みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

清春芸術村

2021年08月29日 | 絵・写真・美術館
温泉でひと汗流した後、北杜(ほくと)市の清春芸術村へ。


さぁ、どんな美術館だろうか?


園内は広々


清春白樺美術館は、撮影禁止
白樺派にゆかりのある作品と、ピカソの写真の二本立て。


一番印象に残ったのは、白樺刊行10周年記念撮影の写真
写真はこちらから頂いた。
https://twitter.com/kiyoharuart/status/1298114483865260032?lang=fr

左端の尾崎喜八が抜きん出て、存在感がある。と言うか、浮いている?笑
瑞々しい山岳紀行の本、「山の絵本」は、とても好きなのだけど
こういう風貌をしていたのか!じっくり眺めてしまう。
「山の絵本」さながらに、お洒落!
撮影の際、咄嗟にこのポーズを取るところは、すごい。
我が青春の白樺派(高校時代は、武者小路実篤を随分、読んだのだ!)に
尾崎喜八が連なっていたのは、山岳党としては、嬉しい。

あと、次点は柳宗悦。若き日の高村光太郎も、なるほど!

それから、ルオー礼拝堂



このステンドグラスは、ルオー作とのこと


光の美術館にて


茶室 徹


ラ・リューシュ


南アルプの山々が背景になるのが、山岳展望党には、かなり嬉しかった。

カフェは営業しておらず、図書館も閉まっていた。
美術館の館内は冷房が入ってなくて、ちょっと暑い感じ。
後で気づいたけれど、換気もされてなかったような・・・。
ほとんど、展示室はほとんど貸切り状態だったからよかったものの、危ない!危ない!

暑さのせいか、なんとなく淀んだ感じもあって、経営難かも???



友情、聴いてみようかな・・・。今の若い人たちは、読むのかな???
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0971_01
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御座山(おぐらやま)

2021年08月28日 | 
南佐久の二百名山、御座山へ。
標高2112メートル。

いつぞや、北アルプスのある山に登った時、八ヶ岳の奥に優れて形のいい目立つ山があって、
「あれは、おぐらやま」と教えてもらったことがあった。
20年数年前?それ以来、ずっと気になっていたのだった。

コロナ禍とは言え、用事の無い晴天の日に家にいるのは、罪悪感があり、
気持ちは複雑だけど、決行。
家族感染のリスクがない自分のような身軽な単身者が、経済を回さねば!

今回は、先々週の毛勝山の格闘の疲れが膝に残っている感じがったので、近場?で比較的手軽に登れる御座山をチョイス。
余裕があれば、遠くの山を攻めたいところだけど・・・。


栗生(くりゅう)の登山口
朝7時半少し前。駐車場争奪戦に出遅れて、不安だったけど、2台目だった。セーフ!
前夜の出発が遅れて、小黒川PAで寝てしまい、5時迄、寝てしまって・・・。
(小黒川PAは仮眠にいいPA)


地図には道が悪いと出ていたけれど、登り始めは綺麗な高巻き道が整備されていて、快適


花のシーズンオフのこの季節、花は少なかったけど・・・。
この花だけは大群生だった。


ずっと、樹林帯


中間付近の滝


今までに見たことがない、立派なキノコ
直径30センチ近くあったような。


鎖場付近でようやく、南面が見晴らせた。
奥秩父が、すぐそこ!


2時間と少しで、山頂直下の岩稜帯へ。
素晴らしい展望!
天狗山と男山。形がいい!
奥は南アルプスも。


10時前で、さすがに雲が湧いてきているけれど、もちろん八ヶ岳も。
登れていないピークもあるので、ぼちぼち登ってみようかな・・・


清里方面、立派な雲


さぁ、山頂に行ってこよう!


一応、記念撮影


八ヶ岳の右奥
奥穂、涸沢岳、北穂、槍ヶ岳のズーム
分かり易いし、嬉しいし。 後立山は、双眼鏡でかろうじて、分かり易い、爺、鹿島槍が確認できる。


浅間山は時折、雲から顔を覗かせてくれた。


奥秩父も登れてないピークが幾つかあるから、また近いうちに!


気持ちのいい、夏の雲だった。


1時間ほど山頂で、展望を楽しんで、ぽつぽつ登山者も登ってきたので、山頂を辞す。


山頂から少し下りたところの避難小屋
中、覗いたら、とても綺麗。
素晴らしいロケーションなので、いつか使わせて頂こう!


滝まで戻ってきた。
沢沿いの道は、ところどころ分かりにくくて、少し迷った。
今回もYAMAPのトレースのおかげで、すぐ戻って、修正できた。
YAMAP、神アプリ! ついに有料登録してしまった。


道しるべが、良い感じだった。


かなり戻ってきた。


12時半頃、帰還。
おしまい。

今回、すれ違ったのは5パーティぐらい。
シャクナゲの盛りの頃は、人気があるようだけど、シーズンオフだからか?静かだった。
盛夏だけど、登山道はほぼ樹林帯で、日陰が多かくて、沸騰状態になることもなくて、時折、吹き抜ける風が心地よかった。

道は確かに一部、荒れていたけれど、まずまずいい道。
いつか、山頂の避難小屋で泊まって、朝のご来光をお拝むのも、よさそうだ!

=====
下山後、滝見の湯で汗を流す。
とても綺麗な施設で、良心的な価格設定、湯加減も良好。
時間が早く、メジャーな観光地から離れているせいか、貸し切り状態だった。
ここは、いいスポットだ。
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故障

2021年08月21日 | 近況
右手手首の不調に見舞われてから2ヶ月。
安静にしていれば、特に痛みはないけれど、
ケトルからお湯を注ぐ、包丁を使う、車のドアを閉める、引き戸を閉める等々、手首を上げるような動作をすると痛みが走る。
あと楽器の練習でも手首に痛みが走る。

始めの頃からすると、痛みは治まってきているけれど、なかなか治り切らないので、整形外科を受診。

結果は、小指の腱鞘炎とのこと。
あと、
・痛みを感じる動作をしなければ、治るはず。
・痛みが引いた後も、痛みがあった期間は、その部位は使わないこと。
・半年、痛みが続いたら、治らなくなるから、注意して下さい。
とのこと。
ヤレヤレ・・・。

今、すぐに治ったとしても、10月末迄は、少なくもピアノは右手は使わない方がよさそうだ・・・。
バイオリンも、痛みを感じることは、あまりないけれど、引き続き、控えた方がいいかな?
山も、滑って手を突いた時は、かなり痛かったからなあ・・・。
早く、治って欲しいなあ。


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潮騒

2021年08月16日 | 音楽
遊佐未森さんの潮騒のアルバム、5年ぶりになるんだなあ。
弦楽カルテットとピアノのアンサンブルに、遊佐さんの透明で伸びやかな歌唱が重なって、好きだな。とても。

なつかしい何かと共鳴して、心にさざ波が立つ感じ。
凛としてしなやか。
静けさの中に、一筋、希望の光が差す。
真摯で祈りにも似た音楽。
逆境の時代にあってこそ、確かな足取りで前に進む遊佐さんの音の世界は一層、輝きを増す。

DVDのメイキング映像を見ると、本当に一音、一音、大切にして、丹精して紡がれたことが分かる。
プリペアド・ピアノの音作りは、興味深い。
そっと耳を澄ませば、くぐもったピアノの音の向こうに、いろんな音が忍ばせあるのに気づく。
それが、なんだか、とてもしっくり来て、いい感じなのだ。

デビューから30年?、自分のファン歴も30年マイナス1?ぐらい。
ずっと聴き続けることができて、幸せだな!



ちょうど、日経新聞夕刊の新譜のレビュー記事に、こんなふうに紹介されていた。
======
1980年代後半からコンスタントに活動してきたシンガー・ソングライターの5年ぶりの新作だ。
弦楽カルテットとピアノを中心とした落ち着いたサウンドをバックに、清らかなボーカルを聴かせる。
潮騒、鳥の声、花の香、雲、月の光、朝露などの自然をモチーフにしながら、心の機微をしみじみと歌い上げる。
静けさの中に、りんとした意志の強さを秘めた癒しの音楽だ。
2021/8/3 日経新聞夕刊
======
素晴らしい!さすが新聞記者さん。
思わず、うん、うん頷いてしまった。笑


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収穫の夏

2021年08月15日 | 近況
この夏も実家の菜園が豊作。
ここ数日の長雨でトマトときゅうりは終わりとのこと。
なすび、オクラ、バナナ瓜、茗荷、ゴーヤー・・・。
父親が丹精して育てた野菜を食べないと、罰が当たる。
こんなに食べられない!
今週は、バナナ瓜が主食になりそう・・・。笑
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10年間のバイオリン練習のサンプル

2021年08月14日 | ヴァイオリン
発表会の録音です。
10年間、頑張っても、結局、この程度にしか上達しなかったか・・・、
随所で音が潰れて、外れて、酷いなあ・・・と思いつつ、
手前味噌ながら、よく頑張って弾いているとも思える。

才能のない40歳の大人が、10年間、1日30分くらい(おそらく)、コツコツ練習したら、
どのくらいに弾けるようになるか?実験結果のサンプルです。

大人からのバイオリンを志す方、どうぞ、お役立て下さい。

ヘンデル ソナタ4番1,2楽章
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毛勝山(けかつやま)

2021年08月11日 | 
北アルプス剣岳 北方の山、毛勝山(けかつやま)へ。
コースタイム11時間。2415メートル。200名山の中でも、屈指のロングトレイル。
6kmで高度を1700メートルを上げるので、かなり厳しそうだけど、このところの山行の勢いに乗って、決行!

=====
2時半起きして、有磯海SAから登山口(阿部木谷登山口)へ向かう。ラストの3kmは大方がダートで、走りにくい。
登山口の駐車場は、真っ暗で、よく分からなかったけれど、恐らく1番乗り!

真っ暗な中、4時スタート。
スタート時、ヘッドライトの故障が判明して、なんてことだ!
でも、車中泊の簡易LEDの光を頼りにスタート。
YAMAPのGPSを見ても、取り付き点を見つけるのに一苦労。時間もロスる。


登り始めてから、1時間ほどは、樹林帯の中のとんでもない急登。(写真、暗くてなし)
登ると言うよりも、よじ登るという感じ。
陽の出前で半袖一枚なのに、暑いこと!


1時間半~2時間で、隣の駒ヶ岳(左奥が僧ヶ岳?)が見えてきた、あれは2000メートルなので、まだまだ、先が長い。


尾根に出て、半樹林、半灌木の道を行く。刈払いされたばかりの感じ


富山湾が見えてきた!
既に8時過ぎ。既に4時間経過・・・。今回は時間が経つのが早い。
調子がいいのだ。


前夜までの雨で、道を覆う笹や草が濡れている。
山靴の中は、急速に浸水してしまい、お池の中のチャプチャプ状態に・・・。
参った・・・。
歩きにくくて、下りは、何回も転ぶことに・・・。


次第に見晴らしがよくなってきた。
まだまだ、標高を上げないと!だけど、気分はご機嫌、縦走モード!




白馬が見えてきた!(右奥)
朝日~白馬の連なり。
標高を上げるほどに、いろいろな山が見えてくるのが、登りの醍醐味。


天気良好。
期待に胸膨らませて、斜面を登っていく。


お日様と駆けっこ


まだまだ先は長い


モモアセ池かな?


さぁ、私は誰でしょう?
下山する頃には、花開いているでしょう。


駒ヶ岳と同じくらいまで来たかな?
まだ400メートル稼がねば。


逆、後立山
唐松~五竜~鹿島槍
30年前、最初にアルプス大縦走した時の思い出の山々。感慨がある。
あの時、山で一緒になった人たちのことは、いい思い出。


右奥、見えてきたのは目指す毛勝山であってほしい。


まだ遠い・・・。


朝日~白馬~唐松


ミヤマリンドウだよね?
他の花たちよ、先を急ぐので、また後で!


来た道を振り返る


この先、雪渓あるかな?


さぁ、行こう!


クワガタ池?
水辺があると、心が和む
それに綺麗なお花畑が!
でも、雲と競争なので、撮影は後で!




雲が押し寄せてきているのです。


あと、少しです!と励ましてくれたハイカーを見送り
今回、すれ違ったのは5人だけ。


最後のしんどい急登を終えると、
おぉっ、ついに見えた。剣岳!


到着!
10:40 6時間半ほど登り続けて、ようやく!


絶景!
毛勝三山の残り、猫又山・釜谷山と、剣岳
この景色をの眺めるために来た。
間近に迫るアルプスの景色には格別のものがあるなあ!
もうガスに飲み込まれてもいい時間だったけれど、この日はガスの上りが遅くて、幸運だった!


この方角から眺める剣も凛々しい。
北方稜線核心部のピークは、どれがどれなんだろう?興味深い。


後立山のパノラマ


五竜と鹿島槍


今回もこの季節、贅沢品の蜜柑で栄養補給


相棒


1時間ほど、展望を満喫していたら、剣にも雲が湧いてきた・・・。


一応、記念撮影
さぁ、下りよう!


毛勝谷
1500メートル足らずで、この雪渓!
登山コースには残雪はなかったなあ。


毛勝山南峰
実は双耳峰だった。


先は長いけれど、花達に約束したとおり、お花畑では各停で!笑


雲海上昇中
あそこまで下るのか・・・。






カラマツソウ


イワイチョウ


ショウジョウバカマっぽいけれど・・・。


クワガタ池?に戻ってきた。


イワカガミ!


チングルマ!
池の周りは遅くまで雪があったのだろう。ほとんどのチングルマは終わっていたけれど、ここは残っていてくれた!


アオノツガザクラ
とても好きな高山植物。
君に会えて良かった!
なんだか、竪琴に似ているような。スタインウェイのマークにも似ている?


毛勝山ともお別れ


ゴゼンタチバナ




登りの時の君は、ハクサンコザクラだった!
可憐で儚い風情で、愛らしい姿だった。




チングルマ




花も愛でることができて、めでたし、めでたし


さぁ、急降下だ!


こんなような急な道を下る、下る
我がら、よく登ったよ・・・。




戻ってきた。
17:30 13時間半の長丁場、よく歩いた!おつかれさん!
足腰も心肺も体力的には、まだ余裕があって、これなら、もう少し厳しい山にもチャレンジできるなあ!

毛勝山、険しかったけれど、いい山!

=====
<番外編>

行きの夜は、有磯海下りSAのレストランで
白エビとホタルイカの天丼を頂いた。


デザートのプリンはとても濃厚で、こう言うのも美味しいな!
なるほど、ホテル直営だけあって、美味しいわけだ。


帰りは有磯海上りSAで、富山ブラックを頂いた。
一生に一回は体験しておきたかったので。

=====
本当は、テント山行したかったけれど、悪天候が続くようなので、日帰りで狙える、最も難しい山にする。
入れたばかりの登山天気アプリを信じて決行したけれど、このアプリのお告げのとおりだった!
神アプリかも!?

万年、中級者の自分には、かなり険しい道で、何回、転倒・尻もちをついたか分からない。
文字どおり七転び八起き。脛は傷だらけにあってしまったけれど、大きな怪我をしなかったのは幸運。
大きな怪我をしないために、小さな怪我をたくさんすべし!がモットーではあるけれど、いくら何でも転びすぎ・・・。笑
記録的短時間転倒ギネスの世界記録樹立かもしれない。

翌日は全身かなりの筋肉痛にやられて・・・。
この痛みが引くのと同時に、ずっと良くない右手首の痛みも引いてくれるのといいけれど、転倒した時、何回も手を突いたので、
逆に痛めた気もする。さぁ、どうなることやら?

=====
YAMAPによれば、
タイム 13:15、 距離 11.7km
上り 1884m、下り 1884m
カロリー 5243kcalだとさ。
歩数は33000歩とのこと。(一日歩いて、たった3万歩?)
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脱ぐべし!

2021年08月08日 | 雑記
暑い!
すぐ近くの多治見で、40.6度。

ただ、暑さのいいなりになって、エアコンをつけて、大人しく部屋にじっとしているのは、なんだか悔しいので、
前向きに、エアコンなしで何度まで耐えられるか?を試してみることにする。
相変わらず楽器も弾けないので、この暑さ、こういう馬鹿な試みには、もってこいだ!

とにかく、暑いときは、脱ぐに限る!
熱気が入ってこないように窓を閉めて、熱線が入らないようにカーテンを閉めていれば、外気ー3℃。
扇風機ON。
最低限、身に着けるものは、透湿性に優れる化繊のものにして、あとは、脱ぐだけ。
35度ぐらいなら、脱いで、ジャングルの原始人状態になれば、へっちゃらだい!
但し、冷たい氷水は、小まめに飲んでだけど。これが美味しいんだな・・・。
たくさん汗をかいた者だけが、水の本当の美味しさを知るのだ。

気づいたのだけど、家人のいない中で、誰も訪ねてこない家で籠っているのに、服を着るのは、全くナンセンスだった。
火事や地震で外に飛び出す時と、救急車で運ばれる時に、恥ずかしい思いをするだろうけれど、そんな万が一に備えて、服を纏うのは、おかしな話だった。
洗濯物を増やすだけの、無意味な習慣だった。

よおし、40度の酷暑の日に、大停電が起きても、脱ぎさへすれば、大丈夫。
エアコンに頼らなくても、熱中症にならずに、暑さをやりすごせる。
個人的には、真夏のジャングル登山に比べれば、猛暑、恐るるに足らず!

一人暮らしの方や、脱いでも見苦しくないアスリートなBODYの持ち主の方は、暑い日は、とにかく積極的に脱ぐことをお勧めします。
(耐熱性能?は、個人差が大きいと思うので、急には実験しないようにお願いします。)
(暑苦しい駄文にお付き合い頂いて、ありがとうございました。)


単に新兵器のグラフを試してみたかったのかも?笑
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奥茶臼山

2021年08月07日 | 
Wで台風来襲 &9連休はずっと天候不順との予報なので、貴重な晴れの一日を逃すわけにはいかない!と言うことで、
前日の夜9時、ダッシュで登る山を決めて、用意する。
朝3時に起床して、Let's go !


目的地は南アルプスの奥茶臼山。2,474 m。近場で登り残している300名山。
登山口のしらびそ峠の駐車場には6時過ぎに到着。
駐車場は10数台停めれそうだけど、2台目で、セーフ!
標高1800メートルほどで、空気もひんやり。


天気はまずまず良さそう。


6:30スタート!


いい道!


笹原の樹林帯はとてもいい雰囲気。


まず前尾高山を越える。


次に尾高山を越える。
これを書いている時に気づいたけど、高尾山の親戚だった。
登山客数的は1万分の1くらいに疎で、コロナ禍的には、安心・安全だったけれど。

尾高山からは、本格的な登山道に・・・。


次に奥尾高山を越える。
奥穂高の親戚だなあと思いながら、歩く。


次に岩本山を越える。
ずっと見晴らしの効かない苔むした樹林帯の道。


岩本山のあたりは、倒木帯で、めちゃくちゃ。
What a mess!
倒木を乗り越えたり、またいだり、丸太の上をサーカス的に歩いたり、
気分は、すっかり天然アスレチック!


と言うのは、嘘で、かなり消耗する。
だって、どこまで、この倒木が続いているか、分からず、体力も消耗するし…。




時々、空が見えると嬉しい。
行けども行けども、樹林帯なので。




先日、NHK R1山カフェで、高所医学の先生の話で、とにかく水分補給を!とのことだったので、
どんどん飲む。

※登山中に必要な水分量=自重(体重+ザック)×5×行動時間

自分の場合、およそ1時間に300mLの計算!




5時間、歩き続けて、ようやく到着!
8キロ弱。よく歩いた!


山頂も見晴らしが効かない。
深山の静かな雰囲気は、これでこれで悪くない。


北に5分ほど下りた展望地から
南アルプス南部の主稜線も近くだけど、臨めたのは、荒川岳?だけ。


前茶臼山。
天気が良ければ、左奥に北アルプスも望めるそうだけど・・・。


倒れて、地上に現れて分かった。
地中に張られた根は、実はキングギドラ的アートな様相を呈していたのだった。


よく歩いてきた。
帰りも長いので、さぁ出発。


植物は少な目。




ひとこぶラクダ?
背から植物は育ってるのが、可笑しかった。


土に還る。
木はいいなあ。美しく還れて。


垂直倒木


仕方ない。あの上を歩いていくか・・・。
確かに、やじろべえのようにサーカスの綱渡りの要領で、両手を大きく広げるて、安定するなあ。
帰りは、倒木を楽しむ余裕あり!
全体像が見えてると安心。


岩本さんは元気だろうか?




さみどりの花
緑が深いので、花まで緑になってしまうのかな?
コバイケイソウ?


キノコもけっこういろいろ。


倒木の上で休憩
伴侶は30歳を過ぎた。


ギンリョウソウ
こんなに彼女に会ってばかりいると、幽霊になってしまうかもしれない。


静かな樹林帯、いい雰囲気


通り雨があったのだな。






登山口近くで、ヒメシャジンが迎えてくれた。


その隣で山アジサイも、下山を歓迎してくれた。


おつかれ山。
結局、すれ違ったのは、1パーティ2人だけ。
とても静かな、修行的な山歩きだった。

ただ、尾高山から先は、得体の知れない蜂のような2~3cmの虫に、ほとんど始終付きまとわれて、
不快なブーン、ブーンばかりで、閉口。刺されなくて良かった!

ルートは、分かりにくいところもあるけれど、基本的に赤テープがずっとあるので、問題なし。
標高差の割には、幾つも小ピークを越えていくし、倒木帯は消耗するので、健脚向き。
尾高山までは、道もよくて、雰囲気もいいので、ハイキングにはよさそう。

=====
<番外編>
帰り道、車で数分ほど奥に行った、しらびそ高原を偵察。


しらびそ高原は展望好適地
赤石、聖(ひじり)方面は雲の中だったけれど。


光(てかり)~加々森山~池口岳~鶏冠山・中ノ尾根山?

ハイランドしらびそは営業していて、駐車場には数台、泊まっていた。
よさげな宿で、一度は泊まってみたい!
噂には聞いていたけれど、しらびそ高原、いいところだな・・・。

=====
台風10号接近の報に、とんぼ帰りしたけれど、結局、影響なく、翌日は猛暑だったので、
もう少し、ゆっくりしてもよかったなあ・・・。

恐らく、前週の山行のおかげで、長い山道だったけど、スタミナ切れになることもなく、筋肉痛に見舞われることもなく、まだまだ歩ける感じ。
水分補給さへ気を付ければ、数日かけてのアルプス縦走も、こなせそうな手応えあり。
疲れ知らずの身体、頼もしいなあ!
先週のホップ、今回のステップの次に、ジャンプで山に行きたいけれど、天気予報が良くなくて、はてさて・・・。

YAMAPによれば、
タイム 10:26、距離 15.0km
上り 1283m、下り 1281m
カロリー 4281kcal だとさ。
歩数 36000歩

今回、道迷いしたけれど、YAMAPのおかげで、正しい道にすぐ復帰できた。
YAMAP、神アプリだ!
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白砂山

2021年08月01日 | 
山に行くために、予定を入れず、空けておいた週末、
大気の状態は不安定ながら、日曜の午前は良さそうなので、勇躍、目を付けていた白砂山へ行くことにする!
白砂山は昨夏、とてもよかった岩菅山の近く、上信越国境の山。標高2,139m。
さぁ、どんな山だろうか???


朝の5:00過ぎ、野反湖 湖畔の駐車場は広々。
仮眠していた道の駅六合(くに)からは30分ほど。
とても涼しくて、歩くには良さそう。


5:30 スタート!
登山口で地元の山岳会?の方から、ルートの状況を親切に案内頂いて、とてもありがたかった!
群馬県境トレイルの地図やハンドタオルやら、頂いてしまう。


今日の天気ははてさて?


歩き始めて、すぐ、ハンノキ沢の渡渉ポイント
なるほど、橋が落ちてしまっていたのか。
案内があったとおり、迷わず、靴を脱いでジャブジャブ渡る。
ものの数秒だったけれど、足裏で川底の石を踏みしめるのが心地いい。とても冷たくて気持ちいい水!


秋山郷の方に行く道との分岐。
道しるべの傾ぎ具合がGood。
登山道はよく整備され、よく踏まれ、快適そのものだった。




群馬県境稜線トレイルなので安心、安全?笑


ハート三姉妹の子供


羊の子供


堂岩山通過


残念・・・。目指す白砂山は雲の中。


堂岩山からは、見晴らしのいい、快適な稜線の道。
でも、目的地は雲の中か・・・。


花もちらほろ現れ出して・・・。


八十三山。
某、銀行とは関係あるのだろうか?


堂岩山を振り返る


佐武流山(さぶるやま)方面、こちらも残念。雲だなあ・・・。


南面の斜面、いい感じ


猟師の頭


おぉっ、白砂山の雲が取れてきた!
運がいい!


アズマギク?
リンドウ好きな身としては、民さんと正夫を一緒にさせてやりたかったなあと、思う。

この辺りから、花が豊富で、やたらと撮影休憩ばかりで、進まない・・・。






クルマユリ


トモエシオガマ


フウロウ






ウツボグサ


失敗




来た道を振り返る


お花畑は写真にしたら今一つ


到着






頂上から少し行ったところにある三国境(新潟・群馬・長野)。
危うく通り過ぎるところだったけど、親切な方が「ここですよ!」っと教えてくれた。感謝!
エモパー(スマホのアプリ)も、ちゃんと新潟県訪問として認定してくれた。
ぎりぎり新潟県に入ったくらいだけど、GPSの精度はすごい。


キスゲも少しだけ。


周囲の山々は皆、雲に隠れて、よく分からず、残念。
谷川も浅間も、草津も志賀高原も・・・。
山頂はそんなに広くなく、ぽつぽつ、人も増えてきたので、長居は無用。さぁ、帰ろう!
(空模様も心配で・・・。)


でも、下りも撮影ばかりで鈍足下山になってしまう・・・。


今回、個人的に入選、佳作の一枚だな。




居心地の良さそうなお庭、発見!












きっと、佐武流山に違いない!
ロックオン!
命名的には、甲武信岳(こぶしだけ)の次ぐらいに渋い。


撮影を楽しんでいたら、暗い雲が・・・。
そして雷、襲来!




弟切


アザミ(シャルドン)、クラゲみたい。


夏山には蜜柑
どんなに小さくても。
100倍増しで美味しい!
山で気になる人を口説くなら、絶対、蜜柑だと思う。


期待を裏切られ、あっけなく、雨にやられる。もう少し、もってくれるかな?と思ってたけど。
小雨の中、雷に急かされて、すたこらさっさ、下りる。


個人的に、今年はギンリョウソウの当たり年
冠山、川上岳に続き・・・。


しっとりと濡れた子羊
でも、10歳くらいかな?
登りの時撮ったのと同じ彼かもしれない?






湖畔のロッジに戻ってきた!

途中、埼玉から来たと言う若者と一緒に歩き、話してたら、下山の写真を撮り忘れてしまう。
雨の中、林道歩きは気の毒なので、途中の駐車場まで送ることに。

今回は、小さな親切がありがたかったので、別の誰かに親切の恩返しをする。
親切のリレーの輪に連なるのは、いいものだな。

白砂山は、予想以上に、いい山。
展望良し、道よし、アプローチよし、駐車場よし、トイレよし!
名古屋方面からは、ほとんど無名と思われるけれど、200名山詣でをしていると、こういう、いい山に出会えるのが嬉しい。
今回は、登山で慌ただしかったけれど、いつか野反湖の湖畔でテントを張って、のんびり、過ごすのもいいな・・・。

=====
YAMAPによれば、
タイム 08:58、距離 12.2km
上り 1208m、下り 1223m
カロリー 3816kcal だとさ。
歩数計は36000歩。

雷に追われたこともあって、2~3日、やや筋肉痛にやられた。
体重も1キロ増!

=====
<番外編>

帰り、道の駅六合(くに)で。
ここの、応徳温泉くつろぎの湯、いいお湯だった。
コロナ禍で温泉は自粛していたけど、ついに禁を破ってしまった・・・。
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