みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

シャバンヌ展

2014年02月25日 | 絵・写真・美術館
シャバンヌ展を観てきました。
出張が予想外に早く片付いてしまったので・・・。
シャバンヌ。知らない画家だったけれど、19世紀中ごろのフランスでは、かなり有名な画家だそうです。
新聞の文化欄で知って、気になってました。

実際、観てみて、柔らかく清々しい画風は、とても好みでした。
「清澄」「清明」と言う言葉が、しっくり来る。

展示されている作品の中では、「労働」と「休息」が、いちばん気に入った。
ちゃんと働いて、ちゃんと休む。
それが自然で、美しいことだな。

知り合いが、藤田嗣治と共通するものがあると言っていたけれど、なるほど、藤田嗣治はシャバンヌの影響を受けている気がする。

老境になって、ますます、画風が澄んでいったという点も、印象深い。

ピアノ演奏も、こういう絵画のような境地に少しでも近づけるといいなと思う。


「労働」
鍛えられた肉体は美しいぜよ!


「休息」


「海辺の乙女たち」
遠近法が弱くて、不思議な緊張感を湛えていた。


「諸芸術とミューズたちの集う聖なる森」
天文学の女神が、好きでした。

@東急BUNKAMURA
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ヤンネ・メルタネン ピアノリサイタル

2014年02月23日 | ライブ&コンサート
この日は、ヤンネ・メルタネンというフィンランドのピアニストのリサイタルへ。
詩情あふれる素晴らしい演奏だったと思う。
ショパンの曲も、心なしか、北欧的な響きに聴こえる気がする。
音色がとても綺麗。くぐもった音から、輝かしい音まで、音色がとても多彩。
微かな光の有難さを感じるような演奏だったなあ。

あと、プログラムの構成の妙も思う。
ノクターンのOp9-1,2,3も、続けて聴くと、ソナタの1楽章、2楽章、3楽章のように聴こえる。
Op9-2は、単独で弾かれるよりも、より緩徐楽章のような色合いを帯びていたような・・・。
まさに、ノクターンの中のノクターン!
ノクターンのOp9-1,2,3は、ソナタ「ノクターン」と呼ぶのはどうかな?混乱するか・・・。(笑)

お気に入りのショパンの曲から、組曲になるように曲を選んで、より観客の心に響くプログラムを作るのは、面白そう。

久しぶりのピアノリサイタルだったけれど、ピアノも素晴らしいなあ!と改めて思う。
定期的に行くようにしたいですね。

帰りは、仲間と会食して、音楽のことをいろいろ話す。
楽しいひと時だった。





ショパンとシベリウスの選曲、よかったなあ。




シベリウスの子守唄、可愛らしく、愛らしい、素敵な曲でした。

@宗次ホール
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ピアノの神様の名誉にかけて

2014年02月22日 | ピアノレッスン
このところのピアノの記事が滞っているけれども・・・、
ピアノの神様の名誉にかけて?、弾いていないわけではないので、状況をメモっておきます。

昨年のピアノ会の後、取り組んでいるのは、
 ・ショパン/幻想即興曲
 ・ショパン/スケルツォ2番
 ・バッハ/フランス組曲5番のアルマンド
 ・ベートーヴェン/悲愴ソナタ2楽章
 ・ドヴォルザーク/スラブ舞曲10番(プリモ)
(・A Whole New Worldの伴奏、頼まれて・・・。)

ショパンは昔弾いてた曲の思い出し弾きだけど、2週間くらいで、20⇒70%ぐらいに復活。
新曲もこんなふうに弾けるようになったら、どれほど、素晴らしいことか!
改めて、ショパンの弾き応えは別格ですね。芯から揺さぶられて、とても高揚する。

フランス組曲のアルマンドは、掌に載せて可愛がりたくなるように愛らしい曲。
不穏を秘めたところも、なんとも魅力的。

悲愴ソナタのアダージョは、ほんと、深い優しさに満ちている。

スラブ舞曲の土の匂いと哀愁・・・。

と言うことで、名曲たちを愛でつつ、ポコ・ア・ポコで、進んでいるのでした。

先日、長期出張の話があり、決まってしまったら、ピアノが弾けなくなってしまう!
(バイオリンは持って行けるからいいけど)
弾けるうちに弾いておかないと!との思いが強くなり、慌てて、弾いてました。(笑)

あと、まだ出られるか分からないけれども、4月下旬に発表会も控えていて、曲、どうするべ???
と思案中でした。
(電気文化会館のコンサートホールで、とてもいいところなので、出てみたいけど・・・。)

今年の冬は寒かったけれど、この寒さも、恐らくこれが最後のはず。
もう間もなく、春が流れ込んできますね!
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冬の大五角形

2014年02月21日 | 雑記
帰り際、ふと夜空を見上げると、ベテルギウスを中心に、五角形が見事!

リゲル、シリウス、プロキオン、ジュビター、アルデバラン

冬の大六角形は、ちょっとひしゃげて無理があるなあと思っていたけど、
この夜、眺められた五角形はとても綺麗。

変幻自在なジュピター、心憎い奴。

そういえば、少し前、シベリウスとシリウスは親戚なことに気付いて・・・、
彼らに何か関係があるのかな?と気になる今日この頃でした。
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遠いオーケストラ

2014年02月02日 | ライブ&コンサート
この日は知り合いからのお誘いがあり、久しぶりにオケを聴きに行く。

管弦楽の響きは、とても多彩で、やっぱりいいなあ。
いつも以上に、木管の音色が心に沁みる。
思いの外、ハープの音が聴こえてきて、新鮮。
溌剌としたパーカッションを見ていると、自分もやってみたいと思ったりもする。

大好きだと思っていたブラームスの3番は、実はかなり忘れていて、懐かしい。
勇ましい4楽章は、やっぱりものすごく好きだった。

なんとなく、いつか自分も弾けるかな?という観点で聴いてしまったけど、まだまだオケは遠いなあ・・・。
10年?

終演後、ピアノ会の皆さんとの歓談も楽しい思い出ですね。


ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」 Op.92
チャイコフスキー:幻想曲 「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32
ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90
指揮:佐伯正則
演奏:名古屋シンフォニア管弦楽団

@愛知県芸術劇場 コンサートホール
コメント (2)
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