みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ピアノ弾き合い会2021初夏

2021年05月29日 | ピアノ会
緊急宣言の中、ピアノ弾き合い会だった。
今回、参加者はいつもの半分ぐらい、5人だったので、どんどん順番が回ってくる。いつもの倍ぐらい弾いた。

会場の尾西信金ホールのピアノはフルコンではないけれど、しっかり・かっちりしたタッチ。音響もとても良くて、いい弾き心地!

自分の出来は、案の定、いつもと変わらず、冴えない感じ。
だいたいが60点。
そこそこ自信を持っていた曲が、面白いように間違える、間違える・・・。
幾度も瞬間記憶喪失に見舞われ、うわ~、そう来るか・・・、と焦りつつ、ミスが許されない場所でなくて、つくづく良かったと思う。
前回の会はコロナ禍になる直前2020/1月だったので、随分、練習の期間があったのだけど、その期間に見合う完成度にならないのが、自分らしい。

良かったのは新しい試み(弾き語り)が、惨事にならず、ほっと一安心だったこと。
仲間から、いいコメントを貰えて嬉しかった。
お世辞でも、モチベーションなるなあ!
長らく(30年間も)の歌へのコンプレックスから、解放されたような・・・。
少しずつ、弾き語りのレパートリを作っていけるといいな。
大きな声を出すのは、健康にもいい気がするし。

独奏だと、恐らく頭の処理能力に、まだ余裕があるんだろう。時々恐怖が過るけれど、
弾き語りの時は、頭脳はフル稼働になっで、恐怖を感じにくくなる?
と言うよりも、単純に、声を出すと緊張和らぐのかな?

あと、テンポの速い曲は、崩れると悲惨なので、長らく逃げてきていた気がするけれど
いつまでも逃げていてはダメだなあ・・・。
今回、リベルタンゴを弾きながら、反省。


最悪、ここで一人で4時間練習することになるかも?だったけれど、
このご時世の中、勇気をもって、参加してもらえる仲間がいて、よかった!


この広々空間に5人・・・。贅沢だった。

・ショパン/ノクターン12番
・ピアソラ(山本京子編)/リベルタンゴ
・ショパン/ノクターン3番
・ドビュッシー/夢
・井波陽子/手紙

@尾西信金ホール
コメント (2)
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晩々成

2021年05月28日 | 近況
珍しく、仕事のことを少し。
ヤレヤレ。
今週は苦手なプレゼンをやり終えた週だった。
1時間、何十人かの前で独演。システムの説明を喋り続ける。
なんとか無事に終わって、一安心。
リモートなので、どんな風に聞こえているのか?よく分からない。
反応が見えないから、やりにくいようで、逆に緊張は少なくても済んでいるんだろか?

しっかり準備ができていれば、過度に心配することはないなあ。
コンマ何秒の戸惑いや、ちょっとしたミスが命取りになる楽器の人前演奏に比べれば・・・。

若い頃、口下手で大勢の人の前で話すのはとても苦手だったことを考えると、我ながら目覚ましい進歩だけれども、
職業人生の終盤でようやくでは、進歩が到来するのが遅すぎ。(普通の人の10倍の時間がかかっている。(笑)
この進歩が20、30代の頃に訪れていればなあ・・・。
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モグラ叩き?

2021年05月23日 | 近況
ピアノ会が近づいてきた。
どうせなら、大怪我をしないで弾きたいなあ・・・。
と願望はあっても、なかなか行動はついていかない。
ピアノに費やせる時間は、どう頑張っても、平日は1時間。休日も1時間半が関の山。
いろいろと衰えてる。

状況は、再び、もぐら叩きの様相を呈している。
どこかを直すと、どこかが薄れる、崩れる。
感染者が増えて、慌てて緊急宣言を出してる、どこかの政府のモグラ叩きと似通ってる?

会が終わったら、手塩にかけて育てたこれらの曲からも、遠ざかったしまうかも?なので、
せめて、残り1週間は、大切に慈しみたいところ。


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遊佐未森 REMO-MIMO 2021

2021年05月22日 | ライブ&コンサート
このところ、平日は過労気味で、時間はあっても、気力が湧かず、アーカイブ期限の最終日になってようやく、拝聴。
Twitterで、とても評判がいいのにも、後押しされて。

素晴らしくよかった!
陽だまりの中で遊び、爽やかな風が走り抜けて行く。
ゆるやかで、しなやか、確かな足取りで光差す径を歩んでいくのだった。
大好きな、お三方のパフォーマンスを見逃さなくてよかった!

土の歌、ショコラ、月姫、いつでも夢を、欅~・・・。みんな名曲だ。
月姫は、ファーストアルバムの曲なのに、全然古びてない。新曲みたい。
最初の歩き始めた道は、そのままに進んでいる遊佐さん!

時には、こういう、ふわっとした時間も必要だな。
新譜の「潮騒」もとても、楽しみ。
「潮騒」を聴くまでは、なにがなんでも、あの世には行けない。
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◎少し浮上?

2021年05月15日 | ヴァイオリン
バイオリンの練習は、このところ、ずっと森の中を彷徨っているが如くだけど、時々、見晴らしのいいところに出ることもあると思う。
今日のレッスンはちょうどそんな感じ。

レッスン中のヘンデルの4番ソナタは、もう1年もやっていているのに、進めないのだ・・・。(涙・恥)
練習しても練習しても上達しない。バイオリンは、注意すべき点がたくさんありすぎて、手に負えない・・・。
1日せいぜい30分の練習では、臨界点?

コロナ禍の中、ただでさへ仕事のストレスが多いのに、バイオリンのストレスも加っては、身が持たないのでは?
発表会は止めるか?、レッスンも回数を減らそうか?などと、悶々と、意気地のないことを考えていたのだけど・・・。

珍しく、数ヶ月ぶりに、雲の上に浮上した感じ。
レッスンの年数が経つにつれ、トンネル状態が多くなってきている気がする・・・。

=====
<メモ>
・左手の脱力、ネックを掴まない!
・元弓で弓のUP⇒DOWNの返しなめらかにできないところ
 ⇒右手の手首を柔らかくして
・ポジション移動で左手に力が入ると、右手も力が入って、音が強くなりがち。
 ⇒左手の脱力。緩く!

=====
最近思うこと。
バイオリンとピアノは、日本語と英語ぐらいに、スキーマが違い過ぎること。

人生の後半戦に入って、残り時間が少なくなっている中で、
「あせらず、くさらず、ぼちぼちと」を続けられるかな?

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遊佐未森Cafe mimo Vol.20~春爛漫茶会~

2021年05月09日 | ライブ&コンサート
2年ぶりのカフェミモへ。
遊佐さん、楠均、西海孝、両氏の相変わらず息の合った、最強のトリオ。
シンプルなこの構成は、いっとうお気に入りなのだ。
皆で無事を喜び合う感じ。
心に光が差してくる感じ。
楽しい一時だった。

コロナの影響?か個人的な心境の変化?なのか、こころなしか、盛り上がり方は大人しめだった?
(「ひょっこりひょうたん島」も最初に観た時のような、超弩級の盛り上がりはなかったかな・・・。)
「欅 ~光りの射す道で~」は、ほんとうにいい歌で心に沁みる。

観客の平均年齢は50歳を越えていてるかな?
この先も、ずっと歌い続けていって欲しい。

緊急事態宣言が出る直前で、よく開催してもらえたなあと思う。

=====
個人的には、妹と久しぶりに再会。無事を喜びあった。

@千種座
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覚王山訪問

2021年05月08日 | 
街歩きした。
近くて遠い名古屋の覚王山。
50年も生きていて、いわゆる覚王山(駅の北側)を訪ねるのは初。


日泰寺(にったいじ)の五重塔が眺められて、満足。
「泰」がタイ国のことを表していたことを、ようやく知ったのだった。


揚輝荘 聴松閣
大正ロマンだった。
日泰寺のすぐ隣
松坂屋と旧東海銀行の創始者の邸宅だったとのこと。
いろいろと趣向が凝らして合って、家づくりの参考になるかも?








バイオリンの渦巻きを発達させたようなデザイン!

北園側

逆さ五重塔を撮るのは難しかった。


花の名前は、Googleに聞いて下さい。


ささやかに稲荷山も
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田淵俊夫展~メナード美術館、徳川美術館~

2021年05月07日 | 絵・写真・美術館
30年前、三浦綾子「細川ガラシャ夫人」の装丁で知って以来、繊細で格調高い画風がとても好き。

時を同じくして、県内の2つの美術館で、企画展開催とのことで、これは見ておかねば!


メナード美術館
田淵俊夫と日本画の世界


徳川美術館 時を描く


今まで、疑問に思っていたことの謎が一つ解けた気がする。
輪郭線と彩色のずれは、時の移り変わりを暗示していたのではないか?ということ。

植物を描いた作品の奥には、植物の生命力への感動があったのだなあ・・・。
日本画にそぐわない日常の風景(電信柱やフェンスやら)を敢えて描くのは、生活に寄り添う姿勢があったのだなあ。
画風の変遷も興味深かった。

有意義な展覧会だった。


30年前のガラシャ夫人が、全ての始まりだった。





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コローから印象派へ展

2021年05月05日 | 絵・写真・美術館
コンサートの後、ちょうど名古屋市美術館でやっていたコローを見に行く。
ランス美術館の所蔵品からの出展。


コロー、好きなのだ。
やわらかく素朴で詩情をたたえた、印象派の先駆けとなった画家、コロー。
これだけまとまってコローの作品を見るのは初めてだった。


今回、特に気に入ったのは、「春、柳の木々」
自分にはとてもしっくりくる。
飽かず眺めて、コローはやっぱりいいなと思う。

同時代の画家とコローを見比べて思うことは、
コローはしっかり描いてないと言うこと。朦朧体とでも言おうか・・・。
ぼかすことで、余韻が生まれ、詩が生まれる。

連休の最終日で、大雨でも、隣の科学館は、それなりに人が来ていたけれど、
コローは地味だからか、美術館はびっくりするぐらい空いていた。
確かに、目玉になる作品も少なかった気もするのだけど。
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亀井聖矢ピアノリサイタル

2021年05月05日 | ライブ&コンサート
しらかわホールで亀井聖矢(かめいまさや)君のコンサートだった。
素晴らしかった!
プログラムはスカルラッティ、ショパン、ベルク、ラフマ二ノフのソナタ。
アンコールは夜のガスパールからのオンディーヌとラ・カンパネラ。


スカルラッティは機知に富んで、清々しい感じ。
ショパン2番も十全で圧巻だった。3楽章ならチャレンジできるかな??
ベルクのソナタは、移ろい行く妖しい音の世界をしばし堪能。
ラフマニノフ2番も、大ロシアのロマンチックな渦に飲み込まれてしまった。
オンディーヌも艶めかしいこと。彼、まだ二十歳前なのに・・・。

揺ぎ無く、切れ味鮮やか。冴えわたっていた気がする。
もっともっと、聴いていたかった。

今回、コロナ禍のため、友人からチケットを譲ってもらって、急遽訪ねた演奏会だった。
恥ずかしながら今まで、亀井君が、日本音楽コンクールとPTNAでWで1位になった若手ピアニストのホープと言ういうことも知らず・・・。
アンテナの感度、悪すぎ。笑


友人と亀井君に感謝、感謝!だった。

=====
それにしても、亀井君のこのベルクのソナタ1番の解説の動画は、とても勉強になった。神動画!
https://www.youtube.com/watch?v=3xtNUW6k7EU
なんというサービス精神旺盛なんだろう!
まだ19歳なのに!
このクラスのピアニストでも、知らない曲を聴くと眠くなる時があるとのこと。
トップクラスのピアニストの赤裸々な等身大
近現代曲は、何回も聴いて、予習することが、とても大事だなあと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=vQTyUFhURh4
こちらの夜のガスパールも、公開が終わらないうちに視聴せねば!

=====
<番外編>
しらかわホール近くに、よさげなカフェが出来ているのを発見。
紅茶カフェ ファータデルテ
今回は、野菜たっぷりの点心のランチを頂く。リーズナブルで満足度が高い。


しらかわホールの近くは、お店は多いけど、いい感じのカフェは意外となかったので、
このカフェはいいなあ! 収穫!
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