みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

小岩井農場から

2015年01月24日 | 言葉のトリビア
時々、す~と、胸に沁み込むような詩に出会うことがある。
新聞の文化欄に載っていた、宮沢賢治「小岩井農場」の一節

=====
もうけつしてさびしくはない
なんべんさびしくないと云ったところで
またさびしくなるのはきまつてゐる
けれどもこれでいいのだ
すべてさびしさと悲傷とを焚いて
ひとは透明な軌道をすすむ
=====

「すべてさびしさと悲傷とを焚いて ひとは透明な軌道をすすむ」が
特に印象に残る。
さびしさと悲しみを燃やして、明日を照らすのだ。
銀河鉄道も、透明な軌道を走ったのだろうか?

省みて、自分。
このところ、忙しくて切羽詰まった日々をなんとか乗り切るだけで精一杯な感じで、さびしさを感じる余裕もない。。。
これでいいのか?
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2 コメント

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忙しくて、なにより (花兎♪まーりん)
2015-01-25 17:09:46
充実して生きている証拠ですね~~^^

その詩のようなまっすぐな生き方は、
このややこしい現代では無理なのかも^^;

私も、ぼんやりしている割には
なんだか忙しくて(笑)
寂しいという気持ちにはならないですね~~
おかげさまです。
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Unknown (そらみみ)
2015-01-25 22:39:26
まーりんさん、ありがとう。

確かに、忙しいのは、ありがたいことですね。
忙しさのあまり、感謝の気持ちも、忘れてしまっていたかも・・・。

もうひと踏ん張り、頑張るとします。
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