みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

秋、しみじみと深まりぬ

2008年10月31日 | 俳句・短歌
俳句は、相変わらず、ぽつぽつと収集中。もっぱらNHK俳句で。
で、選者の、正木ゆう子さん、長谷川 櫂さんのファンだったりする。この辺に少し画像も発見。正木ゆう子さんは、おっとりとした感じがとても好印象。長谷川 櫂さんも精悍で男前、格好いい。
好きな俳人が、いいと言う俳句は、いいなあと思えてくるんだな・・・。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
肌寒し一灯夕餉雨寂
(いっとう ゆうげ あめしずか)
(大田区 井手晃一)

星屑の恋する秋となりにけり
(長谷川櫂)

渡り鳥 わが名つぶやく人欲しや
(原裕(はらゆたか))
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
肌寒しの句。どことなく寂しげで、でも感傷的にならず、この落ち着きと潔さが欲しい。言葉どうしの共鳴、余韻もいいではないか・・・。
星屑の句。なんてロマンチックな・・・。降参!長谷川櫂氏、ダンディすぎる。
渡り鳥の句。寂しい心持が、大空を渡る鳥たちに託される。この句はすごく好きだな。素直な思いがいい。

と言うことで、秋、しみじみと深まりぬ。でありますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

XAシリーズの試弾

2008年10月30日 | ピアノ
東海地方のピアノ愛好家の皆様へ
ヤマハのCシリーズの上位モデルXAが試弾できるみたいです。
~12/29まで。CシリーズとSシリーズの間、価格差がありすぎるから、その溝を埋めるマーケティング的にはまっとうな道ですね。
自分も行ってみようかな。

ヤマハ・ミュージック東海 グランドピアノ試弾会

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとり日和

2008年10月29日 | 
一つ屋根の下、20歳の知寿と71歳の吟子さんの春夏秋冬。
いいところ、醜いところ含めて、ありのままに綴られていた。
出会いも別れも、自然に真っ直ぐに受け止められていた。自然はいい。素直なのはいい。衒いなく、淡々とした感じ、くっきりとした感じも、好印象。
青山 七恵さん、好きな小説家に追加しよう。

見込みがなくても、終わりが見えていても、なんだって始めるのは自由だ。もうすぐ春なのだから、少しくらいは無責任になっても、許してあげよう。


ひとり日和
青山 七恵
河出書房新社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●レッスン 幻影&エレナ

2008年10月28日 | ピアノレッスン
指の痛みは、だいぶん治ってきたと思ってたら、今朝は冷えたせいか、じんわり痛む感じがする。ふむむ・・・。
冷えたせいなのか、週末から親指解禁で新曲の譜読みを始めたせいなのか・・・。はてさて・・・。

・アルカン「エスキス第1曲・幻影」
指摘事項。フレーズのまとまりみたいなところ。自分は、あっさり切っちゃう傾向があって・・・。
あと5連符が速い!ところ。難しかった5連符が、すんなり入るようになって、油断してた・・・。

・ガルッピ「ピアノソナタ1番エレナ1楽章」
素敵!とお褒めの言葉をいただくも、けっこうつまってるんだけどな・・・。

ピアノのあるレストランとか、自分の開くピアノ会のこととか、なんだか脱線ぎみのレッスン・・・。
早く治って、やりかけてる悲愴ソナタやスターライトワルツに戻りたい・・・。

・・・ばかりで、歯切れ、悪いなあ・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近況~回復

2008年10月26日 | 近況
やっぱり嬉しいな。怪我が治ってきているのは。
左手の小指、右手の親指、両方とも、痛みはなく、もう完治したんじゃないかな?
でも、指の中は覗けないので、果たして完全に炎症は消えているのかどうか???医学が進んで、一発判定できるようになると良いのに・・・。
再発は恐いので、しばらくは、恐る恐るだなあ・・・。

あと、1ヶ月前の山で痛めた左膝も。
ジョギングできるぐらいには回復した。ちょっと走ると違和感があって、まだ完治ではないみたい。でも、山はまだ無理でも、走れるのは嬉しい。

復活は嬉しい。

先週は、仕事で途方にくれてた提案書が、なんとか形になって、できないことができるようになるのは嬉しいな。
上司からはきつい言葉もあったけど、この年になって指導してもらえるのはありがたいこと。

この週末は、ある本を読み耽り、読書の秋。
穏やかに、順調に、進んでると思う。
感謝。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新宿御苑のんびりこ

2008年10月22日 | 
またまた東京の記事なり。
雨上がりの休日の午後、新宿御苑を訪れたのでした。
緑がいっぱいで、広々。
渋谷や新宿のそら恐ろしい雑踏から、ちょびっと離れたところに、こんないいところがあるんだ!
家族でも恋人どうしでも、そして自分のようなカメラおじさんにも、のんびりこするのに好適の地。とてもお勧めだなあ。東京都民の方が羨ましい。
素晴らしきかな、新宿御苑。いっとう、お気に入りの場所が増えたのでした。


プラタナス並木、とても見事。


NTTドコモ代々木ビルは、新宿御苑のために建てられたビルではなかろうか?
自分はソフトバンクだけど、ドコモを見直した。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しっとりとミレイ展

2008年10月19日 | 絵・写真・美術館
先週の東京では、文化村のミレイ展も見に行ったのだった。ミレイは19世紀後半の英国、ラファエル前派の代表的な画家です。

雨の休日の朝、混んでたなあ・・・。
昔、ロンドンで見て目に焼きついていた「オフィーリアの死」と再対面。でも今、自分の好きな絵の範疇からは、ずれてしまっている。
混雑に嫌気がさして、もったいないとは思いつつ、前半は、ほとんど素通りしてしまった。
大きな画面で神話や聖書に題材をとった作品、大仰な感じの絵は、響いてこない・・・。ん~。
でも、風景画や子供の肖像画(ファンシー・ピクチャーの章)、そして風景画はよかったなあ。


ミレイ「ベラスケスの想いで」 (Souvenir of Velasquez)


ミレイ「月、まさにのぼりぬ、されどいまだ夜ならず」(The Moon is Up,and Yet it is not Night'-Byron)


ミレイ「露にぬれたハリエニシダ」 (Dew-Drenched Furze)

ラファエル前派の絵には、大陸の絵画や印象派とは違う、空気の濃さ、色彩の深さ、潤い、誠実さを感じる。言ってしまえば、英国のイメージそのものなんだけど・・・。絵に添えられた詩もいいなあ・・・。
好きな絵、少しずつ増やしていきたいな。

@東急文化村(2008.10.10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぶらっと京都、大津へ

2008年10月18日 | 
最強のジプシーブラスを観に大津へ。ついでに京都も少し。
だけど、期待が大きかった分、裏目に出た気がする。暦どおり、仏滅的であったというか・・・。

・銀閣は改修中。観光客が多いな・・・。

紅葉、じわりじわり。

・南禅寺塔頭の金地院、せっかくの庭も、拡声器からの大音量の解説で、ん~。。。


京料理にしむら。雰囲気の良いお店。仲居さんが美人で緊張してしまう。料理も美味しく頂いた。ゆりね?美味しいな。

・ファンファーレ・チォカリーア、爆奏、狂ったように吹きまくる。蜂雀のようなラッパ。ゆるぎなく大地を刻むチューバ軍団。すさまじい・・・。観客の皆さん、超アレグロをものともせずに、のりのりで踊ってた。上手い!音楽は二の次で、踊りを観てたかも・・・。@びわこホール

・夕暮れ時、なぎさ公園の散歩は心地よかった。


まあ、常に当りを引くわけにはいかないよな・・・。
下調べも大事だなと、ちょっと反省。

でも、なるべく知らないところに出掛けていく。やろうかな?と思いついたことはやる。やらずに後悔するよりも、やって後悔するほうが、何百倍もまし。
と自分に、言い聞かせる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食欲の秋@名古屋駅周辺

2008年10月17日 | 食べる
食欲の秋なので、最近訪れた名古屋駅周辺のお店で、美味しかったところのメモ。

ビストロ・ドファンドール@キャッスルプラザB1F
ランチを頂いたのだが、美味しい!特にデザート(プリン、シャーベット、ゼリー、ケーキ、フルーツ)の充実ぶりには目を見張る。
プリンの美味しかったこと!なめらかな喉越しと、バニラビーンズ、こんがりキャラメルは絶品で、こんなに美味しいプリンは食べたことがない・・・!ぐらいに美味しかった。
残念ながら仕事だったので、どのランチだったのか不明で・・・。今度は自腹で行ってみようかな・・・。

資生堂パーラー名古屋店@タワーズ12F
ここの「限定20食」 の生麺のパスタ。ここのもっちり感は、とても好みで、いい感じ。

伊太利食房 ZenZero
こちらの焼パスタも、なかなかよかった。香ばしい焼きに弱いんだな・・・。

(写真)奥穂高、岳沢付近にて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不穏で静寂なハンマースホイ

2008年10月15日 | 絵・写真・美術館
先週末、ハンマースホイの絵を見に行ったのだった。
ハンマースホイは19世紀末から20世紀初頭のデンマークの画家。
モノトーンを基調とした寡黙な絵が多いなあ。


ハンマースホイ「背を向けた若い女性のいる室内」


ハンマースホイ「室内、ストランゲージ30番地」
(ドアの向こうから何が入ってくる?)

室内の後姿の奥さん、イーダを描いた作品が多く、ついつい項(うなじ)に見入ってしまう。後姿には詩があるなあ・・・。

部屋と人物の大きさが、少しずつ、アンバランスな感じで、静寂な中に、不穏な様子も入り混じる。ある意味、不気味。でも、こういう、きわめて慎み深い絵は、好み。

平日の午後だったからか、とても空いてて、ハンマースホイの絵に相応しい静かな館内で鑑賞できたのは運がよかった。

東京国立近代美術館(2008.10.10)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする