みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ふたりの往復書簡

2017年02月26日 | ライブ&コンサート
この日は、ちょっと大阪へ出て、お気に入りの井波陽子さんへのライブを楽しんだ。
全体、熊澤洋子さんのバイオリンが入って、音楽が、より生き生きとした感じ。
MCも楽しかった。

「夜更けのミシン」を聴き、歌詞が深いことに驚く。
ミシンが仕事をすると、平面が立体になる。
日常に潜む神秘のようなものに、自分、弱い・・・。

「夜明け」は、アルプスの山の上で迎える、夜明けを思い起こさずにはいられない・・・。

そういえば、秋山羊子さんも加えての、トリプル・ようこのライブだったなあ・・・。





@リングアワールドカフェ@上本町

大好きなものも、どんどん流れ去っていく・・・。
また聴きに行こう!

=====
今回は、聴けなかったけれど・・・。

井波陽子「手紙」

ピアノがただの伴奏ではなくて、音楽と一体化してる。素晴らしい!

そうそう、キノコの帽子がよく似合ってましたね。。

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当麻寺

2017年02月26日 | 
途中、当麻寺(たいまでら)にも寄り道する。
なるべく、古いものを見ておこうと思って…。

大阪にただ、ライブだけのために行くのは、ちょっと、勿体ない感じもあるし、
知らない所に、なるべく足を運んで見聞を広めるのが、個人的に、今年の目標でもあるので。

1300年前、白鳳時代(大化の改新前)頃の四天王像など、見惚れる感じはある。
髭を生やした四天王像は、日本では、ここ当麻寺だけだそうな・・・。

しかし、西塔は補修工事中だったし、
四天王像も2体は、修復中とのことで、眺められない・・・。
中将姫の曼陀羅も厨子の中に収められて、よく分からない・・・。
思いつきで行動すると、こういうことになる・・・。
何事も下調べが肝心。


中の坊の庭園は、大和三名園とのことだったけれども、ん~、どうなんだろう???




東塔
西塔・東塔の両塔の形では、日本最古の三重塔とのこと・・・。



お寺を訪ねつつ、すぐ傍の二上山は登らなければならない!と思いを新たにし、
そして、葛城、金剛の山も呼んでいる!のだ!
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吉田博展

2017年02月25日 | 絵・写真・美術館
この日は吉田博の木版画展へ。
吉田博、昭和の初め頃、活躍してた木版画家とのこと。
穏やかで、静かな木版画だった。

四季折々の美しい風景が丁寧に描かれていた。
日本人の心のふるさとのような、やさしい風景が丁寧に描かれた。
淡い色彩が見事。
「香気漂う、もの懐かしい」木版画。
抒情性豊か。
やはり、好みの画風だった。
吉田博は山が好きで、日本アルプスにもよく登ったそうだが、頷ける。

一度、富士の美しい景色も眺めてみたい。
人気のない早朝、三保の松原や興津のあたりから。

プリンセス・ダイアナが飾っていたという絵、Brilliant See?
穏やかな瀬戸内に浮かぶ帆船の光景も、見飽きない。

会期終了間際だったが、なんとか間に合ってよかった!
いろいろと訪ねてみたいところが増えたような・・・。






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ゴッホとゴーギャン展

2017年02月24日 | 絵・写真・美術館
急に、休みをもらえることになり、気になっていたゴッホ・ゴーギャン展へ。
平日、昼前の美術館は、人・人・人!な感じではなくて、まあ、落ち着いて眺められる。

予想以上に、見応えがあった。
良さが分からない絵もあったけれども・・・。

ゴーギャンの緑色は、温かくて濃くて深かった。
あの緑色は、野生の?原始の発する緑?

ゴッホも、オリーブや麦畑、畝を描いた作品は、見入ってしまう。
あの独特のウネウネな筆致が、不思議な生命力を放っていた。
若い頃のあまり色彩があまり綺麗でないものは、今一つだけど・・・。

予想外の収穫は、シャヴァンヌとモンティセリ(←モンティセリという画家は初めて知りました!)。
ゴッホとゴーギャンに影響を与えた画家とのことで。
シャヴァンヌの「祈りを捧げる少女聖ジュヌヴィエーヴ」は、ほんとうに「人の慰めとなる絵」。
静かに心に響いてくる。
モンティセリの「井戸端の女」。これも、厚くて、濃くて、惹きつけられる。
モネの色彩も素晴らしかった!

全体、かなり、満足度の高い展覧会だった。

@愛知県美術館

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拝鈍!

2017年02月24日 | ライブ&コンサート
ゴッホとゴーギャンの展覧会の後、ハイドンの弦楽カルテットを聴く。
楽遊会(らくゆうかい)弦楽四重奏団。
目下、ハイドンのピアノソナタを練習中でもあり、
以前、聞いたことのある、チェロの鈴木秀美氏が楽長を務めているとのことだったので。

興味深く聴くことができた。
特に、ラストのエルデーディ四重奏曲集の第2曲「五度」。引き込まれた。

「五度」始まりが印象的な1楽章、親しみやすい。
「ミャ~オ」と猫が鳴くような4楽章も、面白い。あれはユニークだった。
好きな曲が増えた。
1stバイオリン若松夏美氏の音が、とてもよく歌われて、響いていた。

鈴木秀美氏の解説も興味深かった。
ハイドンの曲には、ジプシー・東欧系のモチーフが、いろいろと盛り込まれているんですね。
やはり、ハイドン・パパは、いろんなものを取り入れる柔軟な精神の持ち主だったのだな。
また、今日聞いた、プロシア四重奏曲、エルデーディ四重奏曲は、モーツァルトとの親交の賜物だとか・・・。興味深い。

練習中のハイドン、なんとか弾けるようにしたい!
ハイドンの温和なところ、ユーモアに、あやかりたい・・・。

こちらの四重奏団は、拝鈍亭で、活動されているとか・・・。

拝鈍!万歳!

@宗次ホール




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永青文庫の日本画展

2017年02月24日 | 絵・写真・美術館
ハイドンの後は、永青文庫の展覧会へ。
こちらも、近代日本画を代表する画家たちの作品が、いろいろ集まっていて、
贅沢な展覧会だった。

鏑木清方、菱田春草、上村松園、横山大観、竹内栖鳳・・・。
春草の「黒き猫」は、ようやく見ることができた。やはり素晴らしい!

松園はいいですね。
美人画に描かれた女性の、しなだれる感じ、曲線の美しさ、鬢やうなじの美しさは、見飽きない・・・。

と言うことで、有意義な一日だった。
(おしまい)

@名古屋市美術館



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2017年02月19日 | 雑記
朝、起きたら、なかなかの晴天なので、かねてからの計画を実行に移すべく、権現山に向かう。
この山の岩道ルートは、いつも道が分からなくなり、迷ってばかりなので、
要所要所に目印の赤い毛糸を結わえていく。
パンくずではなくて、赤い毛糸で。
いわば、ヘンゼル遊び???
怪しい道を、登っては降りてを繰り返し、いつもの倍以上の時間がかかってしまったけれど、楽しい作業だった。
これで、多少は迷わずに、歩けるようになるはず!

=====
山道を歩くと、道について、あれこれ思いを巡らす。

人がよく歩く道は、歩きやすい。
街には当たり前に、道があって、道を歩けば、目的地に着くけれども、
すべての道は、先人たちの努力の賜物だということに思い至る。

山によっては、知る人ぞ知る、秘密の道などもあったりする。
そういう道はだいたいが面白い。
踏み荒らされていない。

道は見える時には見えるけれども、見えない時には、なぜだか見えない。
迷う。

高村光太郎の道程も頭を過る。
(帰ってから調べたら、実は、長いバージョンもあったんだな!知らなかった・・・。)

歩く道から、仕事や音楽など諸芸の世界にも、いろんな形の道がる。
道を進めば、早く進める。
道なき道を迷いながら進むと、何倍も何十倍も余分に時間がかかる。
遠くに行くためには、太い、まずは王道の道を進むべし!だろうか?

自然から学ぶことは多いなあ!

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オリオンの盾

2017年02月18日 | 雑記
夜、用事を済ませて、家に戻る途中、
西の空にはオリオンの星々が輝いている。

「オリオンの盾、新しき年に入る(橋本多佳子)」は好きな句。
オリオン座を眺めると、この句が思い浮かぶ。
もう新年ではないけれど・・・。
冴え渡った冬の夜空の身が引き締まる感じ、
大宇宙の大きさ、オリオンの盾の勇ましさ、
新しい世界に踏み入る決然とした感じ・・・が、響き合う。

なので、自分にとっては、オリオン座は、果敢に新しい世界に挑むことの象徴。

新しい一歩を踏み出して、前に進むべし。
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◎レッスン

2017年02月17日 | ヴァイオリン
夜、バイオリンレッスン。
引き続き、鈴木5巻ビバルディのト短調2楽章。
今日から、今までの45分から60分レッスンに変更に。
いつもより、落ち着いたレッスンになった。
=====
<メモ>
・大切な音にはビブラートを。32分音符であっても。
かけられなくても、かけようとすれば、大切に響いてくれる。

・大切な音は、1つ前の音の途中から始まっている。
1つ前の音、2つに区切って、後半は一段階フォルテで。
(アウフタクト?と思って。)

・弓返しでうまく感じが出ない所は、まずスラーで弾いて、感触を掴む。
スラーの感じに近づけるようにして、弓を返す。
=====

3楽章もさらってくるようにとの指令をもらえたので、
2楽章は、次で終わりかな???
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マーラーの復活

2017年02月05日 | ライブ&コンサート
聴いてから、1週間、経ってしまったけれど、この日は、友人の所属するオケの演奏会へ。
曲目は、マーラーのシンフォニー「復活」。
そして、ヨハン・シュトラウスの「皇帝円舞曲」。
マーラーは圧巻だった。
恥ずかしながら、この歳になって、初マーラーだった。
今まで、マーラーは、自分のような初心者には、難解で、近寄りがたいイメージがあって・・。

難しくて、分からなかったら嫌だなあと思っていたけれど、そんな心配は全くの杞憂だった。
オーケストラもコーラスも、100名以上、パイプルガンも加わり、壮大な音楽活劇、天地創造!といった感じ。息つくしまもない。
アマオケとは言え、息が合った演奏で、凄い迫力だった。
美しいメロディーが、其処かしこに。
好きな3拍子も多かった。
(マーラーは、チェコ出身なんですね。チェコ語は話せなかったらしいけど。)
バンダ(別動隊)も興味深かった。
(バンダは、「バンド」を意味するイタリア語?)
勇ましい曲調と、甘美なメロデイーが、入り混じる様子は、ちょっとぞくぞくする。

プログラムも、よく考えられていた。
ベースは、どちらの優美なウィーン。
健全なヨハン・シュトラウスの優美が、爛熟、メタモルフォーゼして、マーラーがやってきたか!

また、一つ、世界が広がった気がする。
CDで、いくら聴いても、このシンフォニーの良さは分からないと思うので、
こういう生演奏に立ち会うことができて、ありがたかった。
誘ってもらえた友人に感謝!





名古屋シンフォニア管弦楽団
@愛知県芸術劇場コンサートホール
コメント (2)
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