みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●プレリュードOp28-17 へ

2022年06月26日 | ピアノレッスン
早くも盛夏到来で、なんとなく夏バテ気味の中、ピアノレッスンだった。
曲は、弾き続きのショパンのソナタ3番3楽章と、新たに同じくショパンの24の前奏曲の17番!

<ショパン/ソナタ3番3楽章>
ピアノ会の前に集中して練習した後で油断もあり、プレリュードを形にするのに必死で、あまり練習できなかった。
案の定、記憶劣化が発生して、躓きまくり。
致命的な音価ミスも発覚。(ピアノ会では恥ずかしい演奏をしてしまった・・・。)
1つ目のテーマは、リズムが前のめりになってしまっているとの指摘。
弾き込むことによる劣化にも要注意。

<ショパン/プレリュード Op. 28 -17>
前弾いていたOp.45のプレリュードが卒業になったので、レッスンに持ってゆくため、集中して練習して、なんとか間に合った!
譜読みし始めて、かれこれ3か月ぐらい?
ロマンチックな歌心あふれる佳曲。綺麗に弾けるようになって、いつか大好きな人に捧げたいと思える曲。
今回は、指摘事項は少なめ。全音版の音違いが幾つか指摘されて・・・。全音は、直す気がないのかな・・・。
パデレフスキ版、欲しいかも・・・。

Seong-Jin Cho – Prelude in A flat major Op. 28 No. 17 (third stage)

ショパコンで聴いて、すっかり恋に落ちてしまった。
こんな風に弾けるようになるといいな!

=====
<番外編>
レッスン後にランチを頂く。定番のマスターズカフェもこの猛暑のせいか、お店は静か。
その後、寄った尾張富士も、この猛暑のせいか、登山者はほとんどいなくて、静か。
不意打ちの暑さのせいで、蝉もまだいなくて、、登山道は無音。妙な感じ。
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あおあらし

2022年06月25日 | 日記
レッスンに行く車の中で、何となくラジオをかけていたら、宿命的に好きな声が聞こえてきた。
おっとり、落ち着いていて、奥ゆかしくて、知性も輝いてて、なんて素敵な語り口声なんだろう!
すっかり魅了されて、まさしく一目惚れ状態だった。

後で、調べたら、声の主は、俳人の「藤井あかり」さんとのこと。
あまりに好きすぎるので、配信終了になるまで、NHK R1の文芸選評を、繰り返し聞いてしまった。
兼題の青嵐(あおあらし)と共に、この豪快な6月猛暑の思い出に残りそう・・・。

あおあらし、今ひとたびの・・・。

そういえば、先日、飛ぶ教室に出演されていた上間陽子さん(ノンフィクション部門の本屋大賞受賞された方)も素晴らしくいい声だったっけ・・・。

今年は、いい声の当たり年?
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プライドと偏見(Pride & Prejudice)

2022年06月24日 | 映画
普段、ラブロマンスの映画は、どちらかと言うと避けるのだけど、これは、いい映画だった!
2005年の映画なので、DVDでだけど。17年遅れで鑑賞。笑

随所に英国の美しい風景が現れて、美しい絵画が動いているよう。
心落ち着く田園風景。瑞々しい自然。なんて、いい雰囲気なんだろう!
この映画に出てきた場面をいつか訪ねてみたいと、心から思う。

登場人物も、皆、生き生きと描かれてる。
キーラ・ナイトレイ、はじめ、あまり好みではないと思っていたけれど、素敵な女優さんだった。
あと、どうでもいいけれど、リディアの行く末が心配・・・。

映像特典の監督による解説も興味深くて、結局、2回まわり見ることになってしまった・・・。笑
偶然のもたらす光と影。
本当に、こだわりを持って作られているのが分かる。

ピアノ的には、なんといっても、ダリオ・マリアネッリによる音楽が、素晴らしいこと。
ささやかに流れてくるピアノの音が、なんだか慎ましく、気品があって、好き。
個人的には、ダーシーの妹、ジョージアナが弾いていた曲が、愛らしくて、すっかり気に入ってしまった。
古典派とロマン派の境の頃の未知の大作曲が書いたような、魅惑の曲だった・・・。これは弾いてみなければ!
早速、プリント楽譜で入手済(笑)
「ピアノ・レッスン」以来の出会いかもしれない。
当時、良家の娘は必ずピアノを弾くことを求められていたことも、すごく良く分かる。

もともとの小説の題名「高慢と偏見」が禍して、手に取るのが遅れてしまったのは、反省点。
つくづく偏見は良くない!笑
教訓。やがて、似てる誰かを愛せる。誠実は人の心を動かす。
ジェイン・オースティンの作品、いろいろあたってみよう!

Pride & Prejudice (2005) Official Trailer






====
2022/7/10 追記 映画関連の備忘
ダービシャー国立公園
シャーウッドの森
チャッツワース・ハウス
ケドレストン・ホール
アントニオ・カノーヴァ
デヴォンシャー公爵夫人
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シドニー・カートンに花束を!

2022年06月20日 | 
趣味のピアノは、長らくクラシック路線なので、小説のクラシック作品をなおざりにしておくのは、いかがなものか?と言うことで、
憧れの英国の文豪、チャールズ・ディケンズ作品を手に取ってみる。
まずは、長すぎず、世界史の授業でタイトルだけ覚えさせられた二都物語(A Tale of Two Cities)。

きな臭いフランス革命のパリとロンドンが舞台と言うことで、きわめて、ジェットコースター的な展開。
都合よく、いろいろな事件が展開して、これは?エンタテイメント小説か!?と思わなくはないけれど、
ラスト、今一つ冴えない男が、限りなく輝く終わりの数ページは、自然に涙が溢れ出てくる。
読み応えあり。
なかなかに感動的な「蘇る」物語(再生の物語)だった。

途中までは、シドニー・カートン(恋心を抑えられず、人妻に近づく)には良い印象を持っていなかったし、
終盤は見え見えの展開だったけど、この既定路線でも、これだけ感動させられるのは、よく知っているクラシック音楽を聴いて、感動するのと近い感覚かもしれない。

陰惨な革命の描写が多く、これこそ革命の本質ではないかな?と思う。
折々、過激な行動に走りやすいフランス人の国名性も垣間見た気がする。

フランス革命の有名なスローガン「自由・平等・博愛」には続きがあったことを知ったのも興味深かった。
「自由・平等・博愛、さもなくば死」
世界史の授業で習った「自由・平等・博愛」は、都合のいい所だけを切り出したスローガンだったか・・・。

読みながら、懐かしく蘇ってきたのは、小さい頃、松本零士のアニメーション(宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999)に夢中になった時の記憶。
松本零士作品は、二都物語から影響を受けている?
犠牲的精神、特権階級の横暴と、虐げられて虫けら扱いされる平民の構図など。

飢えて餓死するか さもなくば、獄につながれるかの最悪の時代から、まだ200年しか経っていない。
50年生きた身からすると、200年前は、今に近い。
歳を重ねて、歴史が身近に感じられるのは、そういうカラクリがあるような・・・。

切なくも誇り高いカートンに花束を!
冴えない人生にも、こういう花の咲かせ方、命の使い途もあるのだ。
ディケンズ作品、ぼちぼち、紐解いてゆくとしよう。

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ロングトレイルの大門山

2022年06月18日 | 
この日は、大門山(だいもんざん)を登る。
大門山は石川県・富山県境の山。両白山地の北、白山から北に連なる山の一座。標高1572メートル。
一応、三百名山の山だけれども、この山域では、すぐ横に大笠山も選ばれていて、たいして高くもない。
どうして選ばれているのだろう?謎だったけれど、別名は加賀富士で、金沢から眺めると、姿かたちが良くて、親しまれている山とのこと。
なるほど、そういうことだったか。
何事も見えていない事情がある。

この山の最近の登山報告を眺めていると、道がどんどん荒れてきていて、数年後には普通には登れない山になりそうとのことだったので、
今のうちに登っておかねば!と言うことで、登ることにする。


通行止めの県道を歩き始めてすぐ、噂の大崩落を越える。
確かに、ここが一番危険!
行きは、そんなに危ない感じはしなかったけど・・・。


長い林道歩きだった。
自然に還りつつある林道を歩く。


唯一の慰め?


唯二の慰め?
恐らく、隣の大笠山だろう。
残雪がかなりあって、あそこにしなくて良かった。
今日の大門山は大丈夫かな?


9キロ、2時間半ほど歩いて、ブナオ峠着。
退屈なので、フラッシュカードしつつ、あと、暑さ対策で、日傘しつつ。


ギンレイソウ、其処彼処
こんなに銀子ちゃんをいっぱい見たのは、初めてかも?


ホウチャクソウ




マイヅルソウ?


嬉しかったのは、イワカガミ!




普段見かけるツツジよりも、ずいぶん紅が濃い!


到着
山頂直下は、笹が生い茂っていて、とても歩きにくい・・・。


一応、記念写真


笈ヶ岳(おいづるがたけ)と大笠山!
奥に見えているのは、方角と標高から白山だろうか?
三方崩山?
もう少し蒸気が少なければ・・・。


昨年秋に上った、人形山
蒸気の多い季節で、展望は期待していなかったので、まあ満足!

さぁ、戻ろう!


行きと同じ花を撮ってしまう。


彼女のソバージュは、山野草の中でNo1だと思う。




登りでは、気づいていなかった、大笠山。
実に立派な姿だ。
次は、あれだな。




ブナの樹皮が好き
神の差配、天然の塗壁、癒される。


地味な山歩きだったけど。




ブナオ峠に戻ってきた。
さあてと、残り9キロ!






珍しい。天然の観葉植物だ。
葉緑素の抜けた葉には、どういう役割があるのだろう?
花を目指しているのだろうか?








あんまり甘くなった。


1年生と30年生
登山道具は長持ちするな・・・。過酷な環境に耐えられるように頑丈に作ってある。思想が違う。


さぁ、ラストの難関


下りは少し怖い感じがする。
閉口したのは、手袋に巨大な蟻に何匹も取り付かれたこと。
なんじゃ、これは!


到着
4パーティ、6人とすれ違ったので、本日、大門山の登山者は7人
しんがり!


よく歩いた!
十分な体力作りができていない中、ひどく疲れることなく踏破できて、自信につながる。
1か月前から始めた、秘密のトレーニングの成果かな?
これなら、アルプス縦走も楽しめるかな?

あと、今回、ブナオ峠からの2時間半の下りは、疲労防止のため小説の朗読を聞きながら歩いたけど、正解だった。

本格的な夏が来る前、ギリギリ、暑すぎることもなく、達成感のある山行だった!

=====
<番外編>

ちょうど夕食時だったので、「いわな」さんへ


今回は、いわなの唐揚げにした。
塩焼の方が好きだな。
次回は、五箇山豆腐の揚げ出しにしよう!


帰りは、東海北陸道ではなくて、御母衣ダムに沿って走るR156で戻る。
驚くほど、空いていて、高速とあまり変わらない時間で荘川村まで走れることが分かる。
収穫!
白川郷の大きな駐車場も気の毒になるほど、空いていて、コロナ禍の傷は深い・・・。









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しまった!

2022年06月13日 | 近況
しまった! バイオリンのレッスンに、楽譜を持って行くのを忘れた!
しまった! 山に、カメラを持って行くのを忘れた!
しまった! 買い物をしたかったのに、財布も忘れた。マスクも忘れた。

どうにかしていると思う。
原因は税務署からの嫌な連絡? 庭での蟻の大発生(砂利を掘ったら、何千匹?うようよ出てきて・・・。)
動転しやすい性質なのだ。

日々、何かをして生きる以上(できれば、新しいことをしたい!)、平穏無事ではいられないと思う。
嫌なことも、さらっと受け止めて、やり過ごす、しなやかさ、胆力のようなものが欲しいところ・・・。
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カロトギフ

2022年06月06日 | 食べる
今日は雨の有給消化日。
晴れなら山に行きたいところだけど、まぁ家でゆっくり過ごすか・・・。
そういえば、平日しか営業していない気になるカフェがあったっけ・・・。
貴重な平日休みにしかできないことをやるべし!と言うことで、隣町、各務原のカロトギフさんへ。

お昼少し前、ナビに従って、現地近くにやって来て、この辺かな?と辺りを見回していると、
合羽を着たお店のスタッフさん?と思しき人から、声を掛けられる。
「4組待ってて、30~40分待ちですが・・・、車で待って頂いてもいいですが・・・。」
普段なら、そこまで待つなら諦めるか・・・、となるけれど、感じのいい方だったので、待つことにする。


お店は古民家を改装した、とても落ち着く雰囲気。
メニューの解説から、もろもろ応対、お勘定まで、とても親切で丁寧な応対で、ただのランチ利用だのに、なんだか申し訳ないくらい。
店内のスタッフさんもとても感じのいい方だった。




破竹のボロネーゼのパスタを美味しく頂いた。
三つ葉はイタリアンに合うのだな・・・。家でも試してみよう!
じゃがいもぱん、デザート、季節限定の紅茶、撮り忘れたけど、ご馳走様でした。

ここは時々、通って、応援したいお店だな!と思う。
どうやったら作れるかな?と
すっかり元気になって、帰宅。

=====
さぁてと、午後も練習頑張ろう!
そして、1ヶ月休止していた、ソナタ3番4楽章に戻り、ようやく譜読みが最後まで通った!万歳!
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2022初夏ピアノ会@水嶺湖

2022年06月05日 | ピアノ
1年ぶりにピアノ会だった。
今回は、大垣市上石津町の水嶺湖ホールにて。
驚いたのは、ピアノもホールの音響も素晴らしいこと!
ピアノはスタインウェイC-227を選択。YAMAHAと1000円の差だったので。
弾きやすくて、音色は極上。本当に気持ちよく、弾けるピアノだった。
惜しむらくは、低音の鳴りが今一つ???に感じたこと。
予約する時、このホールの空き情報を見ると、空いている日が多くて、ひょっとしたら、ピアノの状態が悪いのかな?と、心配だったけど、全くの杞憂だった。
仲間の演奏を聴いていても、気品の漂う、温たくて、輝きのある美音で、しばし、うっとりだった。
ここ数年のピアノ会で、名古屋近辺のいろんなホールを行脚してきたけれど、練習目的で使える手頃な価格のホールとしては、一二を争う、いいホールな気がする。
遠方からでも、現地に足を運ぶことなく、電話とネットで予約ができるのも、ありがたいし。

仲間との再会も嬉しかった。
久しぶりに10名の皆さんに集まってもらえて、いろんな曲を聴く。
10年近く、仲間の演奏を聴いていると、皆さん、個性が感じられて、とても興味深い。
とても進歩されてる方や、我流で粗削りでも難曲を見事に弾き切られてるのを目の当たりにすると、喝采を送りたくなる。
アマチュアは、もっと、自由に好きにやればよいでは?とも思えてくる。
翻って、我、中身を伴わない、美辞麗句を並べた、上面を飾るだけの虚飾の悪に陥っていないか?
嫌だ、嫌だ。

自分の演奏は、相変わらず冴えない感じ。
なんと!ここでミスるか!と言う所でミスってしまい、弾き直し、音欠けも多数発生。
ひどい緊張はしてなったと思うのに・・・。
ん~、やっぱり基礎体力が不足してる・・・。録音を聴くのが、怖い・・・。
でも、ぞっとするような大崩れがなかったので、まぁ良しとしようか・・・。(←自分に甘い・・・。笑)

2年半ぶりの歓談も楽しかった。
いろんな境遇で、ピアノと向き合ってられてる様子を聞くと、励みなるなあ。

次回、半年後に開けるといいけれど、持っていける曲が、用意できるだろうか??


しかし、格別に弾き心地のいいホールだった。
山登りのついでに、個人的にちょっとレンタルしてみようかな・・・。
このホールは、大収穫!

@大垣市上石津町 水嶺湖ホール

=====
<演奏曲>
・ショパン/プレリュードOp.45
・ショパン/ソナタ3番3楽章
・スクリャービン/ノクターンOp.9-2
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ピアノ会前夜雑記

2022年06月04日 | 日記
5月の連休中、急にピアノ会が開かれることが決まった。
コロナが終息するまでは、会はない前提で、大曲に挑戦!モードになっていたので、完全に予測を誤った・・・。
時間が1か月しかないので、仕方がない。最近のレッスン曲で臨むしかない。

会があると、そこそこ弾ける曲を用意しないといけないので、完成に時間がかかる大曲に挑戦しにくくなるのが難点。
ふだんの練習のペースが崩れるのも、難点。
何回さらっても、一向に覚えれられず、ストレスを感じるも難点。

それに、人前演奏前の練習は、あんまり愉快ではない。
記憶定着のため、ゆっくり弾いてみたり、ピアニシモで弾いたり・・・。
あと、どうやった詰まらないようにできるか?頭真っ白を回避できるか?どこで譜めくりするか?考えつつ、結局、すべてが有耶無耶な状態で・・・。自分らしい。笑

弾く順番は、どうしようか???
苦手な曲、心配な曲から先に済ませた方が、気が楽だろうか?とか・・・。

自分は、今まで失敗をしすぎたから、失敗癖がついていて、何をどうあがいても、失敗の宿命からは逃れられない?
人生も、ピアノの失敗の宿命と同じ???笑

そんなこんなで、すぐ前日が来てしまった。
死刑執行日がやってくるみたいに、その日はやってくるなあ。

文章も、とりとめがなく、まとまりがなく、これは、明日の失敗の不吉な前兆かも???笑

しかし、いかに失敗を繰り返そうとも、普段とは違うことを体験するのは、いいこと!と信じて、
前向きに、前向きに!

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