昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(343)悲劇の女王・朴槿恵

2017-01-02 03:29:14 | エッセイ
 弾劾され業務停止に処せられている韓国大統領朴槿恵が、昨日報道陣と新年の挨拶を兼ねた懇談会を行い、さまざまな疑惑について「嵌められた」と述べた。
 
 漢江の奇跡を起こし、韓国を1流の国家へと導いた父、朴正熙を父に持つ朴槿恵。
 
 
 幸せな時はわずかだった。
 
 彼女は父はおろか、母も暴漢の手で失う。
 しかし、彼女は国民の手で初の女性大統領に押し上げられる。
 
 そして、多分、意に反して反日へと向かう。
  
 歴史的、地政学的に、国民の意思に従ったのだ。
 しかし、今やその国民に裏切られ、「はめられた」と言わざるを得なくなった。
 まさに、悲劇の女王とご同情申し上げる。
 
 <好奇心コーナー>
 
 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「新年の辞」でICBMが最終段階に達したと強調した。
 同胞でありながら、死をかけて対決する朝鮮人民の悲劇。
 金正恩の父、金正日は朴槿恵を北朝鮮に迎えて彼女の父親朴正煕を絶賛している。
 
 自身の意向で暗殺した相手に「もし韓国に行くことがあったら、彼の墓参りをしたい」とまで述べている。
 まさに、<民族の悲劇>でもある。ご同情申し上げる。