昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(539)ハーバードでいちばん人気の国日本(1)新幹線のお掃除会社

2018-08-25 06:59:53 | なるほどと思う日々
 「ハーバードで日本は本当に人気なんですよ、尊敬されている国なんですよ」
 
 NHKのディレクター、コロンビア大学経営大学院のMBAを取得している作家でコンサルタントの佐藤智恵さんが言っています。

 ハーバード大学と言えば世界トップランク
 マイケル・サンデルという人気教授でも有名ですね。
「最近ではリーダーの品格、リーダーの倫理などを身につけるリーダーシップの授業に力を入れています」
 もちろん世界の政治家、起業家などの著名なリーダーを輩出しています。

「そんな中、今、必須授業で取り上げられている日本企業を紹介します。新幹線の清掃業務を請け負っている<JR東日本日本テクノハートTESSEI>という会社です」
 
「JR東日本から子会社のお荷物会社に58歳の時天下りさせられた矢部輝夫さんが大改革を始めるわけです」
 
「あなたがこのトラブルだらけの会社に役員として就任したら何をしますか?ということを喧々諤々と議論します」
「彼らは合理的に考えますから、賃金を上げるしかない。ロボットを導入すべきだ、などとといった意見が多かった」
「ところが矢部さんは最初の30日間でひたすら現場を回って一緒に掃除しました」
「とにかく現場で何が問題なのか、何をすれば彼らがやる気になるかをいうのを探りました」
「この会社を変えるにはやる気をださせるしかないという本質的なことに気づくわけです」

「皆さんがお掃除しないと新幹線は動けないのです。だから皆さんは掃除のおばちゃん、おじちゃんじゃない」
「世界最高の技術を誇る新幹線のメンテナンスを支える<技術者>なんだ、と清掃という仕事を<再定義>しました」
 ・・・*彼らを新幹線劇場のパフォーマーにした。・・・
    *礼をすることを徹底させた。 
    *<エンジェルリポート>という社内報を作った。
 「佐藤さんがお客さんの重い荷物を運んであげていました。床にへばりついたガムを鈴木さんが一生懸命はがしていました。素晴らしいことです」
 ・・・スタッフの間で強い信頼関係が生まれていった。
 そして今の「七分間の軌跡」があるわけです。
「それが今、JR東日本全体に広がっている」
「こんなリーダーシップがあるなんて・・・」
「一人のリーダーでこれだけ組織って変わるんだ」
 そういう事例を彼らはTESSEIの事例から学んでいるのです。

 
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