おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

houseとhome

2013-08-02 | ◆ マンション管理業務  《 全般 》


脱法ハウス・ 不当?シェアハウス・ マンション不法?改造
などなど 居住空間に関する話題が 近頃多い

先日は マンションの一室を いわばシェアハウスのように運用
というケースがあった ような・・・
詳細なことは まだ
明らかでない とも言えることなので 断定的に記すことは控える
が・・・住むところは houseだけではなくhomeでなければ
と思うが




私が顧問として関与させていただいている某マンションは
約 400世帯 住人およそ1000人ほど
キッチリとした約束事を取り決めていなければ ある部分共同で生活を営むことなど とても無理 という世界

修繕については別の考え方があるが 改装などでは 上下階と同階左右の全住人さんたちの同意を得 なおかつ ひと月前には理事会に許可を申請をする というような運用をしているの
であるから 勝手に 改装してマンション一室内を 細切れにして住まわせること黙認 などということは まず あり得ないこととなる 
仮にあったとしても 即 原状回復
はなはだしい違反行為は それを原因として マンション共同体から退去 などということさえあり得る
一言で言うと 守らねばならない共同の利益に とても とても 反していることをしてしまったから


朝から晩まで それぞれ個性をもった住居の主が 一つの屋根の下に寝起きしているのだから
いくら 空間自体は区切られている とはいっても おおよそ その運用はオールフリーとはいかないことを 想像していただけると思う


私はマンション管理士(管理人さん ではなく)として マンション管理組合(住人さんが法的に強制参加する団体)の相談役として 関わらせていただいている
多くのケースでは 住人さんたちが依頼しているマンション管理会社さんとの間に ややトラブルのようなことがあったとき 住人さんたちのさまざまな対応にヒントを提供するようなことが 顧問的な関わりの きっかけ となっている

私のような立場の者がいることで 管理会社さんとの関係もスムーズにいくこと多し というところだ
もちろん 管理会社さん無しで自己運営をしているマンションさんの相談にも 応じている



理事さんのなり手がいない
住人さんの高齢化で さまざまなことがたいへんになっている
築後30年はとっくに過ぎ 修繕のことをどうしたらよいのか いまだ合意ができない
今さら 耐震化はどのようにしたらよいのか
などなど 悩みは尽きないところであるが
行政の関心も地域差がありすぎ
当県などでは ようやく 一部地方公共団体が 動き出した?
未だ ぜんぜんノーコメント NO関与という市町村が多いが

事が起きてからでは(というより もう起きているのだが)・・・
管理不全から いろいろ困難な処理の相談が 行政にぶつけられるようなことにならないうちに(たいがいのことは おおよそ 行政が関わらざるを得ないような流れになること多し)

空き家だらけに近いマンション放置により 近隣が様々な迷惑を蒙ることになる 等
例を挙げれば あれも これも・・・心配 気がかり
もっとも 基本は 自分の財産の管理は自己責任で
が当然なのだが マンションは 共有部 というヤッカイな?ところをかかえたりしているので・・・なかなか 複雑

行政がわれわれ管理士会と連携し サマザマな行動を実行し
マンション環境の健全な運用に力をいれているところも増えているのだが・・・
もっとも マンション管理士だけが 相談相手ではない
が マンション関係法規は なかなか個性的だ

われわれマンション管理士の全国組織も 内容の充実に向かって奮闘中 というところ
国民の実質的な力になれるよう制度設計検討中
誕生以来 おおよそ10年
何処の組織もそうだったでしょうが なかなか苦労といえば苦労があります
わたしも 地方の末端組織の一員として 微力ながら努めているようなことですが・・




さて いつの間にか? 8月
≪葉月≫ というのですね

いまのところ 梅雨の余の気配の日々
という感
夏休みの子供たちが チョッピリ不満げ
でも カーッという陽光が全ての緑をおおう 正真正銘の夏は
もうすぐなんでしょうから

体力温存 気力満載 でたちむかい 楽しみたいものだと思っています


それにしても 晩には 虫の音が楽しい頃に もうなっている

コオロギの声もするような?

寝床で それを楽しみながら という 今日この頃です

それと 今朝 今年一番のミンミンゼミを聴きました
やや? 2013年の夏を実感