昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

有名人(13)男と女の魅力(2)

2008-12-01 08:11:32 | 男と女の魅力
 <男と女の魅力2>

 フジテレビの中山秀征、飯島愛の番組に出演した周防正行、草刈民代夫妻が興味深かった。
 

 草刈は<ぱなし>だそうだ。
 服は脱ぎっぱなし、豆乳は飲みっぱなし。
「バレーをやる時は足を上げれば必ず降ろすだろう」
 旦那が注意しても改まらない。
 その時やる気のあるものがやればいいというのが奥さんの言い分。
 それで旦那が片づけることになる。
 奥さんが片づけをし始めると、旦那に手伝えと怒鳴る。

 周防はここ10年以上、<シャルウイダンス>以来映画を製作していない。
 あの映画の打ち上げで野球をやり、投手の彼はこてんぱんに打ち込まれた。
 昔野球で活躍していたことを自認している彼としては憤懣やるかたない。
 それ以来草野球に熱中していると言う。
「野球ばかりやってないで、映画の仕事をやりなさい!」と文句を言わなかったんですかと秀が尋ねる。
「そのうちその気になればやるでしょう」と草刈は別に文句言わなかったそうだ。

 草野球で力をつけた周防は、プロ野球の始球式に呼ばれた。
 ブルペンではカーブまで投げ、プロからも褒められたのに本番ではひょうろく球しか投げられなかった。

 彼の映画がハリウッドでリメイクされて、それを見た草刈は涙を流した。

 アメリカなら当然独自の発想があるはずなのにかなり自分のものの真似が多い。
 自分の作った映画にも涙しなかった草刈が、そんなアメリカ物になんで泣くのか周防が聞いたら草刈が答えた。
「また、同じシーンだわと、最初のうちは呆れていたが、そのうち自分の旦那のシナリオがこんなに評価されているんだと思い直したら、ウチの旦那ってすごいんだと涙が出てきた」

 旦那は<ぱなし>を片づけながらも、バレーしっぱなしの奥さんの姿勢に敬意を払っている自分を感じるという手紙を奥さんに贈った。

 すばらしきご夫婦に拍手。