みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

眠れる森の美女

2020年02月15日 | バレエ
夜は、バレエ鑑賞。
再び、美しい踊りの世界に、すっかり魅了された。
予想よりもずっと良かった! いい方に裏切られた。
どのバレリーナさんも素晴らしいと思ったけれど、
主役の二人はもちろんとして、中でも、リラの精が、お気に入りだった。
岡博美さんと言うダンサー、円熟なしなやかな感じがあって、ひときわ、美しいと思った。

会場のティアラこうとうの大ホールは、わりとコンパクトで、2階席からでも、舞台が近い。
やっぱり、近いと、感動も増す気がする。
チャイコフスキーの音楽も素晴らしいし、夢の中の3時間だった。
年末に弾いた花のワルツを改めて聴衆として聴くと、踊りがある場合は、わりとゆっくりなんだなあと思ったりもする。

総合的には、昨年末のくるみ割り人形よりも、眠れる森の美女の方に、軍配が上がる。
個人的には、あの残酷な赤ずきんちゃんと狼のグリム童話も、大円団になっているのが嬉しい!
なんて心憎い台本。

生オケのバレエ鑑賞は、とても満足度が高いので、これからも、少しずつ足を運んで、
好きな演目、好きなバレリーナさんを増やしていきたいなあ。









東京シティ・バレエ団
@ティアラこうとう大ホール
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川口節子バレエ団~くるみ割り人形

2019年12月21日 | バレエ
2週間前の松岡玲子バレエ団のくるみ割り人形の時に、川口節子バレエ団のものがあると知り、
これも見てみたい!と思い、鑑賞することに。
ゴールドメダリスト共演!の歌い文句に、まんまと乗せられた感じ。

2回目とあって、ストーリーもだいぶん分かってきているので、落ち着いて、じっくり楽しめたかな。
今回も、優雅な踊りにすっかり魅了されて、大満足だった。
夢を見ている感じ。

舞台の中の幕をうまい具体に使って、演出も楽しめた。
ねずみ王が倒れた後の、救急車の演出は定番なんだな・・・。

クリスマスは、くるみ割り人形に限る!
この年になって、ようやく、クリスマスの王道の楽しみを知ったのだった。





金平糖の精:野黒美 茉夢
雪の女王: 高橋 莉子
指揮:稲垣 宏樹
中部フィルハーモニー交響楽団
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初くるみ割り人形

2019年12月08日 | バレエ
朝、バイオリンのレッスンに行って、先生と雑談していたら、夕方、くるみ割り人形の本番があって、先生も乗られるとのこと。
もう、いい席はないように思ったけれど、たまたま予定もなかったので、ダメ元で急遽、行くことにする。

これが、当たりだった。
当日券は5階席(天井が近い!)しか出ていなかったけれど、早めに行ったので、わりと中央寄りで、双眼鏡(←山用!)も持参していったので、ダンサーの表情までバッチリOKだった。
舞台いっぱいに繰り広げられるコールドも、よ~く分かる。(上すぎて、ジャンプの高さは?だったけれど)

しばし、優雅な踊りの世界に魅了された。
2幕の方が、楽しめた。
有名曲がオンパレードで、華麗なダンスが続く。
先々週のオケの本番ではないけれど、あっと言う間だった。

ほとんど予習ゼロだったので、曲名が頭に入っていなかったのは、残念だったけれど、そんなことは全く問題にならないくらい、魅了された。
救急車の今風のユーモアのある演出には、笑わされる。
フィナーレの、恐らく特注なんだろう、超ゴージャスなクラッカーやら、チビッ子ダンサーのジングルベルのパフォーマンスも微笑ましく、楽しい。

地元を代表するバレエ団で、先生が乗られてる生オケで、極めて、対費用効果の高い(←仕事に脳が汚染されている!)、くるみ割り人形だった。

クリスマスシーズンに、どうして、こんなに「くるみ割り人形」が愛されているのか、肌で感じることできた。

2週間後、もう一回、別のバレエ団で生オケであるので、かなり心が揺れるなあ・・・。
個人的には、2019年はチャイコフスキーの年だったなあ・・・。



@愛知県芸術劇場大ホール
松岡伶子バレエ団
中部フィル
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白鳥

2016年02月20日 | バレエ
念願かなって、バレエの王道、白鳥の湖を観てきました。
全4幕。初白鳥。とてもよかった!

やはり、踊りに、魅了されっぱなしだった。
難しいことは分からないけれども、優美なのはいい。
変幻自在な白鳥の群舞は、ほんとうに美しい!
主役の王子はさすがで、優雅な物腰に、場が締まる。
1幕の素朴な村の娘の踊りや、生き生きとしたパ・ド・トロワも、よかった。

特に印象に残ったのは、3幕ラストの急転直下から4幕。
4幕の最初、ドライアイスの中に白鳥のサークルが浮かびあがる幻想的な演出は、鳥肌が立つくらい、素晴らしい光景だった。
そして、何といっても、ラスト!
光射す、それこそ「愛が勝つ」な結末が、よいではないか。
(予習したら、悲劇バージョンもあるとのことだったけれど、音楽的にも、やっぱりハッピーエンドだ。)
このフィナーレのように、希望をもって、明日を歩みたい、と思ったりする。

たっぷり、オーケストラの音も聴けた。
バイオリンの独奏や、大好きなハープも随所で聴けて、生オケのバレエは、満足感が高いなあ。

そう言えば、あの白鳥の旋律は、実は、この日、見るまでは感涙必至の旋律だったので、
あまりにも泣けてしまったら、困るなあと思っていたけど、
意外なことに、まったく泣けなかった。
念願かなって、あのオーボエの旋律を初めて生で聴けたのに・・・。
何故? たくさん聞き過ぎて麻痺した? あるいは、踊りに気を取られすぎたか?
今回、開演前に、個人的に、すったもんだがあったので、そのせい?ん~。

また、観に行こう!

名古屋市民会館フォレストフォール
中部フィルハーモニー交響楽団
指揮:稲垣宏樹
演出:振付:篠原聖一
王子:ワディム・ソロマハ
第38回中部バレエフェスティバル
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ジゼル

2015年11月14日 | バレエ
久しぶりにバレエ鑑賞する。
控え目に表現しても、かなり良かった。
終演後も、もっと、もっと見ていたかったなあ・・・。

ソロも、息のあったデュエットも、舞台に織り成される群舞も好き。
ダンサーの皆さんの立居振る舞いが、本当に優雅で・・・。

陽気な田舎の第1幕、可憐な空色の衣装のジゼル。
神秘的な亡霊たちの第2幕、夜の森の中、妖しく空中に浮かびあがって、動いていく様子が、印象的だった。(照明もよく考えられている)
妖精の白の群舞も、見応えがあるなあ。
そうそう、チェロとクラリネットとハープの三重奏も、美しかった。

本当はチャイコフスキーの王道がいいな!と思いつつ、ちょっと妥協したジゼルだったのだけど、
期待を、ものすごく良い方向に裏切られて、素晴らしかった。
1幕と2幕が対照的で、中身が濃いのかな?

本編とは全く関係ないけれど、カーテンコールのあいさつの後、ヒロインの後ずさりが仕草が、とてもチャーミング。
妖精たちに踊り殺される死に方というのは、悪くないかもしれない???
後で知ったけれど、ここのバレエ団は、真央ちゃんが在籍していたんですね。


(写真は越智インターナショナルバレエのページから頂きました。)


越智インターナショナルバレエ、セントラル愛知交響楽団
@愛知芸術文化劇場 
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岩田守弘氏

2008年12月10日 | バレエ
12月某日
帰宅後、テレビを見ていたら、バレエダンサーの話
ボリジョイバレエ団で唯一外国人ソリスト?を務める岩田守弘氏。

回転技、びっくり。回転しながら顔が正面を向いて静止するところ。凄いなあ。
それに氏の語る言葉がいいではないか。

「弱みは最大の強みになる。」
「人間って、いい時は結果が出るけど成長しない。悪い時に、成長していると思う。」

ミューズの神様に弱いそらみみなのであった・・・。
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花のワルツに魅了され

2006年05月21日 | バレエ
バレエを観た。
ロシアバレエフェスティバル'06という催しで、「国立ロシアバレエモスクワ」(一行40人)と地元のバレエ団とのジョイントの公演。小さい子供の踊りもほほえましいのだけど、一流のバレリーナの踊りは、やっぱり凄いなぁ。魅了されてしまう。

一番印象に残ったのは、くるみ割り人形の「花のワルツ」だろうか。命を吹き込まれた花弁がやわらかく舞っていた。大好きになった。
同じく、くるみ割り人形のグラン・パ・ド・ドゥも観られて満足。この曲は、やっぱりピアノでも弾きたい・・・。「白鳥の湖」の4羽の白鳥の踊りも、実際、目で見るのは初めてで、きびきびと見事に動きが揃っていて、気持ちいい。猛烈に高く跳ぶダンサーがいて、会場はどよめき(彼の名は?)、「海賊」のお決まり?のグルグルで会場は沸く。

フィナーレの全員登場で思ったのは、色とりどりのきれいな衣装の中で、圧倒的に映えるのは「真紅」と「黒」か。

あと、今回、双眼鏡を持っていったのは正解で、踊り手の表情まで、よく見える。皆さん素敵な表情をされてる。S席の後の方の席だったけど、8倍の倍率で、ダンサーが一人ちょうど収まるぐらい。ホームセンターで手に入れた1000円ちょっとの双眼鏡だけど、大活躍。

ただ、一つだけ不満が・・・。音が・・・。電気の音は、突き刺さる。電気じゃないオーケストラの音で、バレエを楽しみたいなぁ。

この催し、全国、いろんなところを回るんですね。

(バレエの記事は1年ぶりだなぁ・・・。)

in ロシアバレエフェスティバル'06 江南市民文化会館
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世界バレエコンクール クラシックバレエ ファイナル

2005年07月16日 | バレエ
今日は世界バレエ&モダンダンスコンクールのクラシックバレエ部門ファイナルに行く。
世界バレエ&モダンダンスコンクール
バレエ鑑賞は、まだ入門したばかりで、わからないことばかりだけど、美しい舞に、うっとり見とれて、至極、満足。内心「凄い」「凄い」を連発。男性ダンサーの高い跳躍、切れ味のある回転、流れる線の美しさ、男の目からみても、惚れ惚れする。
上手い、上手くないはよくわからないのだけど、クラシックの作品の中で、気に入ったのは「タリスマン ヴァリエーション」というもの。繊細で揺れるような女性美が特に印象に残った。
クラシックもよかったのだけど、コンテンポラリー(最近の振り付けの)作品がより楽しめたかな。思わず会場が笑いの渦になるようなユニークな作品(振り付け)や、コミカルな踊り、男性ならではの激しさ力強さを表現したもの、さまざまで、ほんとうにバレエって、体を使った動く芸術であるなぁ、と思う。
しかし、ほんとうに様々なコンテンポラリー作品、一体どんな観点で、審査をするんだろうか?疑問?
2回の休憩をはさみ、4時間の長丁場で、正直、疲れました。(コンテンポラリーが後でよかった・・・)
(追記05/07/17)
そう言えば、ピアノの先生によれば、バレリーナの多くの人は、バレエが上手くなるために、ピアノを習うのだそうだ。確かに、表現上のメリハリ、自然なリズム感・・・。ピアノを美しく奏でることと、バレエを美しく踊ることは、相通じるものがある。
美しさの基本は、背筋がすくっと伸びていること、変な力が入っていないこと、しなやかなことだ。
結果発表でコンテンポラリーで印象的な方が、上位入賞だなぁ。いいなぁと思った人が上位入賞するの嬉しいですね。
・アレクサンドル・ブーベル「ランチ ブレイク」
・ヤナ・サレンコ「ラ・ランデヴー」
・キム・ヤンヨン
・ダニイル・シムキン

バレエなんか、女性の楽しむものという偏見で、人生何年も、損してたかもしれない。自分で勝手に壁を作ってしまわないようにしないと・・・。
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