みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

今年も私の罪は三千年ライブ

2016年08月27日 | ライブ&コンサート
今年も、私の罪は三千年ライブへ。
先月、吉良さんが逝ってしまわれたので、小峰さんの一人ザバダック。
一人ザバダックだけど、鬼怒無月(guitor)、向島ゆり子(violin)さんの強力なサポートで充実のライブだった!

始まってみると、どうも、涙がにじんできてしまい、困る。
始まる迄は、ぜんぜん、普通だったのだけど…。

小峰さんが、時折、喉をつまらせて、声が小さくなる時、
すかさず、観客がコーラスで入って、合唱になるのが、かなり感動的。
ファンのレベルが半端なく高い。ザバダックへの愛情がとても深い。
電気増幅なしだったのに、EasyGoingは合唱で盛り上がって、熱い。

山里のお寺の中、地母神な小峰さんの生声、アコースティックの響き、静かに響く虫の音、遠くから鳥の声・・・。
ザバダックの抒情的な旋律も、自然が歌い込まれた歌詞も、やっぱり素晴らしい・・・。

民族系バイオリンが入ると、グググツと惹きつけられる。
ああいうバイオリンも、弾けるといいのだけど…。
(クラシックのバイオリニストは、たくさんいるけれど、フォークロアのバイオリニストは、貴重ですね。)

本当、この郡上の祭りは、この先も続いて欲しい・・・。

(写真は、小峰さんのTwitterから頂きました。)



=====
このライブで20年来の、謎が解決。
ゼフィルス=みどりシジミ蝶
シジミチョウと言えば、江國香織さんの小説を読まねば。
しかし、根本的には、なぜ西風を充てたんだろか?

=====
セットリスト
http://www.zabadak.net/information/2016/0395_20160617_live.html

第20回 ZABADAK LIVE〜私の罪は三千年〜 @郡上八幡 照明寺 本堂
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けんばんハナオトアワセ

2016年08月20日 | ライブ&コンサート
夜、お気に入りのピアノ弾き語り井波さんと、テルミン使い?フェイターンさんのライブへ。

井波さんは、いつもながらに、清々しく、爽やか。
確固とした足取り、志がある音楽。
聴けて良かった。



「月夜の浜辺」は、テルミン奏者が加わった曲は、宇宙的な広がりが加わって、印象深かった。ピアノの波打ち際、宇宙に浮かぶ月・・・。

「手紙」は、目を閉じて聴いてると、
細部に見事な音の粒の装飾が施されていることに気付く。
神がかり的な美しさの裏に、丁寧な仕事が潜んでいる。
本当に、天使が舞い降りてきそう。
今回、生ピアノだったから、特にそう感じたのかな???

しかし、今回は、対バンのフェイターンさんに、随分、気を取られてしまった・・・。

こんなに変幻自在で、凄腕のテルミンを聴くのは初めて。
日々、12音の音階らせん階段の縛りに悪戦苦闘している身としては、音程の隙間のない音楽は、とても新鮮に感じる。
宇宙空間を漂うような、不思議な揺らぎのある音。


テルミンの奏法は、両手が空間を泳ぐようで、まるでインドの踊りのよう。
ちょっと妖艶でもあるし。
左手が、ヴァイオリンの右手(弓のコントロール)と、かなり似ているいるのも、不思議。
歌も、とらえどころがなくて、はちゃめちゃ。それでいて、芸が極まってて、上手い。
素晴らしく、心が開かれた方だった。

お二人の音楽は、両極端な気もしたけれど、だからこそ、それぞれの良さが際立つ?

そして、井波さんのバースデイケーキに、観客もびっくり。

まさに「はなおと合わせ」の楽しいライブをありがとうございました!

@cafe 花音 (カフェ カノン)@高蔵寺
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルドーザー富士山

2016年08月19日 | 
そういえば、富士山に登って、なんだかなあ・・・、と思う光景があった。
ブルドーザーなのだ。

ん?

何でこんなところで、ブルドーザーが???
ここは、高尾山じゃなくて、日本最高峰の富士山の山頂だよな?

地図を見ても、富士山には、ブルドーザー道が何本も整備されているのが分かる。
登山者が多いので、ブルドーザーで荷揚げをする必要があるんですね。
それから、Google先生によれば、脚で登らなくても、ブルドーザーに運んでもらって、山頂に行くことができるんですね。
(ブラタモリのタモリ一行もブルドーザー利用だったようですね・・・。
 皆、5合目からしんどい思いをして、登っているのに・・・。
 まさに「ブルタモリ」。自分もNHKに、一杯食わされた(笑))

百名山の中には、観光のために、スカイラインやケーブルカーが整備されて、山頂近くまで簡単に行ける山も幾つかあるけれども、まさか、山頂まで歩かずに行ける山があって、それが富士山だったとは・・・。
知らなかった・・・。不覚・・・。
(もっとも、ブルドーザーで山頂に行けるのは、今のところ、一部の関係者限定のようだけど、
 障害や高齢で、どうしても登れない人のために、ブルドーザー登山を解禁できないか?は、深いテーマですね。)


山頂部分も、ブルドーザーで整地中。
唯一の救いは、富士山の上には、植物が全くないので、ブルドーザーが走り回っても、環境破壊の心配はないと言うこと。
しかし、こんなに広いスペースがあったら、テントを張らせて欲しい・・・。


ブル道に迷い込まないように。

深田久弥氏は、あのブルドーザーを見たら、何と思うだろう???

富士山は「車」で登れる!@日経
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大砲発射に物申す

2016年08月18日 | 雑記
そう言えば、富士山に登って、とても残念なことがあった。
ズドドーン! ズドドーン!
大砲発射の爆音が、凄いのだ。
近くで、自衛隊が演習をしているらしく、昼間、ずっと、轟いていた。
何も知らないと、雷接近?と訝しく感じる。
なるべく静かな山登りをしたい身には、かなりの耳障りだ。
何というか、日本の象徴の山、富士山で、戦争を意識させられてしまうのが、とても残念。

確かに、地図を見ると、富士山の東側は、ぐるりと自衛隊の演習場になっていて、国立公園地域の指定も、いびつ。
https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-210/fujisan/
富士山は、今まで登った百名山の中で、一番、戦争指数が高い山だ。

それに、富士登山者の半分は外国人?と思うぐらい、外国人が多かったけれど、皆、この爆音を目の当たりに、なんと思うんだろうか?
中国や韓国からの登山者も多いのだけど・・・。
日本国は、戦争への備えは怠りなくやっておるぜよ!という、けっこうなアピールになるなあ…。
だから、敢えてなのか?
それに、世界文化遺産としても、どうなんだろう???(>ユネスコ)

少なくとも、登山口では、案内は欲しい。
雷ではなく、戦闘訓練の音なので、心配はないと、案内するぐらいの配慮はほしい。(登山協力金を使って)
予備知識がないと、何事か!と思う外国人も多いと思うので。
静岡県なら、静かにして欲しいなあ・・・。

少なくとも、総火演の日は、富士登山はお勧めしません。
http://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/index.html
やかましそう・・・。

とは言え、沖縄の皆さんからは、演習場ぐらい・・・、の声が聞こえてきそうで・・・。
政治は難しい・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士山

2016年08月16日 | 
日帰りで、富士山へ。
天気晴朗、微風。展望良好で、台風接近が嘘のよう。

今回、30年ぶり二度目の富士山。
前回は、高山病でダウンして、日本最高点3775.5メートルを踏めず、
登ったうちに入れていいのか?悩ましかったのだけど、
これで、正真正銘、百名山93座目達成。

日帰りだったので、高山病にも襲われることなく、
登山渋滞のようなこともなく(時差登山、前日の豪雨、台風接近のおかげもあるかな?)
すいすい登って、山頂まで4時間。
5時に登り始めて、9時には山頂到着。
のんびり、お鉢巡りもする。

富士宮ルートのバス始発6時(水ヶ塚駐車場)は、遅すぎるので、4時にタクシーで出発。
タクシーは割高だけど、値千金だった。
あと2時間遅かったら、曙の美しい空模様も、静かな登山も、山頂の大展望も望めなかっただろうから。


富士宮口六合目付近
残念ながら、ご来光は望めないけれど…。
言ふことなし。
あのコブの山、宝永山からだと、どんなだろうか?


駿河湾


花はほとんどないけれど・・・。


曙色と水色の織り成す、グラデーションは、ほんとうに美しい。
夜明け時の淡いの景色は、いっとうのお気に入り。

愛鷹山も懐かしい・・・。


登りは、登山者は、ぽつりぽつり。


駿河湾と富士市街。やはり、とても高い。




晴れて、日本最高所を踏む


八ヶ岳、奥秩父遠望


南アルプスはもくもく雲の中
辛うじて、聖、上河内岳・・・。


お鉢巡り


すべての山に登れ!の心意気、まだまだ続く・・・。

=====
<ルート>
4:45 富士宮口五合目スタート~8:50 頂上浅間大社奥宮~
9:10 剣が峰~10:40 お鉢巡りして、頂上浅間大社奥宮~
11:00 頂上浅間大社奥宮スタート~14:20 富士宮口五合目

====
<アクセス>
江南@愛知から水ヶ塚駐車場まで、新東名で3時間45分、250Km
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学生オケ

2016年08月14日 | ライブ&コンサート
学生オケだった。
なかなか楽しめた。
応援しながら聴く。
若い人たちが、頑張って演奏する姿は、いいのもですね。
清々しい。
それから、やっぱり、羨ましい。

こうもりは、小さい頃(小学校)、とても好きだった、思い出の曲。
(今でも、シュトラウスの中では、やっぱり一番好き。三つ子の魂・・・? と言うか、小学生から成長しない、我が魂?(笑))
楽しくて、気分爽快。
純真な子供心も捕らえてしまう、傑作。
でも、弾くのは、難しそう・・・。

カリンニコフのシンフォニーは、初だったけれど、確かに、聴き易い。
友人曰く「聴き易い分、演奏すると飽きやすい」は本当?
チャイコフスキーなどとも違うまた別のロシアの香りが、新鮮。
ハープが大活躍で、たくさん聴けたのも嬉しい。

アンコールはカルメン前奏曲?
指揮者が急に、闘牛士の歌を歌い出して、びっくり。ゾクゾク。
あの一撃で、一番観たいオペラは、カルメン決定かも!(笑)
不意打ちに弱い奴・・・。

ビオラパートに知り合いの女の子がいて、頑張ってるなあ・・・。
彼女のピアノはまた、聴いてみたい・・・。

愛教大管弦楽団
@愛知県芸術劇場コンサートホール

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

KOKIAさんライブ

2016年08月13日 | ライブ&コンサート
久しぶりに、KOKIAさんのライブへ。
会場が名古屋ブルーノート(2部制)と言うことで、やっぱり、物足りない感じ。
アンコールもなし。
楽しみにしてた、Water Is Wideもなし。
それに、ラストの2曲は、PAの問題? 静かな曲なのに、ホワイトノイズが乗っていて、なんだか気になる。残念。

今回のライブは、新譜のカバー曲がメインと言うことは、分かっていたけれども、
やっぱり、もっとオリジナル曲を聴きたかった・・・。
歌唱は、カバー曲よりも、オリジナル曲の方が、断然、真心がこもっていて、いい。

オリジナル曲が良すぎるので、逆にカバー曲は、聴き心地はいいかもしれないけれど、適当感を感じてしまう。
ジャズ風のアレンジは、結局、うやむやにされると言うか、なんだか誤魔化されてる感じになってしまうので。
KOKIAさんの、真正面でひたむきな感じが、ぼやけるかも???

少なかったけれど、KOKIAさんオリジナルの、ほんとうに圧巻な歌唱を間近で体験できて、良かった!

終演後、サイン会で、握手も!(求めてもいないのに)


これからも、活躍して、いい歌を届けて欲しいアーティストさんですね。
名古屋にも、もっと足を運んでほしい。

@名古屋ブルーノート


KOKIA / 愛と平和と音楽と 【The 5th season concert #2-08】

素直に、いい歌!
愛と平和と音楽が調和した世界になりますように!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎発表会、やれやれ・・・。

2016年08月11日 | ヴァイオリン
ヴァイオリンの発表会でした。

朝方、自宅での最後の練習では、思いもしない所で、ど忘れてして、焦る。
会場に着いて、いつも持ってゆくデジカメを忘れたことに気付く。
楽屋での直前練習では、ポジション移動を忘れて、ミスる。焦る。
録音をするのも忘れる。
演奏前にお辞儀を忘れる。
合奏では、勘違いして、楽譜を忘れる。

と、忘れてばかりの発表会・・・。

でも、肝心な本番では、真っ白になる大忘れはなくて、なんとか無事、完奏。
やれやれ。
出足が失敗して、伴奏と合わなかったし、危ない所もあったけど・・・。
100点満点で60点かな?
発表会で10点になることも、たびたびなので、
60点でも、かなり上出来の部類だ。(←ひどい過去があると、自分に甘くなる・・・。(笑))

無我夢中だったので、あまり覚えていないけれども、部分、部分は落ち着いて、気持ちよく弾けた。
先生のコメントのとおり、攻めの姿勢で弾いたと思う。
攻撃は最大の防御。

直前に、ポジション移動の箇所を、丹念に、おさらいしたのも、良かったかな?
5回目を迎えて、傾向と対策が、掴め出してきた???

ここ数年、ヴァイオリンの発表会は今一つ(選曲が、背伸びしすぎ・・・。)だったけれども、
久しぶりに、いい感じで発表会を終えられた。
一つの節目を、ネガティブにならずに終えられることができて、ヤレヤレ・・・。

いろんな演奏を聴くのも勉強になる。
本当に綺麗な美音で奏でる生徒さんや、律儀な音の少年やら、
ヴァイオリン演奏にも、本当に個性が出ると思う。
果たして、自分の音は、どんな感じでホールに響いているんだろか???

先輩の少年・少女達の演奏を聴いて、やはり、バッハがいいと思う。
心の深いところに訴えかける音楽だな。
無伴奏は遥かに遠いとしても、コンチェルトを、次の目標にしよう!
許されるならば。

ヴィヴァルディ/協奏曲イ短調Op.3-6第3楽章
@長久手文化の家 森のホール





目標曲。
25年前の友人の英国土産。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よりどりみどりコンサート

2016年08月06日 | ライブ&コンサート
この日は、愛知県芸大の同窓会コンサートに足を運ぶ。
弦楽合奏、ピアノソロ、声楽(オペラのアリア)、木管五重奏、ピアノ連弾、パーカション、合唱。
本当に、豪華もりもりの演奏会だった。
それぞれの楽器が持つ個性のギャップに、驚きつつ、聴いていて、全く飽きなかった。

一番印象が強かったのは、声楽(オペラの方の)かな?
とにかく声量の凄さに、圧倒される。
(今まで、愛憎渦巻くドロドロっぽいの(けばけばしいの)は、あまり好みではなくて、本格的なオペラの声楽を間近で聴いたのは始めて?だからか?)
表現も、凄い。(ある意味、モンスター的)
好みではないと思う。でもまた聴いてみたいかも?(笑)

一番好きなのは、清々しい木管の五重奏。
特に、フルートとクラリネットの音色が溶け合う様子は、舌触りのいいアイスクリームとシャーベットが混ざり合うようで、あれは、実に幸せな響きだった。

ストラヴィンスキー春の祭典・大地礼賛のピアノ連弾(異教徒の祭り!)、パーカッション・ピアノデュオも、目が離せない。

しかし、何と言っても、ヴィヴァルディのグローリアだった。
ホールで、オケ付きの合唱に包まれる感覚は特別で、本当に心を持って行かれる・・・。
感動する。
人の声の持つ、説得力は特別だなあ・・・。

時間の関係で、途中までしか聞けなくて、後ろ髪引かれる思いで会場を後にした。
このコンサートの後、ピアノ仲間との会食で楽しい時間を過ごせたのも、ありがたや!






さすが、凝ってますね・・・。

愛知県立芸術大学創立50周年記念 音楽学部同窓会コンサート
@しらかわホール
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする