おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

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2012-11-03 | ▽ タワイモナイようなお話も あるけれど


先日 某会議の後 なにげなく会場内のブックストアーに寄り
CD陳列ケースながめていると 気を引くアーチストのものがあり
しかも 思いのほか安価
安価もの内容も安価 とまでは思わずも
それもまた良し なにかの縁とばかり5個購入
事務所に戻り 仕事を一段落し お楽しみ時間とはなり・・・

と 望外の逸品を発見(もちろん 私にとってはの話)
ビル エバンスの 
“WHAT ARE YOU DOING THE REST OF YOUR LIFE?”
のライブ盤
ラッキーとばかり メンバーは? 演奏収録日は? 収録地は?
いつものごとく そういったものなどを知りたくなり 
ライナーノーツは如何ように・・・ と
しかし
一切記述無し 
というわけで この値段なのかな・・?
でも 気になって 知りたくて



本の場合にも 初版か再版か 発行日は
同一著書の 他の出版社 などと気になり


以前にも 同様のケースがありました
どうにもこうにも 演奏メンバーと演奏時期などが気になり
わざわざ ライナーノーツ欲しさに 購入時の40倍近い値で 
同一の内容物を外国から取り寄せ
なんぞということまでしてしまい 我ながら 困った性分




感動ものについては なにからなにまでdataにこだわってしまうという 癖 ?は   どうしてなんだろう
と考えたとき あることが頭に浮かびました


20歳のころ 東京で だったと思うが
《 七人の侍 》 を観ました
感動 などという言葉では表現できないほどの衝撃を受け
ストーリー部のフィルムは流れ終わっていても
席を立つことができず というより 体がこわばり 動けないような?状態 になり 
スタッフ紹介 撮影協力者紹介?等々全部が流れ終わるまで 
つまり
スクリーンに  が出るまで 一心不乱に眺めつづけていました

それまでの映画鑑賞では おおよそ本筋終了 即 席を立つ
というのが常態でしたが
この時以来という気がします 本編だけでなくその余の
その背景など いわば 関連DATA に興味をもたされたのは

映画館を急襲して 七人の侍 の宣伝の街頭ビラをなんとか
譲っていただき 我が家の天井に張り付け 寝ころびながら眺められるようにしたり
関連本を買いまくったり 黒澤明さんの脚本集を手に入れたり・・・・


ということで 高価な古物を意外な経路で安価で手に入れた喜びには
経済的利益という点ではほど遠いのですが
意外なところで予期していなかった欲しいものに巡り合えた時の喜びは
なんとも言えないものがあります
金銭的価値は ほとんどゼロでも 精神的喜びは 大 であります



というところで 仕事に戻ります
本日は せっかく四時起きをして仕事を と思ったのに
その ビル エバンスのライブ盤に耳を奪われ
効率よし とは言えそうもない11月3日文化の日の早朝
というところで 粗末な 小噺の一席でありました