
みかき守衛士のたく火の夜はもえて
昼は消えつつ物をこそ思へ 大中臣能宣朝臣
思う人のことばかり休むことなく思いつづけています。夜は夜で一晩中胸を焦がし、昼は昼で、また思い浮かべるばかりです。みかき守は御垣守と書き、御所を警護する者。今でいう皇宮警察のような人。諸国から1年交代で呼び出して護衛につかせていた。能宣は三十六歌仙の一人。
昼は消えつつ物をこそ思へ 大中臣能宣朝臣
思う人のことばかり休むことなく思いつづけています。夜は夜で一晩中胸を焦がし、昼は昼で、また思い浮かべるばかりです。みかき守は御垣守と書き、御所を警護する者。今でいう皇宮警察のような人。諸国から1年交代で呼び出して護衛につかせていた。能宣は三十六歌仙の一人。