みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

高尾山にはご用心

2015年04月25日 | 
高尾山
東京都民に恐らくは、もっとも親しまれていて、日本で最も多くの人に登られている山。
仕事場の近くなので、どんな所なのか?訪ねてみました。

高尾山は、確かに山ではあったけれども、頂上は、限りなく公園に近くて、
今までにいろんな山に登ったけれども、こんなに公園のような山頂は初めてだった。
東京の山、恐るべし。

朝のうちに登って、11時には降りたのだけど、とにかく多くの人が列をなして登ってくるので、お昼の山頂の混雑は、どんなふうになってしまうんだろうか?と、いらぬ心配をしてしまう。

下山は6号ルートを取ってしまったのだけど、どうも、この時期は、登り専用ルートになるらしく、高尾山のベテラン登山家のような人から、注意を受けて、気まずい思いをする。
東京の地元の人には、常識かもしれないけれど、そんなルールがあるなんて・・・!
自分のようなよそ者には厳しい山だった。
入門者でも登れる山だと思って、高を括ったのが良くなかったなあ。

とは言え、趣に欠ける山頂や登山の掟はともかくとして、途中、新緑は美しく、風も爽やかで、いいトレーニングにもなった。
高尾山を楽しむコツは、山頂はさっさと通過して、途中の山道の自然を楽しむことだろうか?
人の少ない、早朝のうちに登って、降りてしまえば、トレーニングにはうってつけの、いいフィールドだと思う。

山登りの入門で、高尾山に登る人は多いのだろうけれど、果たして、高尾山で山の良さを感じられるかは、大いに疑問・・・。


京王電鉄終着駅


限りなく公園に近い山頂

@東京都八王子市 599メートル
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江國さんの「もちろん!」

2015年04月19日 | 
1年ぶりに、江國香織さんのレクチャーを聴きに行く。
全編の8割は、江國さん翻訳の新作「パールストリートのクレイジー女たち」の紹介話。
これだけ熱心に、当時のラジオの録音や、現地の写真を交えて、小説の素晴らしさを語られてしまったら、購入しないわけにはいかないだろう。
あとあと、心残りになるはずなので。
と言うことで、主催者のお膳立てに素直に従い、購入の仕儀と相成る。(笑)

それで、せっかくなのでサインをもらうことにする。
であれば、何か質問をひねり出さないと!
俄かに思いついた「今でも、果物はよく食べられるのですか?」の質問に対して、
ひとこと「もちろん」。

ややハスキーで、お茶目な声音だが、決然とした「もちろん」。
「雪だるまの雪子ちゃん」みたいに。
とても素敵で、二の句が継げなかった・・・。
(↑いつもながらに、二の句をしっかり考えておけよ、と思うのだが・・・。)
自身が今までに、聞いた中で、一番、印象に残る、とびきりに素敵な「もちろん」だったなあと思う。
これで、ますます、江國さんのファンになってしまった。


会場のメリーゴーランドは、4/25日経の絵本屋さんランキングで、堂々、西日本の第2位になっていた。
店主の「ひげのおっさん」こと増田氏が、「絵本の専門店ではなく、児童書の専門店」だと嘆いてられたのが、印象的だった。

お店には、売れる本を置くのではなくて、店員さんが読んで会議にかけて、読ませたいと思った本しか置かないというポリシーも、とても好感を持てる。
だから、ハリーポッターは置かないのだそうだ。
メリーゴーランドが、この先もますます栄えるといいな。

この先の気になるレクチャーにも、足を運べるといいのだけど・・・。
http://www.merry-go-round.co.jp/



江國さんの文章さながらに、なんて素敵なサインだろう!
字にも作風が現れますね。

@メリーゴーランド@四日市

パールストリートのクレイジー女たち
クリエーター情報なし
ホーム社


雪だるまの雪子ちゃん (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プリマベーラが似合う

2015年04月13日 | 絵・写真・美術館
出張帰りの某日、ボッティチェリ展に立ち寄ってみる。
平日の午後、館内は比較的空いていて、ゆっくり眺められる。
観ながら、ボッティチェリの魅力は何なんだろう?と思う。

同時代の巨匠(ラファエロや、ミケランジェロ、ダ・ビンチ)と比べると、絵は上手くないと思う。
(↑偉そうに・・・。失礼な発言・・・。)
ちょっと不器用な感じ、不安定感(幼年のイエスの絵などはとくに)もあるし。
でも、だからこそ、ボッティチェリ独特のデフォルメからは、躍動感や、生き生きとした喜びが立ち上がってくるような・・・。
そこが魅力なんだなあと思う。

有名な、ヴィーナスの誕生や三美神を、ラファエロが描いていても、ボッティチェリほどの魅力はないはず。
(脱線。未来のコンピューターは、そういう作品を描いてしまうだろうな・・・。)

それにしても、ボッティチェリには、春(プリマベーラ)という季節がぴったりだ。

@Bunkamura@渋谷



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井の頭公園の息抜き

2015年04月09日 | 近況
今日は、井の頭公園へ。
よく小説の舞台にもなるし、かねてから気になっていたので。

きれいな自然の中を歩くと、心が和むなあ。
桜は、あらかたは散ってしまっていたけれども、花筏が見事った。
1週間前の花の盛りの頃は、さぞかし綺麗だったろうなと思う。
桜の古木の幹が貫録があって、いい感じ。
こういうふうに年を重ねたいものだ。
ぐるっと池の周りを巡ってみたけれど、池の奥の方が、落ち着くなあ。
この池の周りをジョギングしたくなるのも、とてもよく分かる。
ほんと、いい雰囲気だ。水辺はいい。

今日は、徹夜業務明け後の休みだったのだけど、
このところ徹夜仕事がそんなに苦にならなくなってきている。
若い頃と違って、間違いなく、徹夜に対する耐性がついてきているのだ。
あと、徹夜明けの後、日中寝てしまうと、リズムが壊れるので、頑張って起きてる方が、徹夜業務のダメージを引きずらずに済む気がする。

話はずれるけれども、今日はホテルの連泊が確保出来なかったので、朝の9時にチェックインして、
1時間後の10時にチェックアウトだった。
単位時間あたりでは、超高級ホテル並みの宿泊料だなあと思う。
会社のお金だから、まぁ、いいのだけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武蔵野へ

2015年04月05日 | 近況
更新がどんどん細ってゆく、我がブログ・・・。
更新できてないけれど、ぼちぼちと言うか、執念深く趣味の楽器は練習しています。
この1月から、忙しい仕事の合間を縫ってのバイオリン・ピアノのWレッスン生活も、まずは順調な滑り出し!と思っていたのですが、
突然、この4月から東京(武蔵野)の仕事になってしまい、楽器生活に急ブレーキがかかってしまいました。
とりあえず半年ほど、出張で、ホテル生活を余儀なくされそう。。。
放り込まれたプロジェクトは炎上中なので、休みやレッスンの予定も立てにくく・・・。困ったなあ・・・。

現場は、徹夜・休日作業の連続。メンバーは24時間連勤どころか36時間連勤の方もみえて、今度こそ過労死が出るんじゃないか?と噂話が飛び交っていました。
いくら納期厳守とはいえ、労基法的に、そんな無茶な働かせ方が許されるんだろうか?

自身も、これから、気晴らしの楽器から遠ざかることになり、一体どうなることやら?だけれども、
厳しい中で、気晴らし、息抜きの業を磨いて来ようと思う。
ナイス・リタイアに向けて、たくさん稼いで来ようと思う(笑)
あと、せっかくなので、武蔵野や関東の名所旧跡(あと山も)なども、訪ねられるかな?
すべてはプロジェクトの炎上具合にかかっているけれども・・・。

働けど、働けど、我が音楽生活、楽にならざりけり。
手が衰えませんように。
普通の生活で、楽器に触れる時間と環境があることは、幸せなことですね。

=====
この2、3月のレッスンメニュー
○ピアノ
英雄ポロネーズ、スターライトワルツ、エオリアンハープ、マズルカ50番、シューベルト即興曲2番

○バイオリン
スズキ4巻のビバルディ/コンチェルト3楽章は温情合格で、ボーム/無窮動(常動曲)へ。

持ち運びできるバイオリンはまだしも、ピアノは、むむむ~。
近くにレンタル室はあるものの、空いてる時間に帰れる気がしない。
8月の発表会も、暗雲立ち込める・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする