みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

奈良の秋の光景

2005年11月30日 | 雑記
奈良で印象に残った景色です。
山でもそうなんだけど、朝と夕方の光は、魔法の光です。ヘボヘボカメラマンでも、少しは、よさげな写真が撮れるので。
今週末が紅葉の見納めでしょうか。あと、ポイントは水の近くですね。
ビジュアル系の京都にはかなわないかもしれないけど、地味な奈良も、なかなかのものです。

その1 東大寺~金色野~
ピアノ的にはニ長調の世界です。


その2 春日大社~ネガポジ~
早朝の春日大社、とても静かでした。


その3 興福寺~夜明け~
右端に鳥が小さく写っているのでした。


その4 薬師寺~夕暮れ~
友人曰く、派手な薬師寺の西塔も、逆光のおかげで風格が出ます。


その5 正暦寺(しょうりゃくじ)~紅葉~
NHKで放送されたらしく、大変込んでました。満員バスが嫌で駅まで1時間半歩くことに・・・。


その6 浮御堂~鏡~
鏡よ、鏡。


その7 奈良公園・鷺池 ~かえで~
同じく、鏡よ、鏡。
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手向山八幡宮(たむけやま)の紅葉

2005年11月28日 | 雑記
手向山(たむけやま)八幡宮での紅葉も良かった。
春日大社から東大寺に向う途中にある手向山八幡宮。ここの紅葉もたいへん鮮やか。
黄色から、オレンジ、紅への息を呑むような見事なグラデーションで、まるで錦の波が押し寄せてくるよう。


手向山と言えば、菅原道真の百人一首の歌だろうか。現地には、歌碑もあったのだけど、

このたびは幣(ぬさ)もとりあへず手向山もみぢの錦神のまにまに
(菅家)

詳しくはこの辺りで

本当に、神に捧げたくなるような、錦のもみぢで、菅原道真が歌に詠むだけのことはあるなぁと思った。
満足。

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奈良公園・浮御堂(うきみどう)

2005年11月27日 | 雑記
昨日、今日と奈良にて紅葉狩り。
天気に恵まれて、印象深い美しい景色に出会うことができた。
写真は、奈良公園は鷺池の浮御堂(うきみどう)。
ただただ静かで美しい朝だった。ちょっと大げさかかもしれないけれど、この世のものではないなぁと思った。
早起きしてよかった。
この浮御堂は近鉄奈良駅から歩いて20分ほどだろうか。こんないい場所が駅から少し行ったところにあるなんて。関西の人が羨ましい。お気に入りの場所になりそう。

くれないの祈りの朝や浮御堂
(そらみみ)

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幸運の乗車券

2005年11月26日 | 雑記
今日は少しいいことがある。
お客さんの所に向う途中、地下鉄の駅で切符を買おうとしていた。
すると、見ず知らずの御婦人が、すたすた寄ってこられて、「もう使わないから、これ、使ってください。」と一日乗車券を差し出される。
鈍いそらみみの「??、いいんですか?ありがとうございます。」の一声が、伝わったかどうか分からないうちに、さっさっさと去られてしまう。
咄嗟に笑顔ができただろうか?地下鉄の中では、幸運の乗車券を握りながら考える。
言い訳はいろいろある。お客さんに、ちょっと嫌なことを報告しないといけなくて、少しトホホの気分だったこと。普段、こういう突然の親切って、慣れてないし・・・。でも、あの場合は、やはり笑顔が必要で、いつでも反射的に笑顔になれる余裕というものが、欲しいなぁと思う。
そらみみ君よ、まだまだ修練が足りんな・・・。

そして、もう一つ悔やまれるのは、この幸運の一日乗車券をリレーできなかったこと。
仕事を終えて帰る途中、この幸運の一日乗車券を、見ず知らずの人に渡す元気はなかった。
やっぱり、言い訳は、いろいろある。疲れて、ディスプレイを覗きっぱなしで、充血ぎみの目をした変な男が、「あの~、これ使ってください。」では、多分、気味悪がられるに違いないと。
でも、やはり、いい思いつきは、実行しないと・・・。そらみみ君、もっとタフにならないと。

思うのだけど、日本中の鉄道で、一日乗車券が毎日何千?何万枚?と発行されるのだろうけど、その中の何枚かは、幸運のリレーで繋がって、数奇な旅?を辿るんじゃないかな?
それら一日乗車券の一日限りの数奇な旅?を、映画にしても面白いかな?などと空想しつつ、今日はおしまい。
(明日から、というか、もう今日だけど、古寺巡礼で古の都へ)
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小紫(こむらさき)

2005年11月23日 | 雑記
小紫の実。紫式部のミニ版。
日差しを受けると、紫の真珠のようにきれいに輝く。

ピアノ的には、もちろん、この丸い一つ一つの実は、一つ一つの音。

そろそろ秋も最終章ですね。
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音のイメージ

2005年11月22日 | 俳句・短歌
自転車のベルはシの音秋澄めり
(千葉市 伊澤玲)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
少し前のNHK俳句で入選していた句。そうだ、そうだ!と感心。
なるほど、自転車の凛としたベルの音には「シ」がお似合いだし、秋の澄んだ空気にも「シ」の音がピッタリ来る。

ちなみに、個人的に「ソ」は5月の青空だし、「ファ」は柔らかな4月の春の空気。「ミ」は明るい夏の色。いや「ミ」には夕焼け空が似合うかな?
という感じで、音といろんなイメージが繋がってたりする。
こういう音の感覚、自分だけじゃなかったみたいだ。

でも、実は、単純にサウンド・オブ・ミュージックの「ドレミの歌」の影響かも?(笑)

あと「ミ」と夕焼けが繋がっているのは、ミ → みかんのミ → みかんの色はオレンジ色 → オレンジ色の空は夕焼け空 だろうな。多分。(笑)

さぁ、皆さんの、音シリトリはどんな感じでしょう?
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デ・キリコ~手塚治虫~スターウォーズ

2005年11月20日 | 絵・写真・美術館
昨日、デ・キリコの絵を見たのだけど、むむむむむ・・・。不可解。デ・キリコは、イタリアが生んだ20世紀最大の画家。形而上(けいじじょう)絵画、なのだそうです。「形而上」の言葉の意味だけは、何度辞書を引いても、ピンと来ない。広辞苑では「現象を超越し、その背後に在るものの真の本質、存在の根本原理、存在そのものを純粋思惟により或いは直感によって探求しようとする。・・・」(正直、頭の中がもじゃもじゃ・・・。)
大雑把に捉えて、見た目ではなく中身、本質を見よ。ということだと思うのだけど・・・。

「橋の上の戦い」の絵など見ていると、なんだか手塚治虫の漫画との共通項を感じるし(ブラックジャックにはキリコという名の医者が登場してたなぁ)、特徴的なマネキンの像を見ていると、松本零止の銀河鉄道999やらスターウォーズも大いに影響を受けてるのだなぁと思う。


表情のないマネキンで様々な事象を表現したデ・キリコ。ふつう我々は顔の表情に大いに惑わされるのだけど、形や物体の配置で、いろんなことを表現できるのだなぁと感心する。


写真は、上から、「橋の上の戦い」「孤独な詩人」「不安を与えるミューズたち」

in 松坂屋美術館(展覧会は今日でおしまいでした。)
コメント (4)
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中村紘子さんと握手する

2005年11月19日 | ピアノ
中村紘子さんのリサイタルに行く。流麗なモーツァルト、フランスの明るい光が踊るようなドビュッシー、ラベルのおどろの夜、華麗で縦横無尽、息つく暇もないリストの大スペクタルと、改めて、ピアノの魅力を堪能。アンコールもショパンの名曲を中心に5曲も。大満足。

終演後はサイン会に向かい、「自分もピアノをやるので、是非、握手して頂けませんか?」の一言に、「まぁ!」と発せられて気軽に応じて頂けた。気さくな人柄が感じられる。とても温かくて柔らかい手。(昨年の加羽沢さん、クオレの井波さんと、なんだかピアニストと握手するのが趣味になってきたかも・・・)

でも、出だしは、ちょっとびっくり。女史もきっと冷や汗ものだったのではないかな?
1曲目の、モーツァルトK.331(トルコ行進曲付)の第1楽章はミスタッチも幾つかあったし、第2楽章は最初の1/3ぐらい弾いただけで、第3楽章に入ってしまう。多分、暗譜落ちされたんだろうな・・・。ちょうど大きな楽句の終わりだったから、この曲を知らない人には、ちょっと2楽章が短かったなぁと感じるだけだったろうが・・・。
このソナタは自分の愛奏曲なので(といっても第1楽章だけ)、たまたま、よく分かったのだけど、中村紘子さんのようなピアニストでも、こういう事件があるんだなぁ・・・。自分が人前演奏で、ビクビクするのも、まぁ仕方ないか・・・。と変なことに納得。

中村さんのピアノは、自分の拙い耳には、どちらかと言うと人工的、硬質で、輪郭のくっきした、決然としたピアノに感じられる。甘系の曲(例えば、今回のアンコールにあったショパン「別れのワルツ」など)、自分の好みに合わない曲も一部あるのだけど、でも生で聴いてみると、やはり素晴らしいピアニストだなぁ、好きになった。今回はフランス~スペインのラテン系で統一されてたんですね。

~プログラム~
モーツァルト「ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331」「ピアノ・ソナタ第9番イ短調K.310」「ピアノソナタ第18番ニ長調K.576」
ドビュッシ「2つのアラベスク」 ラヴェル「ソナティナ」 グラナドス「哀歌 又は 乙女とナイチンゲール」 リスト「スペイン狂詩曲」

(アンコール)ショパン「ノクターン遺作」 ラフマニノフ「鐘」 ショパン「ワルツ9番」「ワルツ1番」「革命」

in 豊田市コンサートホール
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ディスプレイサイズと肩凝り

2005年11月18日 | 雑記
ここ数週間、ひどい肩凝りだったのだけど、ようやく治ってきた。
この2、3年、肩凝りとは縁のない生活を送っていたのに、急に、劇症肩凝りと言うか、まるで背中に大きな出来物があるような、ひどい痛みに見舞われてた。
朝、起きた時から、すでに肩凝り。
夜、ピアノを練習する時も、たいへんな苦痛。

困った・・・。

なぜだ?と考えつつ、思い当たること、一つ発見。

それは、仕事で使うパソコンが変わったこと。

ちょうど1ヶ月前に職場が変わり、仕事用のパソコンも17インチの大きなディスプレイのパソコンから、小さなサブノートパソコンにチェンジ。
17インチサイズだと、ディスプレイと向き合った感じで、背筋が伸びているのだけど、小さなサブノートだと、知らず知らずのうちに、前かがみで、小さな画面を覗き込むような猫背になりがち。
なにしろ、毎日、朝9時から夜9時ぐらいまで、12時間近くパソコンに向かって作業するのだ。パソコンに向っている時の姿勢が影響しないわけがない。

それに気付いて、意識して姿勢を直したら、随分、楽になった。

肩凝り気味の方には、ノートパソコンは勧められないなぁと思った。
これで、ピアノの練習も普通にできるなぁ。

そらみみよ、姿勢の大切さ、ゆめゆめ忘るることなかれ。
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101回目の作文

2005年11月17日 | 音楽
あぁ、いい話だなぁと思った。お気に入りのクオレ、井波さんの101回目の作文
クオレの歌は、この作文のように、爽やかで、明るく、前向きなのだ。多分、そういうところが好きなのだ。
今年もあと1ヶ月少しだけど、この1年で一番たくさん聴いたのは、間違いなく、クオレの歌になるはず。
職場に向うのが、なんとなく気重に感じる時、一番、前向きになるのが、クオレの歌だった。
仕事で疲れた時、一番元気が復活するのが、クオレの歌だった。

今朝、目が覚めた時、ふと気付いたのだ。今、一番欲しいものは、クオレの3rdアルバムだということに。遊佐未森さんよりもクオレだなぁ。(ごめんなさい)3rdアルバム、早く聴きたい。
そして京都の街を歩いて、クオレのライブを聴きに行きたいなぁ・・・。と思ってる今日この頃。

(写真は万両の実)
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