みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

邂逅~ヘンデルの合奏協奏曲

2011年05月28日 | 音楽
ある方のブログでヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」が紹介されていて、
ついつい妙技に見入ってしまう。

Handel-Blacksmith Variation-Oboe,Bassoon,Harpsichord


ヘンデル!

自分は、ヘンデルの曲は、ほとんど知らないのだけど、
たまたま聴いたことのある合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)で、とても好きな曲があるのです。

Op.6-12 合奏協奏曲の終曲Allegro

Handel - Allegro "Concerto grosso, No. 12"


一度聴いたら忘れられない、心を虜にする美しい旋律。
バロックの荘重さと繊細さの幸福な調和・・・。
かねてから、楽譜があるなら、ピアノで弾いてみたいと思っていた。

それで、興味の赴くまま、調べてみたら、発見!
ピアノソロの編曲版を。
しかもIMSLP(国際楽譜ライブラリープロジェクト)の無料ですぐダウンロードできるもので。
百数十年前、この曲を、ピアノで奏でたいと志した先人がいたんだなあ!
感謝!
かねてからの願いが1つ叶えられた!

http://imslp.org/wiki/12_Concerti_Grossi,_Op.6_(Handel,_George_Frideric)
ここのLudwig Stark編曲のものです。Concerti XI, XII, Piano score

こっちは直接、PDFの楽譜のリンクです。
http://216.129.110.22/files/imglnks/usimg/2/2c/IMSLP25139-PMLP41969-Handel-Stark_Concerti_2.pdf

ちょっと、さわりだけ弾いてみたけど(しかも原曲の3倍くらいの遅さで!(笑)、
原曲に忠実なちゃんとした編曲でした。
忘れ去られずに、ピアノでも、どんどん弾かれますように!
自分は、いつかバイオリンで合奏できますように!

さあ、練習、練習!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みどり

2011年05月27日 | 雑記
発表会も終わり、しばらく途切れていた近くの里山トレーニングを少し前から再開。
新緑の季節は過ぎて、日増しに緑か濃くなってゆく。


仲、悪いかも・・・。


君の名は?


羊歯
実際は、どうなんだろう?


里山言えども侮れない。コース中、岩も随所に。


山頂のツツジ


尾張徳川藩の氷場跡


秋は紅葉も見事


日本ラインの川のほとり

みどりの豊かさ、恵みを、ひとしお感じる、朝の一時。

@鳩吹山
=====


様々な緑。
そう言えば、「名を知るは愛のはじめなり」は誰の言葉だろう?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理想のレッスン

2011年05月25日 | 音楽
生徒の段階によって、いろいろだと思うけれど、自分が音楽の先生に望むものです。

別に無理は申しません。ちゃんと教えてもらいたいだけなんです。
その「ちゃんと」なんですが・・・、

1.誠実で、真剣に対応して欲しい。
2.最低限、初歩的な音や音価の間違いは、指摘して欲しい。
3.様式から、外れてしまっているところは、指摘して欲しい。
4.先生の趣味を押しつけないで欲しい。
5.弾きにくそうなところは、運指や、手首、肘の使い方のアドバイスをして欲しい。
6.なかなか弾けるようにならない箇所を克服するための効果的な練習方法をアドバイスして欲しい。
7.なかなか覚えられないところは、覚えるためのヒントを示して欲しい。
 (前後の音の進行や、調性の観点など)
8.曲の構成、主題や転調など、解説して欲しい。
9.憧れの曲に向けての、道筋を示して欲しい。
 「あの曲を弾くためには、その前に、これと、この曲をやっておきましょう」とか。
10.ビジョンを示してほしい。
 生徒の実力、弱み、強みから、「こういう練習をこのくらい続ければ、何年ぐらいで、このぐらいの曲が弾けるよ」とか。
11.お手本を示して欲しい。
 間近で、本物の演奏を見て、聴くと、生徒は感銘を受けるのです!

仕事の上司やリーダーに求めらるのと同じで、音楽の良き水先案内人であってほしいし、
誰しも少ない時間を工面して、練習するわけで、効率的に上達に導いてほしい。

ざっと、思いつくままに書き出してみたけれども、また思いついたら追記します。

なんだか「欲しい」がいっぱいだ・・・。
自分、欲張りなんだろうか?
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎バイオリンレッスン リュリ(マレ)のガボット2回目

2011年05月20日 | ヴァイオリン
2週間ぶりのレッスン。
この間、日々、平均30分くらいは練習してたかな・・・。

<基礎練習(スズキメソッドVol.1、セブシックOp1-1)>
◎ト長調音階:ダウンの下半分、音が細らないように。
◎ト長調分散和音:・・・。
◎左手薬指と小指の独立:薬指を押さえる時に、小指を、薬指にくっつけないようにする!
◎左手、薬指と中指が交互のとき、中指を変に後ろに引きすぎない。

<曲(スズキメソッドVol.2)>
「10.リュリのガヴォット」
先生のイメージでは、哀しいピエロとのこと。
早い時代の人の曲なので、テンポの緩急は少なめがいいとのこと。
先生の模範演奏は、前回、いいな!と思ったクーレンカンプのとは、かなり違うけれど、間近で先生の演奏に聴き惚れてしまうと、こういうのもいいな!と思えて来る。
節操のない自分・・・。

・1小節目:鋭く、ミは置いてから弾く。
・10小節目:G線を良く鳴らす。
・14小節目:2拍目の前、切って。
・21小節目:ラの伸ばすところ、やせないで。

今日も、盛り沢山のアドバイスをもらい、濃いレッスンだった。
発表会まで、あと2ヶ月。どこまで弾けるようになるんだろうか?
挑戦は続くのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアノの貴族と遊ぶ

2011年05月19日 | ピアノ
5月某日
バイオリンの楽譜を物色するため、名古屋伏見のヤマハを訪ねる。
せっかくなので、ぶらり、ピアノコーナーに寄ってみる。
そうしたら、あるではないか!
あのベーゼンドルファーが!
2台の新品ベーゼンドルファー。

時間も少しあったので、試弾させて頂く。
店員さんに声を掛けると、15分ならOKですよとのこと。

1台(MODEL170)は、栗色のマーブルのような音色。艶、光沢申し分なし。タッチも申し分なし。
いつか、中古のものを弾いた時にも感じた、忘れられない、まろやかな魅惑のベーゼン。

そして、もう一台(MODEL200)は、ベーゼン色は少なく感じたけれど、更に高貴さに磨きを掛けた音色とタッチで、まさに極上!
ピアノの貴族と称される訳が、なるほど、よく分る。
(両方とも、1000万円近くする!けれど、確かに、それだけの価値はある)

しかし、同じベーゼンドルファーでもこんなに違うんだなあ・・・。

と言うことで、これを読まれる皆さんも、ヤマハに行ったら、ベーゼンドルファーを体験しましょう!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宗次ホールのピアノを弾く方法

2011年05月14日 | ピアノ
こういう手もあるんだな!
先日の発表会の舞台となった宗次ホールは、ピアノも、響きも、極上であったのだけど、
そこで行われる大人向けのコンクール。

エリーゼ音楽祭のコンクール
http://www.elise-music.com/festival

これにエントリーすれば、あの音がまた、体験できる?
参加費は、発表会級だけど・・・。

発表会でもないと、こういうホールで弾く機会はないわけで、いい企画だと思う。

中部地区は、まだ申し込み期間中だけど、開催日の7/17は、バイオリンの発表会の時期と重なるから無理だな・・・。


あと、

愛知県碧南市のマラソンコンサート
http://www.city.hekinan.aichi.jp/GEIBUN/zigyo23/6.26marason/boshu.htm

2011年度の申し込みは終わったところだけれど、会場のエメラルドホールはとても音がよさそう。この前、発表会で弾いたノク8を鍛えて、来年度、挑んでみる?
1000円の費用で、素晴らしい音響&スタインウェイを体験できるかも?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎バイオリンレッスン リュリのガボットへ

2011年05月06日 | ヴァイオリン
この日は3週間ぶりのバイオリンレッスン。
しばらくピアノの発表会の練習に追われ、遠ざかっていたら、かなり弾けなくなってしまい、驚いたのだけど、なんとか復活。ほっと一安心。

<基礎練習(スズキメソッドVol.1、セブシックOp1-1)>
◎ト長調音階:下降、小指を準備しよう。
◎ト長調分散和音:移弦の時、つなげよう。
◎薬指と小指の独立:薬指を押さえる時に、小指を、薬指にくっつけないようにする!
(前にも同じこと言われたぞ!)

<曲(スズキメソッドVol.2)>
「10.リュリのガヴォット」
発表会で弾いてみたい!と言ったら、あっさりOKしてもらえた。
物悲しい旋律がとても好みなのだ。
発表会は2ヶ月後に迫っているけど、間に合うかな???

1stポジションで、E弦、小指でCの音を押さえるところが難しく、特訓。
・薬指、アーチの形。
・人差し指、離していい。
・薬指、支点にして(動かさない)、手首ごと、小指を伸ばして、ジャンプ。
この動作は、ビブラートと同じとのこと。憧れのビブラートに一歩近づける!これは、なんとしてでも、身につけたい!
(しかし、爪を切り忘れていたのは、失敗だった・・・。)

この曲、なぜだか耳覚えがあったのだけど、調べてみたら、その昔、小学1年生の鑑賞教材だったのこと。
きっと、自分も聴いていたんだろうな・・・。
30数年ぶりの再会。感慨深い。

Georg Kulenkampff - GAVOTTE

こんなふうにロマンチックに弾けたらなあ・・・。
練習あるのみ!

この曲、実は、リュリではなく、マレの作曲だそうな・・・・。
フランスの農村に伝わる民俗音楽が起源のようで、なるほど、惹き付けられるわけだ。
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2010-01-10

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまにはオケもいい

2011年05月05日 | ライブ&コンサート
学生オケを聴きに行く。
ベートーベンの序曲は、若者らしく、快活で、瑞々しい若葉のよう。
そして、大好きなあの田園の情景も、垣間見えた。
田園の情景を木管で描かせたらベートーベンの右に出る作曲家はいないと思う。
いいじゃないか、学生オケ!

一転、ブルックナーのシンフォニーは、よく分らない・・・。
時にゾクッとするような美メロが現れたと思ったら、霧に包まれてしまうし・・・、
先が読めないし・・・。
19世紀後半のドイツは、分りそうで、分らない。
でも、対位法の絡まり合い、さざ波立つような弦のアンサンブル、高らかな金管のファンファーレ・・・、いいじゃないか!

学生オケとは言え、100人超のフルオーケストラを観るのは、随分、久しぶりなので、とにかく壮観!に尽きた。
20年前に3ヶ月だけ在籍したオケ、天晴れだ!
もしも、挫折せずに、続けられていたら、ああいう場に居たのかも・・・。

1人で細々とバイオリンやピアノを弾いている身としては、大人数で1つの音楽を作り上げることは、途方もないことに思えてくる・・・。

過去を懐かしみつつ、まだ遅くない?前進すべし!と気持ちを新たにした演奏会となったのでした。

チケットを譲って頂いた先生、ありがとうございました。

=====
名古屋大学交響楽団 第100回定期演奏会 @オーロラホール
 ・レオノーレ序曲第3番
 ・ブルックナーの5番シンフォニー
 指揮:武藤英明
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山菜採り(わらび&いたどり)

2011年05月04日 | 近況
近くの里山へ両親と山菜とりに。

このところ、山歩きをしていなかったので、すっかり春本番の自然が、すがすがしい。
道のない斜面を、藪を掻き分けて登り、目当てのワラビを摘む。

小一時間ほどで、けっこうな収穫となり、この先、1週間は、日々、ワラビが楽しめそう!


あと、イタドリも、豊作。
この山菜、別名を「たしっぽ」とも言うのだけど、
根本をポキッと折る時の感触から「たしっぽ」の名前がついたに違いないと思う。
美味しいものは、手折る時に、いい音がする!
イタドリは、ちょっとメンマみたいで美味しく、また、ワラビみたいに知られてなくて、収穫しやすいのもポイント高し。

やわらかな、せせらぎの音も心地よく、心も和む佳き春の日でした。



=====
石ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも
(志貴皇子)



ワラビは、ワサビを入れると長持ちするんだ!
わらびのおひたし
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする