哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

ながむとて 西行(書)

2009-04-11 05:45:52 | 
ながむとて花にもいたく馴れぬれば
散る別れこそ悲しかりけれ         西行法師

 西行ほど桜をを愛した歌人は珍しい。桜の多い吉野山は自然と足が向くのも道理である。歌意はじっと桜の花を眺めていると親しみが湧いてくる。その桜がやがて散り始めると花との決別がなんとも悲しくなると言い切る。樹木の摂理の無情は避けられないものがあり、1年後の再会を期するほかはない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。