みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

天の使いが降りてきて

2014年11月29日 | 近況
このところ、帰宅の遅い日が続いているので、
ある日の朝、出勤前に10分だけ、ヴァイオリンを練習することにする。

静かに澄んだ朝のひと時、課題曲を1回だけ。
相変わらず、拙い技量ではあるけれど、
さびの美メロのところは、しみじみ、なんていいんだろう!と、うっとりする。

時間にして、数秒、束の間の出来事だったけれども、
天の使いが降りてきてたんだなぁと思う。

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天の使いが降りてきて 手招きする方へ
目の前に開けたこの場所で
生まれ変わった この気持ちを
(井波陽子/手紙)
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受難期が続いているのだな!

2014年11月28日 | 名古屋日記
まず、先々週
生まれて初めて、警察に捕まってしまう。
駅前の慣れない道を走っていたら、白バイに止められて・・・。
一時停止違反なのだそうです。

そして、先週の山
急斜面でスリップして激突した時に、どうも肋骨を痛めていたようで、
咳やクシャミの時、肋骨がひどく痛む。
なんだか、折れてるような・・・。

仕事も、右往左往、連夜の残業で、楽器もお預けの毎日。
忙殺・・・。

しかし、まだ、命があるだけでも、ありがたいことだと思うことにする。
次に何が襲ってくるか?楽しむことにする。
コメント (5)
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皇帝陛下の海の山

2014年11月23日 | 
栃木・群馬県境の百名山、皇海山(すかいさん)へ遠征する。

かねがね山のネーミングには目を見張らされることが多いのだけど、今回の皇海山も、ネーミングは一級品。
何と言っても、皇帝陛下の海の山なのだから。
皇海で「すかい」と読ませる。もちろん「SKY」への連想も働くけれども、残念ながら、山自体は、そういう爽快な青空のような雰囲気には欠け、山頂も樹林に覆われ、どちらかと言うと鈍重な面持ち。
とは言え、名にし負う百名山の一座なので、いろんな山から眺める皇海山は、けっこう目立つ存在。
でっぷりとして、山頂に少しくびれがあって、日光以南の連嶺の中で2100メートルの高度を持ち、その貫禄はなかなかのもの。

このところ残業、残業の日々が続き、家でのんびりしたい誘惑もかなりあったけれども、天気に恵まれた三連休、家にいてはお天道さまに申し訳ないので、気持ちを奮い立たせて出掛けることにする。
遠征山行の今シーズンラストチャンスだし、家にいては、仕事のプレッシャーへの負けを認めることになりそうだったので。

今回辿ったルート、皇海橋からの往復は、歩行7km、標高差も700メートルほどで、行程は楽ちんな部類なのだけど、なかなか一筋縄ではいかなかった。

上の方は、数センチの積雪で、不動沢のコル直下の急斜面はとても滑りやすくて、かなり肝を冷やす(鋸山の往復よりも)。そして、下山時は事実、滑って、立木に頭を強打して、一瞬、星が跳ぶ。コブもこさえてしまう。何てことだ!

アプローチの根利(ねり)からの栗原川林道は、20キロほど、1時間半ぐらい延々とダートが続き、落石も随所に。「ガリ!」、何回か車の底を石にぶつけてしまう。燃料タンクに穴が開いて、ガソリンがなくなってしまったら困るなあと不安に・・・。

天気も、今一つ。
自分が稜線に出た9時過ぎには、かなり雲が広がり、特に北方の展望はすっきりしない。
それでも、途中立ち寄った鋸山からは、日光連山、南方には、赤城、妙義、榛名、奥秩父と思われる山々も眺められて、慰められる。
上信越国境で、新潟方面は雨の天気予報でもあったし、もともと展望の効かない山とのことなだったので、まあ、良しとしよう。

帰りは、道中で知り合った若い学生さんを乗せて、沼田まで。
若い人と、百名山のことなど、山の話をいろいろするのは、愉快だった。
自分も、昔20代の頃、延々20キロの林道歩きをしてる時に、親切な人に同乗させてもらって、野営を免れたことがあったので、その時の恩返し、20年ぶりに借りを返した気分。


鋸山(不動沢のコルから)
てっぺん近くは、かなり急で、登り応えあったなあ。


鋸山から、赤城、妙義、榛名 のはず


赤城山の奥は、奥秩父のはず。
遠くに来たもんだ・・・。


日光の連山にも雪雲が攻めてきている。


雪がついて滑りやすい鋸山の下り、写真だと急な感じが全然出ないなあ・・・。


一応、皇海山山頂で。

これで、今シーズンの百名山巡礼は、おしまい。
来シーズン、手ごわい東北の奥地の山を、はてさて、どうやって攻めようか?

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<メモ>
皇海橋の駐車場は、7時半頃に5台だけ。
人気の百名山で、3連休の中日だったけれども、さすがに雪がついて危ないからか、人は少なめでした。

今回は渋滞無しだったので、名古屋から沼田まで5時間。
岡谷から、美ヶ原の下を新和田トンネルで抜けて、佐久まで1時間。
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山の人気者

2014年11月09日 | 近況
研究室の同窓会へ行く。
研修室時代の、懐かしい先輩、諸先輩方に再会。

恒例の先生のテノール独唱
喜寿を過ぎても、先生の声は依然、衰えることを知らず、その声量に驚く。
シューベルト冬の旅24曲、全曲制覇(ドイツ語で暗譜)も、もう少しとのこと。
驚くべき先生の若さ!
先生の若さの秘訣は何だろうか?
論文の審査など仕事を続けられていること?
温厚篤実なお人柄?
音楽?
スポーツ?
ケーキ???

旧友と語らって、思ったのは、しんどいのは誰しも同じと言うこと。
自分も、もう少し頑張らんとな・・・。

先生の齢までの30数年を思うと、自分なんかは、まだまだ駆け出しで、先は長い・・・。

新しいことへの挑戦と、人と人の繋がりを大切にすることが人生の原動力。

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モーツァルト/窓辺においで
ブラームス/日曜日
シューベルト/冬の旅 第10曲~15曲(春の夢は印象的だった)
椰子の実
サンタ・ルチア
山の人気者(みんな、大好き。聴けて良かった!)
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@名古屋キャッスルホテル

Fischer Dieskau - Franz Schubert, Die Winterreise Op.89, XI. Fruhlingstraum

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受難期に入ったのだな!

2014年11月08日 | 名古屋日記
某日、夕暮れ時
映画の帰り道、交差点で、ものものしい雰囲気。
警官も出てて、何だ?何だ?と思いきや、交差点の中央で、ぶつかり合った車が2台、道を塞いで立ち往生。
あ~あ。


某日、ランチ
新規開拓で、ちょっと古びた寿司屋を訪ねる。
のれんをくぐると、古い家屋特有の淀んだ空気に、あっ、これは失敗だなあ・・・、と予感する。
そして、すぐ決定打が来た。
何気なく、ななめ向井の壁に、あろうことか、立派なムカデがうごめいている!
その横では、何も気づいていないサラリーマンが食事中で・・・。
うむむ、どうしたものか・・・。


某日、休日の午前、人間ドックに向かう電車の中
急ブレーキで停止。
あれっ?
車内アナウンスで、人身事故とのこと。
そのうち救急車やパトカーが来て、ものものしい雰囲気に。
電車はなかなか動かず、小さな子供は、電車降りる!と騒ぎ出す。
結局、20分で着くはずが、2時間もかかってしまった。
残業続きで、疲れ気味で、検査ために朝食を取っていない身には、電車の中の立ちん坊は、少々辛い。
結局、病院も閉まってしまい、検査は来週に延期に・・・。
貴重な休日なのに・・・。

業務多忙で灰色の毎日にして、こんなことが、1週間のうちに、立て続けに起きて、いったいどういう運の巡り合わせなんだろうか???と、我ながら訝しむ。

悪い運気に入ったのだろうか????
次は何が起きるのかな?
一応、これを読まれる皆様には、そらみみの傍に、近寄らないことを、お勧めします。
嫌な思いをするのは、自分一人で十分なので。
コメント (2)
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秋の音楽会~旅立つ

2014年11月03日 | ライブ&コンサート
この時期恒例のライブ、井波陽子さんとマルカートさんの秋の音楽会を訪ねる。
とにかく、楽しいの一言に尽きたなあ。
普段、あまり感情表現をする方ではないのだけど、文句なしに楽しい。
いろんな憂さを吹き飛ばして、楽しさにびっくりするぐらい。
自分の中に、こんなふうに楽しさを感じる能力が、あったんだなあ・・・。

マルカートさんの、穏やかで伸びやかな歌声、パリの街角の切ないアコーディオンの音色・・・。
井波さんの勇者な感じ・・・、田中良太氏のパーカッションとも素晴らしく息が合ってる。
それよりなにより、田中良太氏、コトリ木・シノさんも加わっての全員合奏が、素晴らしく愉快だった。
凝り固まった心の隅から隅まで、揉み解してもらえた。
ありがとうございました!

「はばたきたい気持ちが
 あふれているなら
 それをしばっちゃだめ」
 小鳥の翼みたいに
 心ときはなって」
銀の舟/タテヤマユキ

「胸に秘めた思いに翼を
 窓を開けて手放したら
 花びらのように風に乗って旅立つ」
手紙/井波陽子

旅立ちの歌詞が、印象的だった。
旅に出るのも悪くない。
旅立ちの後押しをしてもらえた気もする。


とても素敵なマルカートさん


井波さんらしい切り絵の案内状


今回の記念に持ち帰りました。


こんなふうだったっけ???

コックのポルカ

とても楽しいポルカだったなあ・・・。

@KUSHITARO@高槻

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井波さんセットリスト
旅上
親愛なる
私のお気に入り
まっかな秋
一人暮らし
小さな一歩
ノルマンディー
夜明け
手紙
桃ちゃんのランドセル(合奏)
コックのポルカ(合奏)
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もうひと踏ん張り

2014年11月01日 | 映画
天気が悪い三連休の初日、予定の遠出が叶わず、思い立って映画を観に行く。
蜩ノ記。
下調べゼロ。全くの思いつきだったのに、とても、いい映画でした。

少し前に新渡戸稲造の武士道を読んでいたこともあり、なるほど、説得力のある、武士の美しい生き様だった。
そして、佳きものは、人から人に伝えられていくものだなあと思う。

劇中のいろんな台詞が胸に響く。
「義を見てせざるは勇無きなり」
「耐え難きを耐え、時が来るのを待て」

ままならないことを抱え、しんどい日常を送っている人にこそ、観てもらいたい映画ですね。
逆境にあって、心穏やかに、晴れ晴れと・・・。
もう少し、頑張ってみるか・・・。


畑を耕すシーンも、美しかったなあ。

映画 「蜩ノ記」 特報 役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子


蜩ノ記 (祥伝社文庫)
クリエーター情報なし
祥伝社


武士道 (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所

原著は英語なんですね。
このPHP文庫の武士道は、訳がよくて、読みやすかった。
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