みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

日展・東海展へ

2010年01月31日 | 絵・写真・美術館
絵ネタ、続いてしまいますが・・・。
この日は、日展・東海展を観に行ったのでした。
ほんとうに盛り沢山で見応えあり。
でも、たいへんな人出で、ゆっくり眺められる感じではなくて、疲れてしまう。
朝一番なら多少はまし?と思ったけれど、そう甘くはなかった・・・。

毎年恒例になってきたけれども、特にいいな!と思った作品で、ブログを飾るとします。
(小さくなると、その良さが伝わらず、残念ですが・・・。)


竹内浩一 「白雨」
とても繊細で、柔らかい。ため息もの。
唯一色づいた葡萄の実が、印象的。


川春彦「風まく」
富士の峰に荒々しく吹きすさぶ風・・・。


大友義博「遥光」
紫の光に惹きつけられるなあ。


小川満章「室内」
深く人物の内面に迫っていたと思う。


殿村和司「天空の杜」
森の階段を登ってみれば、てっぺんには月を従えたフクロウ君。とても心和む。


横山喜八郎「晨翔」
気高く、雅なものへの憧れがあるのです。

画像ファイルは、日展のホームページから、をお借りしました。

人生は好きなものを探す旅。
好きな絵が増えること、嬉しいこと。
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水面に浮かぶ美の回廊

2010年01月30日 | 絵・写真・美術館
1月某日。琵琶湖湖岸の佐川美術館を訪ねました。

訪ねた日は真っ青な青空が広がり、美術館の建物は、煌めく水面に囲まれて、とてもいい雰囲気。

水面に浮かぶ美の回廊・・・。

昨年末、惜しくも亡くなられた平山画伯のコレクションが充実していました。
画伯の絵の、静けさ、穏やかさに触れて、温かく落ち着いた気持ちになるなあ。

楼蘭の朝

ポリネシアの民芸品と茶器の取り合わせの展示は、不思議と惹きつけられる。
それぞれ単品だと、素通りしてしまいそうだけど、両者が向かいあって並べられることで、
原始の生命力のようなもの、共鳴していたのかな?


館内のカフェで飲んだパイナップルとマンゴーのお茶がとても美味。

とても素敵な美術館で、また、ぶらり、訪れてみたい。
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新プロジェクト始動

2010年01月29日 | 近況
仕事の近況です。
2年間携わっていたプロジェクトから離れ、今週から、新しいプロジェクトに移籍です。

自分以外の4名のメンバーは、よくも、まあこれほどのメンバーを集めたなあ!と感心しきり・・・。
皆、システム構築の腕利き。自由闊達。パワフルで陽気。失敗をねじ伏せ、強引に成功に持ち込むような雰囲気。
なんだか特攻野郎Aチームと名付けてしまいたくなる。(映画は観たことないので、勝手なイメージだけど・・・)

スケジュールも、かなりタイトで、開発部隊は、既に不夜城と聞く。
これは、エキサイティングなプロジェクトになるぜよ・・・。

と、わくわくしつつも、知らない人たちばかりの新しい職場は、気の張ることも多く、疲れる一週間でした。
この週末は、のんびり気分転換・・・。

ちょっと、脱線だけど、特攻野郎のリーダーの座右の銘
作戦(戦略)は奇を以ってよしとすべし
憧れてしまう。
(臆病で用心深い性質なので・・・)
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デジカメ新調

2010年01月25日 | もの
このブログを5年前に綴り始めて以来、ずっと大活躍してくれていたデジカメ君(Fuji finePixF10)、
どうやら、レンズの内側が汚れてしまっているらしく、
どんなにレンズを磨いても影が写ってしまっていたのでした。

それで、吟味に吟味を重ね(それほどでもないけれど)、新調。

選んだのは、薄さ(1.8cm)、接写性能(3cm)、外観にこだわって、CanonのIXY IS210
このIXYなら、いつでも気軽に持ち歩けるぞ。万歳!

この機種、発売からそろそろ1年ということもあり、在庫処分のたたき売り状態でした。1万4000円程。
こんなに安い値段で、こんな高機能デジカメが買えてしまって、いいんだろうか?
ちょっと、申し訳ない気もする。
利益出るのかな? 量産効果マジックですね・・・。

それにしても、各社のカタログを見ていると、
広角レンズ、10倍ズーム、高感度、ハイビジョン動画、タッチパネル搭載と、
進化の波はとどまることを知らず、選ぶ側は、大変・・・。

これで、ますます写真撮影が楽しくなりそう。
写真の腕、上がりますように!
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●レッスン 冷える季節はバッハで

2010年01月22日 | ピアノレッスン
結石の日の夜、痛んだらどうしようと?と思いつつのレッスンでした。

・チェルニー40-39(右手の分散和音の練習)
×。自分でも今一つなことは、よく分かってた。
この2週間、練習時間のかなりを割いて、レベルアップを図ったけれど、力及ばず。
黒鍵のアルペジオは、テンポを上げると、すぐ滑って落ちてしまい、苦労するなあ・・・。

・次のフレーズに移る前の終わりの音を大切にすること。
・あと、強弱。

実家の夜は、家族に遠慮してしまい、デジピのヘッドフォンと言えども、勢い良くフォルテで弾くのは憚れる・・・。
ついつい自分のピアノがソフトになるのは、この辺の事情もあるんだろうな・・・。

・バッハ「6つの小前奏曲 第1曲ハ長調BWV933」
寒い日が続くと、どうも左手小指に負担のありそうな曲は、弾く気が失せてしまうので、ガーシュインはちょっと休み。
しばらくは手にやさしいそうなバッハを。のだめの映画で観たバッハのピアノ協奏曲の影響もあるのだけど・・・。
この小プレリュードの第1曲目(ハ長調)は、お気に入りの生き生きとした明るい曲。
バッハをやるときは、最初にやろう!とかねてから考えていたのでした。

自分の先生は、バッハの校訂者として知られる市田 儀一郎氏に師事されてたのことで、バッハの曲は、丁寧に教えてもらえそう。

トゥリルの入れ方、アーティキュレーションが不揃いになっているところ、アドバイスをもらい、なるほどなあと思う。

それにしても、今の時期、油断するとすぐ手がかじかんでしまい、激しい曲、手を大きく開く曲は、怪我が怖いなあ・・・。
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石が動く

2010年01月21日 | 近況
災厄の日だった。
一昨年の健康診断で見つかっていた腎臓結石、ついに動いて、尿管へ・・・。

朝6時。
今日は遠方のお客さんのところに出張予定で、そろそろ起きねばと、夢うつつであったけど、

あっ、動いた!?

動いたその時は、はっきり分かる。
腎臓に目がついてるみたいに。
とたんに激しい痛みが襲ってくる・・・。

お~、なんてことだ!

夜間外来で、痛み止めを処方してもらい、痛みが去るまでの3時間は、それこそ地獄の苦しみ。
痛すぎて、じっとしてられない。
苦悶に顔をゆがめて、待合室を、落ち尽きなく、行ったり来たり・・・。

う~。まいった・・・。

今日一日で、ちょっと老けたかも・・・。
あと、この災厄で弱り切っていた身には、対応してくれる看護師さんや、薬剤師さんたちが、皆さん、天使のように見える。

また石が動くと、激痛が来ると思われ、しばらく、戦々恐々の毎日になりそう。
そして、最も恐ろしい事態は、お見合いの最中に石が痛み出すことだな・・・。

神様、お願いします!
今まで以上に、そらみみ、精進しますので、早く治して下さい!

(2010/01/22追記 検査して、とても運のいいことに、石が出たとの診断でした。
 ご心配お掛けしましたが、復活です。
 人騒がせで、すみませんでした。)
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音の花束コンサート

2010年01月17日 | 音楽
この日は地元のホールで行われていた「音の花束コンサート」へ。
奏者も演目もよく分からないまま、ぶらり訪ねてみたら、思いがけず、とても聴き応えあり。

演目は、室内楽と2台ピアノで、本格志向。
地元のコンサートにありがちな、耳なじみのいい曲ばかりの名曲集でないところがよかった。
(小さな子供は、つまらないか・・・? でも阿らない音楽を聴くのも大事だよね)

特に印象に残った曲

・ブルッフ「クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための8つの小品Op.83」
 クラリネット、ヴィオラの音色が、落ち着きのある音色が溶け合って、渋い、深い。一目惚れ。この曲

・ドヴォルザーク 4つのロマンティック小品集
 素晴らしい旋律。旋律の天才・ドヴォルザーク。

・シャブリエ「スペイン狂詩曲」
 賑やかで、楽しい曲!グリグリ、グリッサンド乱舞!

・フランク「オルガンのための6つの小品Op.18より前奏曲・フーガと変奏」
 敬虔で静かな祈りの音楽。その美しくも悲しい調べに身震いする。

 この動画はソロピアノ用の編曲版(Harold Bauer版)によるものですが、なかなか、よさげです。
 楽譜も発見。弾きたい曲リストに早速追加!

・エルガー「威風堂々」(八手連弾)
 この曲を8手連弾で聴くのは初めて。さすがに聴き栄えするなあ!

素晴らしい音楽に出会い、ステキな休日の音楽の時間となりました。
奏者の皆様、ありがとうございました!

@江南市民文化会館小ホール
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のだめ最終楽章前編

2010年01月16日 | 映画
今年のテーマは、「柔らかくなること」なので、見ることにする。
1000円のサービスデーでもあったので。
なかなかに楽しいエンターティメントですね。

以下、完全にネタバレだけど・・・、

どうせジョギングするなら、大作曲家たちの集う公園がいいな!とか、
指揮の演技、もっと本物らしく振ってほしい・・・とか、
のだめは、過剰演出とは言え、あんなにも、うすらぼんやりな女の子だったかな?とか、
のだめのピアノがトルコマーチしかなかったな・・・とか、
ヤマハのロゴが目立つな・・・とか、
(カワイ頑張れ!)
千秋役の俳優さん、ああいうスラっとした、細面な顔が、今の流行なんだな・・・とか、
(不健全そうで、自分は好みじゃないけど)
客層は圧倒的に女性だから、自然、千秋君の時間が長くなるのは致し方なしだな・・・とか、
原作を知らなかったら、絶対に話についていけないだろうな・・・とか

いろいろ思う。

ベートーヴェンの7番シンフォニーの終楽章は、やっぱり大好きで。
あのリズム、躍動感。
ベートーヴェンはリズムの革命児だなあと思う。
ベートーヴェンの中では一番ピアノで弾いてみたい曲だろうか。
(レベルはさておいて)

バッハのピアノ協奏曲? 禁欲的な美しさは、ぞくっとする。
あんなふうに旋律が絡まった曲を、ゴリゴリ弾けると、格別だろうな!と思う。
(実際は、インベンションの2手ですら苦戦していて、夢のまた夢だけれども)

気になったキーワードは、調和、色気、練習、宇宙。
あと、ムジクスとカントル。

千秋=ムジクスと、のだめ:カントルの対比、融合?
そういう深いテーマはあるんだろうか?
ムジクス(musicus):音楽理論を熟知して、理性の力によって作品全体に対し、入念に音楽が判断できる人
カントル(cantor):ただ音を歌ったり、演奏したりする人。カンタービレの語源
だそうです。

でも、ああだ、こうだ、つまらないブログを書いてないで、まずは練習!
練習あるのみ!

Helene GRIMAUD plays J.S.Bach Piano Concerto No.1-1st mov


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長音符の省略

2010年01月13日 | 言葉のトリビア
仕事してたら、
「長音符の省略について」
というタイトルのメールが同僚から送られてきました。

音符? 長音符? 短音符? ???
 
なんで音楽のメールなんだろう???
彼、ピアノでも始めたんだろうか???

それで、よく読むと、「ファイアーウォール」vs「ファイアウォール」で表記はどっちが正しいか?の話でした。
ITの世界に身を置いているのに、恥ずかしいことに、よく分かってなくて・・・。少し前、同僚とどっちなんだろうね?って話してたのでした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%9F%B3%E7%AC%A6

このWikiの中の、下の方、
> 工学分野での長音符の省略
> JIS規格において原語(英語)の語尾の長音符号を省く場合の原則
のあたりに、長音符省略ルールが書かれてます。
横棒(ー)のことを「長音符」と呼ぶんですね。
結局、このJIS規格によれば、「ファイアウォール」が適切とのことです。
(こんなところまでJIS規格があるとは・・・。恐るべしJIS規格!新発見です。)

仕事上は、迷ったら、短い方に、簡潔・シンプル側に倒す、ということはセオリーなのですが、言葉についても、あてはまるのか・・・。
賢くなった!

「音符」と言われて、てっきり音楽のことかな?と早とちりした自分は、まだまだ修行が足りません。
結局、音楽の話ではなくて、期待されてた方、ごめんなさい(笑)
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冬景色~返り花

2010年01月10日 | 花・植物
昨日「雪景色」を書いていて、「冬景色」の歌を思い出したのでした。
このところ、音楽の趣味も、どうも日本回帰なんですが、「冬景色」、好きなんだなあ。
穏やかで、素朴、無理のない自然なメロディー。
とても落ち着く。

ピアノでも是非弾いてみたいので、弾きやすく、それなりに聴き栄えのするピアノ編曲譜をご存じの方がいらっしゃれば、是非ご一報を!

2番の歌詞にある「かへり咲の花」には、2年前のお正月、近くの山で出会いました。
ほんとうは、5月の連休の頃に咲くツツジが、寒空の下、花をつけていて、びっくり。
決して温暖化の影響ではなく、昔ながらの「かえり花」なんですね。

常識では無さそうなもの、諦めずに探せば、きっと、どこかにはある。
(と信じようっと)
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