みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●レッスン 羊3回目&月光ソナタ終楽章へ

2009年10月31日 | ピアノレッスン
ちょっと事後報告になってしまうけど、今週、火曜日はレッスンだったので、ノルマのレッスン報告です。

・チェルニー40-37(上声部の跳躍練習)
×、ですが、この曲は得意です。テンポアップして弾くと”カッコウ”のテーマが浮かび上がってくるので、
勝手にカッコウ・エチュードと名付けて親しんでいるのでした。
2ページ目の複合半音階パターンが、おぼつかない感じだけど、次回、卒業を目指す!

・バッハ(エゴン・ペトリ編):羊は安らかに草を食み(BWV 208)
3回目でした。先生の前だと、最初の取り付きで、どうもうまく曲に乗れず、失敗してしまう。
五度重音の指使いは、まだ工夫の余地があり、指摘された指使いで直そう。
あと上の音のテヌート、スラーが課題。

・ベートーヴェン:月光ソナタ終楽章
2~3ヶ月の練習を経て、ようやく形になってきたので、もっていきました。
初回だったけど、最後まで弾き切る。もちろん何カ所かつまりながらだけど。
初歩的な譜読みミスや、様式の思い違いもなかったようで、ラストまで、止められることなく弾かせて頂いた。
初回としては、なかなかの出来だったようで、ブラボーをもらう。初回割引!でも、嬉しい。
意識すること
・上滑りにならないように。粘って弾くこと。
・ぎりぎりまでためる。
・右手と左手で音価を合わせる。

この曲、弾いていると、ベートーヴェンの孤独、不屈の精神のようなものが、乗り移ってきて、心揺さぶられますね。ベートーヴェンのあまりにも過酷な人生を思うと、泣けてくる・・・。
この曲は、趣味のピアノの最終目標の曲なので、感無量です。

ショパンなどに比べると、譜読みは信じられないぐらい楽ちん。
すんなり最後まで行けてしまったのは、飽きずに続けてきたチェルニーの賜なんだろうな、と思う。
ベートーヴェンの愛弟子、チェルニーの練習曲は、ベートーヴェンのソナタを弾くための練習曲。
チェルニーのありがたみを実感しているのでした。
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心から心へと、受け継がれてゆくたからもの

2009年10月30日 | 音楽
音遊人(みゅーじん)の最新号が届いて、
さっそく、やなせさんのエッセイを紐解いたのでした。

音遊人2009/12月号
やなせなな「ひだまりの唄」より
 この世界にあるもの全ては、その姿を変えてゆきます。
 中でも生命は、いつか必ず終えてゆかなければならないさだめにある。それはとても悲しいことですが、こうして今文章を書いているわたしも、読んでくださっている皆さんも、ひとりとして例外を許されない。重い現実を背負っているといえます。
 ですが、人間ひとりのいのちに限りがあったとしても、何十年、何百年という歳月を経て、心から心へと受け継がれ、守られ、残り、人々の中に息づいてゆく、かけがえのない宝物がある、とわたしは最近考えるようになりました。
 たとえば・・・
 音楽や美術といった芸術、何者かを愛する心、かみさま・ほとけさま・ご先祖さまに手を合わせる姿勢、ふるさとを慈しむ気持ち、幸せへの願い、平和への祈り、暮らしの知恵・・・などなど。
 それは、いわゆる「モノ」ではありませんから、お金では決して買うことができませんし、誰かが独り占めをできるような代物でもありませんよね。
 生まれては消えてゆく、数えきれないほど大勢の人々のいのちが、形のない宝物のバトンをリレーのようにつないでいて、誰もが皆、そんなリレーのおおきないのちの輪の中で、今、生かされているような気がします。


やなせさんの姿勢はとても好きだなあ。
一人一人のいのちは、大いなるものの存在=形のない宝物を、受け継ぎ、受け渡すための入れ物のようなものかな?と、日々感じるところでも
あるので、やなせさんのメッセージには、深く共感するのです。

「願い」のアルバムも聴きました。このアルバムのテーマは「心から心へと、受け継がれてゆくたからもの」で、なるほど、いろんな宝物が出てきました。
 誰かを大切に思うこと、
 毎日が奇跡の連続だと言う事実に気づくこと、
 巡り会えた人に感謝の気持ちを捧げること、
 過ちにも降り注ぐひかり、
 線香花火のようにはじけて咲いて消える恋、
 誰にも気付かれず咲いては色あせてゆく名もなき花の存在・・・

勝手にやなせさんの応援隊長になってしまいますが、秋の夜長、このアルバムを手にとって、やなせさんの声に、言葉に、耳を傾けてみてはいかがでしょう?

「ひだまりの唄」のバックナンバーが読みたいぞ!

願い

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「やなせなな」さん繋がる

2009年10月19日 | 音楽
ネットをぶらぶらしていたら、「やなせなな」さんに出会う。

やわらかい低音、心地いい歌声。心の深いところに響いてくる何かがある。すっかり気に入ってしまいました。

しかし、「や・な・せ・な・な」? ん? 待てよ、何となく、聞き覚えのある響き?

あぁ、やっぱり・・・。

ヤマハから送られてくる冊子「音遊人」(みゅーじん)に、すばらしい文章を綴られていたっけ。
この一文は、改めて読み返しても、ホロリとするな。

その時は、シンガーソングライターということ、知らなかったのだけど・・・、
時を越えて、「やなせなな」つながる、である。

歌う尼さんだったとは! それに奈良県の方なんですね。 近くじゃないか!
よおし、ライブ行こう。
子宮ガンを克服して歌われているとは・・・。

ライブついでですが、飛び石連休中日の11/2(月)の夜、大阪・心斎橋はフィドル倶楽部で、
アコーディオン弾き語りのマルカートさんと、ピアノ弾き語りの井波陽子さんのライブがあります。

ライブ情報はこちら。

お二人の音楽には、すてきな宝物が、たくさん詰まっています。
本当にお勧めです!是非、是非、間近で体験してみて下さい!

やなせなな「蜜柑」



やなせなな「願い」


願い

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姪っ子、来る。そして心境の変化

2009年10月18日 | 近況
自分の名前の一字を譲り受けてくれた姪っ子、来る。


健やかな大の字



恐らくは、赤ちゃんは一番仏様に近い存在です。



君、どんなレディーに育つんだろうね?





私心ですが、心境の変化があり、「こんかつ」なるものを、してみようかな?です。
いつか、語感的に、いい結果が望めそうにないと、さんざんなことを書いたのだけど・・・。
昨日、紹介サービスの大手4社の訪問を終え、はてさて、どうなることやら?

それにしても結婚紹介サービスって、素晴らしい仕事だと思う。
こういう会社のシステムを受注して、最強のマッチングロジックを開発するとか?SE冥利に尽きると思うなあ。
そらみみ式スーパーキューピッドマッチングロジック、とか?(笑)

閑話休題。
現実は、とても厳しそうです。
特に男。
ある社のデータでは、婚活によって、成婚に至る率は男性が25%、女性は50%とのこと。30~50万かけて、頑張って活動して、この数字です。
お馬鹿なことを書いている場合ではないですね・・・。
精一杯やってみよう。

「誰しも、今が一番若い」
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●レッスン 羊2回目

2009年10月13日 | ピアノレッスン
眠い!眠い!
眠い目をこすりながら、レッスンへ。
眠いと、どうにも投げやりな感じになってしまって・・・。平日夜のレッスンは、考えものかも・・・。

・チェルニー40-37(上声部の跳躍練習)
×。今日は、ゆっくり。まずまず。よく弾けているとのことでした。
強弱をつけて、テンポを速くして、次回、合格を目指そう!

・バッハ(エゴン・ペトリ編):羊は安らかに草を食み(BWV 208)
この2週間で、安定性がだいぶん増した。
五度、三度の重音で旋律が進行するところ、幾つかアドバイスをもらいました。
自分、下の音は、親指と人差し指を使って、繋がるようにしていましたが、それがために、肝心の旋律が不安定になってしまっていた。
下の音は親指だけにすることで、旋律の音が安定してスラーで弾けるようになるとのこと。
あと重音進行部のフィンガーペダルについても、研究の余地ありとのことでした。

マズルカは今回はお休み。
次回は、月光ソナタも、持って行けるかな?
あと、次の次に向けて、ガーシュイン:I got Rhythmも、さらい始めました。この曲、浮き浮きしてきますね。この前観たシャンソニア劇場のミュージカルのように、愉快に軽快に弾けるようになりたいな。
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どうやってピアノを弾く家を確保するか?

2009年10月11日 | ピアノ的雑感
経済的な話です。
ピアノを入れるための部屋をどうやって確保するか?の話です。
三十路最後の歳になり、やっぱり、そろそろピアノ練習室が欲しいぞ!と言うことで、いろいろ考えているのですが・・・。

案1)賃貸+防音室(アビデックス)
 → 防音室を入れるとしても、契約上、楽器不可なのは精神上よろしくない。アビテックスが高くて、狭いのも。×

案2)中古マンション購入+防音室リフォーム
 → 防音室工事は300万はかかるし、マンションも古くなってくると、ややこしそう。×

案3)ピアノ可の賃貸物件を探す
 → 名古屋近辺はほとんど出ていない。×

案4)ん~、では、やっぱり防音室付きの家を建てる?
 早速、調べてみたら、コストパフォーマンスのいい家って、けっこうあるんですね。

アーネストワンのクレイドル・パレット。580万円の家
一人で住むには十分すぎる。

アキュラホームのすまい55。550万円の家
これも十分すぎる間取りと設備。この価格は信じられない・・・。

・九州になってしまうけれど、ヒラキハウジングの貸屋くん800。2戸で800万円!(坪単価23.5万)
これなら片方を賃貸に回して、大家さんになって、家賃でローンがまかなえてしまいそう・・・。

確か、少し前、日経でインカム住宅(賃貸併用住宅)が紹介されていたっけ・・・。
金利の高い不動産ローンではなくて、金利の低い住宅ローンが利用を利用して、賃貸経営ができる点が、上手いなあ!と思ったのだけど、やっぱり、この方法はいいかもしれない。
家賃収入をローン返済に回せるから、自身の毎月のローン支払いは少ない額ですむし、仮に将来、大きな家に移る場合は、賃貸に回して、新居のローンをまかなえるかな?

それで、もう少し調べて出てきたのが、

ハイアス&カンパニー社ユニキューブとかエコパティオといった商品
   
エコパティオは、上のローコスト住宅に比べると、幾らか高くなるけれども、1戸690万~(坪単価31.1万)
目を引いたのは、防音性能。デコスドライという、セルロースファイバー(原料は新聞紙!)を使った断熱・防音工法だそうですが、
これなら、別途300万の防音室工事が削減できるかも!

パティオのあるメゾネットって、いろいろ出てる賃貸物件でも見たことがなく、ピアノ可、パティオ有の物件って、差別化が図れて、賃貸経営的にも面白そう。
(自分なら即入居したい。どうです?魅力的ではないですか?)
 
思えば、日本の一戸建てって、ほとんどが部屋がたくさんあるファミリー用。
独身者は集合住宅という暗黙の了解の元、ないがしろにされている感じだけど、一人でも一戸建てに住みたいぞ!

いつでも気兼ねなくピアノが弾ける小さな家を建てることが、俄に現実味を帯びてきたかんじ。

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初モツレク

2009年10月08日 | 音楽
モーツァルトのレクイエムを聴きに行く。
本格的な合唱付きのオケを聴くのは、初めてと言うこともあるかもしれないけれど、
あまりの美しさに感動して、意味もなく、目頭熱くなる。
合唱の歌声は、素直に心に響いてくる。

押し寄せる荘厳な音の渦、祈り、怒り、神の恩寵、光の王国・・・。

こんなに素晴らしいものが、この世に存在することが、信じられないかんじ。
素晴らしすぎて、正直怖いと言うか・・・。

38歳の最後の夜は、なかなかに素晴らしい夜でした。
この曲は、通の人たちはモツレクと呼ぶんですね・・・。

@10/7 名古屋・伏見・しらかわホール
オーケストラ・アンサンブル金沢
「合唱の匠~ロルフ・ベックのレクイエム」
[出演] ロルフ・ベック(指揮)、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン アカデミー合唱団(合唱)
オーケストラ・アンサンブル金沢(管弦楽) ほか
・シューベルト:未完成
・モツレク
・アヴェ・ヴェルム・コルプス(アンコール)

そうそう、ソプラノのシュテファニー・ダッシュ(Stefanie Dasch)さん、
よくコロコロとよく響く艶のある声で、印象的だった。

しらかわホールでは、来月、アイリッシュ・コーラスにも行くことにしていて、楽しみなのだ。
アヌーナ「ケルトのクリスマス ~浄夜」

しらかわホールの催し

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白銀比

2009年10月04日 | 芸事全般
数と美についての話です。
少し前の日経ですが、「日本人なぜキムタク好き?」という記事がありました。
ここで知ったのは「白銀比」なる、美の基準。
黄金比(1:1.618・・・)はよく知られているけれど、白銀比(1:√2)という比もあるんですね。
記事によれば、
・黄金比・・・クレジットカード、洋書のペーパーブック、モナリザ ⇒ 面長で大人びた印象、西洋人好み
・白銀比・・・日本の文庫本、A判、B判のコピー用紙など、キムタク ⇒ 丸みを帯びて幼い印象、日本人好み
なのだそうです。
白銀比には、"カワイイ文化"に通じる魅力が隠されているかも? と締めくくってありました。

興味深い記事だったので、もう少し調べてみました。

~ 黄金比と白銀比の謎 ~

白銀比は、大和比とも言うのですね。
法隆寺や四天王寺の建築、仏像などにも、この比率が適用されている。ふむふむ。

ピアノの演奏でも、より日本人にしっくりくる演奏には、白銀比がひそんでいるのかも?

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