昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(541)テキトーなトランプ大統領と強かな習近平主席

2018-08-27 04:58:03 | なるほどと思う日々
 トランプ米大統領と北朝鮮金正恩主席の「曖昧合意」のツケが表面化した。
 事前協議難航でポンペイオ氏の訪朝が中止となった。
 
 中国のポチとなった北朝鮮を意識せざるを得なくなったのだ。
 北朝鮮が意のままにならないことにやっと気づき、トランプはその背景にある中国に対して色々と難癖をつけだした。      
 

 そもそもトランプのやることは、テキトーで一貫性がない。
 それに対して国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正案により「終身独裁」の地位を得た習近平は違う。
 <歴史>を背景にした中華思想により世界制覇を目論んでいる。

 毛沢東の主治医を務めた李志すい(リチスイ)の言葉から読み解く。
 
「毛沢東を何よりも夢中にさせ、大半の時間をさかせたのは<中国の歴史>だった。彼は歴代王朝の歴史「史書」を愛読した。・・・富める国造りを達成して往時の栄光を取り戻す。反逆者、偶像破壊者でありながら、あえて中国を改造して、偉大な国家に仕立て上げよう、自分なりの<万里の長城>を築いてやろうという気概であった。おのれの偉大さと国家の偉大さとがないまぜになっていた。中国全体が毛沢東の意のままに実験できる対象だった。毛沢東が中国そのものであった。・・・

 まさに、<歴史>の浅い国と数千年の<歴史>の積み重ねのある国のリーダーの違いか?


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