけが違う。いま日本は花粉、黄砂が加わり健康が心配である。これでは空気清浄機が頭をよぎる。 にほんブログ村 美術ブログへ

浜口梧陵頌徳碑は広八幡神社(写真)

2013-03-07 06:23:49 | 写真
築堤に私財投げうち村人の
被災者救ふ梧陵の堤      樋田哲仙

 浜口梧陵は広川町の偉人である。津波から村人を救済したばかりか、その後津波で打ちひしがれた被災者の働く場所を作るために、今後いつ襲うともかがらない津波を防ぐ防潮堤の築堤に私財を投じ、労働すことで日銭を稼ぎ、生活の足しにしたのである。7代目儀兵衛の梧陵は代々続く醤油の醸造家で資産家であり、庄屋を務めた。これが名を高めた篤実家の功績である。梧陵の堤は現在も残る。

椿の季節(墨彩画)

2013-03-06 06:10:05 | 墨彩画
三月の入りたる声に迫りゐる
名のある寺の五色の椿      樋田哲仙

 名のある寺とは奈良・白毫寺のことである。この寺は関西花の寺第18番で萩の寺である。素朴な石の坂の参道の両脇に背丈を超える萩が見事で、その時期には参拝客でにぎわう。しかしこの寺の庭には樹高15㍍で八重の大輪の五色の椿があり、その名を成している。花弁は落ちても美しさを保っている。花の最盛期は4月中旬で、もうあと1ケ月で最盛期を迎えようとしている。 にほんブログ村 美術ブログへ

まだ早い金熊寺梅林(写真)

2013-03-04 06:12:27 | 写真
散策に拙きながら鶯の
鳴くに止まりて次の声待つ       樋田哲仙

 夕方近く日課の散策に出かけると灌木の茂みから鶯の一声が突然聞こえた。まだ、本来の鳴き声ではない。これからしばらく練習して上達するところである。一般人には鶯の鳴き声とは聞き取らない。地声でも、囀りでもない鳴き方であるが、確実に鶯である。まだ3月に入ったばかり早い声である。これは幸先の良い縁起の1日となりそうだ。

きょうは楽しい雛祭り(墨彩画)

2013-03-03 06:12:55 | 墨彩画
知ればすぐ出かけてみたき徳島の
萬余を飾る巨き雛段       樋田哲仙

 新聞に紹介されて知った。徳島・勝浦町人形文化交流館では今年第25回ひな祭りである。中央に高さ8㍍のピラミッド状巨大雛壇に1万体、窓や壁際に2万体で計3万体が飾られている。人形は全国で眠っていたものを贈られてきたもの。40日余の期間中に5万人が見物に訪れるという。全国では千葉県の遠見岬神社では参道の60段を雛壇に見立てて飾る雛祭り。長野・須崎市の雛祭りがビッグという。 にほんブログ村 美術ブログへ