おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

報酬というもの

2018-02-05 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

 

 

報酬というものについて 徒然と ある意味?勝手なことを
シャベッテみたいと

一言で言うと 自己の労力に見合うものを自己責任の計らいで
依頼者さんからいただく

ということに尽きる 

とは言えるにしても・・・

 

今までの経験上 いまだに 教訓となっていることを基に 二 三

述べてみると・・・

 

あるフランチャイズ契約に関する解約に関し内容証明を

ということで 保健衛生関係業者である依頼者の相手は 

フランチャイズ業者の顧問弁護士さん

争いになるかどうかは定かでなかったが 依頼者と一応のお話をして

自分の考えも相談事項という範囲で述べ 内容証明として送ってみた

まずは 反論してくるだろう と そうなると争訟の色を帯びることだろう

から 弁護士法との関連で 充分に判断して その後の係わり合いは

キリッと運転方向を充分に見定めなければ と 回答を待っていたが・・・

依頼者には それなりの反応を示した雰囲気があったが その後

プッツリ 

どうやら 向こう側は 手を引いたと理解された

 

500万円超えの解約違約金を迫られた案件だったが 

そのときの

報酬は 

1万円での内容証明作業料

 

今思うと 相談内容からして そうとうな調べものをして 熟考して

さらに論点をミッチリ挙げて 潰しながら・・どうか徒な争いまでには

ならないように

という作業だったので 報酬アップを提案してもよさそう?だとは

思ったりしたが 一旦口に出し 提示したものは ということで 

報酬見直し提案は 止めた

 

 

例えば 1万円からですとスタート額だけの表示では お客さんは

ためらうだろうから とにもかくにも 最高額を提示し 仮にそれを

超える濃密な作業だとしても それも 自己責任

ということで そうとうな幅があるとしても 最低スタートと最高ゴール額

は ハッキリと示そうと その後 その方針をとっている

 

それと この件 その後の二三の件で 後だし報酬アップを提案しよう

としたり

してしまったことがあったが どうにも それこそ後味が悪すぎた

(某件では 相手の資力と それからも入ってくる収入からして これくらいの

追加でも 相手には極く微量のかすり傷程度にもならないことだろう

からなどと・・・あまり いいことではないだろうが 率直に言うと 相手の

懐次第で 多少の匙加減は つい つい してしまっていることなど

経験したり・・

反対に

どう考えても これ以上じゃ依頼者さんの暮らしぶりからして チョット

もらい難い なんて いう ある意味 余計なおせっかい 野暮?かもしれない

判定を 気まぐれに

してしまう 性分みたいなものが 私にはあったありする(自分なんかより

余裕充分の生活の方に オマケシテシマッテいたり)・・

そんなことだから いつまでも お金には縁がないのかも・・)

 

いずれにしても 後出し提案というのは ある意味 白紙委任状的な

人質をもらっているような具合で お客さんに迷惑もいいところの不安と

裏切りを示すようなことでもあるだろうから いっそ というより 最初から 

幅と最高額を提示しておくべき と 

 

そのように 相当な幅であっても というより そのような場合こそ 充分な

説明とともに 具体的数字で提案するようにしている

 

ある業務範囲などでは 100万円どころじゃない幅がある額を スタート時から

提案しておくことにしている(業務の性質上 致し方ないこともある)

どのような流れで 支流がつみかさなってもいいように 最後の本流を

見込んでの金額を示している 

そのようにしておいてさえも “ もうすこし 上位の報酬額にしておけば ”と

いう後悔があったりすることさえあるのだから

まったくのところ なかなか 苦心のいるものだ 

とにかく 提示した額以上のものは 後出し請求しなくていいようにと 

注意している

 

 

およそ3000万円の回収を依頼された弁護士が 3000万円の報酬を請求し

裁判になったことを記憶しているが 諸々の事情があったのだろうが 

なんとも悩ましいところ多き 報酬というものの扱い ではある

 

というわけで  自己責任原則に係わる余計なお世話のツブヤキの
一席噺のお粗末

で 失礼をば

 

 

それにしても いつの間にか 如月

 

ボヤボヤ ノソノソ と 事務所内を仕事の按配を考えながら歩き回ったり

位置的にどうみても茨城空港発着の およそ25度くらいの角度でのコースの

飛行機を 事務所の窓から雲の流れと一緒に眺めさせてもらったりしている 

この頃です

 

さーて サボってないで お仕事 お仕事

 

                  

 

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