哲仙の水墨画

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古今集第六十二番あたなりと(書)

2010-08-25 05:50:57 | 
あたなりと名にこそたてれ桜花
年にまれなる人もまちけり      詠み人知らず

 すぐに散って誠意に欠けていると評判になっている桜の花だが、一年にたまにしか来てくださらないお方でさえも、きっちり待っているのです。女性の作者自身が移り気の評判なことから、桜になぞらえている歌。