昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(214)日本人(44)

2011-08-15 04:11:01 | なるほどと思う日々
 明日行われる京都・<大文字の送り火>に、陸前高田の<被災松>を使う予定が放射能問題で一転、二転し、京都市は結局使用を断念した。
 
 
 被災者の鎮魂のために良かれと思って掲げた崇高な企画が、モンスターペアレントみたいなポピュリズムに、被災者のみ霊は鎮まるどころか翻弄される結果となり、世界遺産<京都>は苦悩している。
 なんとも情けない。
 

 一方、成田山の新勝寺の犠牲者供養の<おたき上げ>で使用されることが昨日明らかになった。
 被災松の皮の部分から放射性セシウムが検出されたとして、京都では計画が断念されたが、松の皮を削れば心配ないとして予定通り9月に護摩の木と一緒にたくことになったのだ。

 この報を受けて、世界遺産<京都>はふたたび考え直すのだろうか。
 そして、どうコメントするのだろうか。
 
 


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