おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

立て続けに

2011-09-21 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

台風の影響か
やや 風が強く 断続的にザワザワと音を立てながら
ほぼ 横殴りの雨が続いています
今 14時30分

さらに 勢いを増した降り様になってきました




事務所内温度22度
薄暗い昼下がり
調べものをするには 好きなシチュエーション
集中力が増すような・・・

台風被害の地も多いのに 不謹慎なもの言いですが・・・


只今 雨音を聞きながら 急ぎの調べごとと格闘中






息抜きに? ブログ(私の 呟き)

共同事業を営む団体は
おおよそ 社団と組合が典型
双方とも 人の集まり
決定的に違うところは ?

組合の団体性は社団に比べて弱い

社団は構成員の意思から独立しているところでの存在
一方 民法の組合は 団体員の個性を尊重する仕組み
ということから
組合員の脱退・加入 
全員の同意
代表者の行動     
全員の代理人
財産           
全員の共有(合有)
債務           
全員の無限責任


この 組合というものの捉え方は
広く 人の集まりでの法律関係の仕組を考える時
とても基準になるもの と私は理解しています
社団のありかたを考える時 さまざまな差異を認識し易いところがある






マンションの場合
特に 歴史あるところの住人間の決めごとでは
細かく検討すると さまざまなものがあり得
上に言う 組合的なものさえあるのです
そうであるので いざ マンション相手の法律関係を考える時
まずは どのような仕組のマンション管理組合か
組合型なのか 権利能力なき社団型のようなものなのか
正体を見極めることが スタートにならざるを得ないのです
第三者は 一見しただけでは とても相手にしにくい
誰を窓口に どのような進路をとれば核心にたどりつけるのか
権限の曖昧なところでの話は進めることができない

もっとも 標準的な規約があり 指針にはなっていることが多いのですが 必ずしも それに沿っている決めごとの団体ばかり
とは いきません

その点 法人化をしているマンションですと
一応の 強行法規の適用を強いられたりする部分もあるので
(すくなくとも 理事さんがいる 等)
形を伺い易くなります
マンションと法的に付き合う場面で
まわりの関係者が マンション管理組合のことを理解しやすく
見えやすくなります(人事などの点を登記して 公示されることでの周知もあり)

すくなくとも 契約の相手・調印の相手さがしの悩み は軽減するでしょう




このあたりのことは 今まで何度か 記させていただきましたのに なんで 今さら
と思いでしょうが
このような お話をさせていただくと 
興味しんしんで 膝を寄せてくるマンション役員さんと
“そのあたりのことは どうでもいいんだけどなー”という雰囲気の方と 見事に わかれるような・・・・

問題は このような部分を避けて通ることのできないはずの
プロの方のなかにも “そんな細かい 面倒なことは
あまり 問題にせずともいいのでは”
という姿勢の方がおられることさえある というあたり

私には 逆に 「いいなー そのあたりのことを気にせずドンドン一直線に業務をつき進めることができて 大胆」
と 感心するやら あきれてしまいそうになるやら・・・



というわけで
“畠山さんは 少し 細かすぎるんじゃないの
そんなところまで 調べ調べしていると
私なんか すぐに胃潰瘍になってしまいそう”
というような具合の直言進言を最近立て続けに受けてしまい
少々 考え込んで?しまいそうになりましたが
でも 生来の性格

プロたるものとして 日頃の自分のもの言い程度で理屈っぽい 
などとは とても言えない のでは?
生意気を覚悟でいわせていただくと 理屈少なすぎ 足りな過ぎるプロが多すぎる ような?
こういう理由だからこのような判断をせざるを得ないのです というような感じの話に あまりお目にかかれない気がする 
一般の方のほうが 理屈があって 話していてトッカカリがあったりするので助かることがある
理屈と理論 どこまでが どちら と言えないのが法の世界っぽいところかもしれません


極端になると 
法的な言葉を発する
理屈っぽくてイヤ
というような数式の持ち主さんさえいるようで・・・

私の崇拝する先生方からすれば
『畠山さん もうすこし 理路整然としたもの言いをなさい
理屈にもなにも なっていないでしょう
すこしは 理屈っぽいと言われるくらいになるよう 理論武装
に努めなさい』
と 叱られそうなのに・・・


というわけで
徳男君は 徳男君らしく
理屈っぽく? いや ほんの少しでも 理路整然に近づけるよう
努めていきたいものだとは 思っています

もっとも 硬い言葉を 上手に説明できることで
理屈っぽさ?を うまく 調理する腕が必要なのでしょうから
そのあたりは 謙虚に 努力していきたいと思っています

要は お客さんに 判って頂けるよう努める
判って頂けないよりは 多少理屈っぽくても
理屈を用いて判って頂ける方が まだ マシ と考えているのですが・・・

県民性みたいなところもあるような気がします
“そんな細かい話は いいがなー
もっと 理屈抜きでイキマッショ”

“もうすこし 理屈っぽすぎるくらいの説明デキマヘンカ”

というようなもので
ところかわれば なんとかで・・・

なかなか ムズカシイ