みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

祖母山

2016年10月31日 | 
未消化だった夏休みが一日残っていたので、祖母山(そぼさん)に登ってきました。
祖母山は、大分・宮崎県境の山。1756メートル。
阿蘇、九重(くじゅう)と鼎立する九州の屋根の山。

天気は、生憎の曇天。
昼までは晴れの天気予報を信じて、はるばる訪ねたのに…。
ちょっと崩れるのが早かった・・・。天は我に味方してくれなかった。
晴れていれば、大きな阿蘇山を、我が眼に収められただろうに・・・。残念。


九重の連山は雲の向こうに半分だけ。意外と遠く、九州も広いなあ・・・。

平日だったので、とても静かだった。
山ですれ違ったのは3人だけ。
山頂は、独り占めだった。





祖母山は、高度感のある岩場もあったりで、なかなかに面白い山だったなあ。
そう言えば、途中、湯布院に向かう途中で眺めた、由布岳には、登れねばならぬ!

観光名所は、すべて、すっ飛ばしたけれど、なんとか、別府の温泉にも浸かれたし、
大分の郷土料理も食して、板張りの特急列車(ソニック)にも乗ったし、
また一つ、忘れがたい思い出ができた。

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●ソルフェージェット

2016年10月22日 | ピアノレッスン
オケの練習や山行で忙しく、このところ、ピアノのレッスンは月1回が精一杯だったのだけど
ようやく、2曲、一区切りついたので、卒業記念のメモ。
(一区切りと言うのは、先生の「だいたいいいかな・・・。」を頂いたと言うことです)

まず、CPEバッハ/ソルフェージェット
Carl Philipp Emanuel Bach
ちびっ子に人気の曲で、自分のようなおじさんが弾くのは、なんだかな・・・であったけど、
劇的に短いのが気に入って、頑張って、練習してました。

この曲、短さゆえの潔さが信条!ですね。
短いのに、目まぐるしく転調してゆく・・・。
CPEバッハは初めて触れる作曲家で、バロックとも、古典ともつかないが、新鮮だった。

ほとんどが右左交互で、一緒に弾くところが少ないので、「エリーゼのために」を、劇的に、高速にした感じもする。
(エリーゼのためにを作った時のベートーヴェンの頭の片隅には、このソルフェージェットがあったのではないかな???)

ついつい何回も弾いてしまう魅力があって、ちびっ子に人気なのも分かりますね。
実は、ちびっ子でも弾けるので、技術に欠ける自分でも!と思ったけれど、そう易しくはなかった。
すぐ、どこかが綻んでしまい、とほほ・・・。
歳のせいかな・・・。

=====


譜読み始め 2016/2/4
初レッスン 2016/7/23
卒業 2016/10/22

2010 コンペティション決勝 C級金賞/吉原 佳奈

とても、こんなふうには弾けないなあ・・・。


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●ウエディングマーチ

2016年10月22日 | ピアノレッスン
そして、メンデルスゾーン(編曲者不明)/結婚行進曲
正直、高を括っていた。
前のピアノ会の後、5月末から本格的に練習を始めて(譜読み自体は、随分前からだけど・・・)真夏の頃には仕上がるかな?と思っていた。
そんなに技術的に、手こずりそうな箇所はないと思われたので。

でも、ピアノで、マーチを弾くのは、多分、初めてで、
あの有名なテーマを、それらしく聞こえるように弾くのにも、随分いろいろと気遣うことがあって、かなり、てこずった。

普段、練習する曲は、その時々の気分に大きく影響するから、やっぱり、こういう明るい曲はいい。
中間部の軽快なリズムのところは妖精パックの活躍が、目に見えるようだったし、
美しいカンタービレの旋律も、気分がいいこと、この上なしだった。
有名すぎるテーマは、有名さを置いておいて、客観的に見てみると、きわめて独創的で、メンデルスゾーンの才能、恐れ入りました、だと思う。
ほんとうに、曲名が「結婚行進曲」でなければ、言うこと無しなのだけれども・・・。

この曲は、今でも、結婚式に使われているのかな?
若い人たちには、流行らないと思うのだけど?

ふう~。40年前の宿題を、ようやく、やり終えたぞな、もし。

=====


譜読み始め 2014/6/14
初レッスン 2016/7/23
卒業 2016/10/22
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岩手山

2016年10月16日 | 
文句なくの快晴だった。
東北の真髄の山、岩手山2038mに立つ。
見えるべき山は、全て見えた。早池峰(はやちね)、鳥海山・・・。
今まで、東北の山で、展望に恵まれることはなかったので、ようやく展望に恵まれた。
鬱憤が晴れた。
感無量。
山頂から、ぐるりと見渡して思うこと。東北は広い!


早朝、小岩井農場から岩手山を望む
あのてっぺんから、左の長い稜線を歩くことになる。


御御坂コースを上がる。
樹林帯の気持ちのいい登り。
ほどよく、色づく樹々。


展望地に出て、見えた!
まだ踏みもみず秋田駒ケ岳!


前にすゝめ!


小岩井農場と盛岡市街遠望
下界の雲も晴れてゆく


見えた!
昨年ガスガス暴風雨の中、登った早池峰山。
なんと麗しい!


稜線に到達
焼石岳 遠望


姫神山に相違ない
姫は、可愛らしい姿をしておられる。


不動平
火山ならではの奇岩点在


見飽きぬ早池峰の峰


山頂まで、もう一歩
この砂礫を上がるのが、辛くて、なかなか進まない。


着いた!
快晴!
ありがたや!
これだけ晴れる休日は、年間を通しても、ほんの数日だけだ。


一応、記念撮影


登山者、ぞくぞく


秋田駒の奥に、鳥海山(右奥)遠望
言うことなし!
左奥の山を、人は月山と言っていたが、本当だろうか???
鳥海山より、ずっと南だからなあ・・・。


2038メートルは、この山域の最高峰
宿のおかみさん曰く、岩手山は別格


八幡平市街方面


溶岩流跡


お鉢巡り


とにかく絶景が続く


早池峰山と避難小屋


いざ!鬼ヶ城へ
快適な稜線漫歩だったけど・・・。


奇岩、湖を眺めて、歩を進める。


何といっても、青空だと思う。


秋田駒、少し近くなったかな?


鳥海山は嬉しさの象徴だった。
秀麗という表現が、ほんとうにピッタリだった。


早池峰山


山頂から、だいぶん、歩いてきた。


地獄谷




だんだん笹が多くなってきて、これも、いい雰囲気だった。




草木の生えぬ地熱地帯へ
毒ガスが噴出してきませんように。


八幡平(はちまんたい)を望む


秋雲は絵になるなあ!


さよなら、岩手山!


笹原に、木々がぽつりぽつりするのも好きな光景です。




リフト乗り場終点付近
紅葉が見事だった。
早池峰山も見納め。
もう営業停止なので、歩いて下ることに・・・。

網張温泉への下山は、ちょっと長かったけれど、変化に富んでいて、
頑張って、歩いて良かった!
(前週の越後駒ヶ岳が功を奏した!)

=====

土曜午後出発、実質1.5日の慌ただしい行程だったけれど、
人情に触れることも多く心に残る山旅だった。
道中で一緒になったおじさん、レンタカーのお姉さんから、宿のおかみさん・・・。
一人旅だと、親切や人情が、身に染みる。

夜7時に盛岡を出て、帰名できてしまうのは凄い。
最高速度320キロの東北新幹線は、ほんとうにありがたい。

金曜夜に、快晴の予報を信じて、急に行くことに決めた山行だった。
片道900キロ遠征して、たった1つの山だけで帰るのは、勿体ない気もしたけれど、
快晴の山登りは、何物にも代えられない。
行ってよかった!
迷っているうちに、チャンスは過ぎてしまうので、思い立ったら行動。
フットワーク軽く、神出鬼没で全国を経巡る。
旅を住処とする、のもよいかも…。

今回眺めた秋田駒ケ岳、百名山には漏れている栗駒(山名が秀逸!)、いつか訪ねてみたい!

=====
<アプローチ>
名古屋~盛岡 新幹線 4時間半
盛岡駅でレンタカー
繋温泉で宿泊。宿も登山口も駅近で、楽ちん。
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越後駒ヶ岳

2016年10月10日 | 
3連休の最終日、全国的に天気は回復するとの予報に後押しされて、行くことにする。
予定のない晴れの休日に、家にいると罪悪感を感じるので。
雪深い地方の山は登れる時期も短いし。
現地の天気予報は、曇天だったのだけど・・・。

結果は、なんとか登頂は果たしたけど、終始曇天で、残念。
山頂では、少し、雲が薄くなって、青空が覗く場面もあったけれど、遠望はゼロ。

早く百名山に登ってしまいたい思いに駆られて、判断ミスだったような・・・。
ピンポイント予報を信じて、別の山にしておけば・・・。

枝折峠(しおりとうげ)からの往復15キロの行程は、標高差1000メートル足らずだけど、半分は、緩やかな登りと下りをダラダラと繰り返す感じで、けっこう足に来る。
ラストは、持病の膝痛が再発して、辛い。
前週末がオケの本番で、トレーニング山行ができてなかったからなあ・・・。

展望がいいコースだっただけに、見晴が全く得られなかったのは、残念・・・。
晴れれば、素晴らしかったと思う。
夏はしんどそうだけど・・・。


一応、山頂にて






今回、一番良かったのは、行きの中央道、飯田~駒ケ根のあたりから眺めた、南アルプスだった。
白鳳三山があんなに綺麗に見えたのは、初めて。
午後3時を回っていたれども、雨上がりの澄んだ秋の空は、いいものだ。

下山後の温泉(銀山平の「白銀の湯」は気持ちよく、(湯船から見上げる梁組みがいい!)
行きに立ち寄った十日町キナーレ「明石の湯」も、美術館みたいな温泉で、すっかり、お気に入りに。
ここで湯船につかると、よく眠れる気がする。

これで、百名山は95まで来た。
残っていた百名山の中で、一番行程が長い難関の山だったので、登りおおせて、完登にまた一歩近づけたのは、嬉しい。

自分の膝がいつまでもってくれて、山登りを続けられるか、分からないけれど、
この山域には、魅力的な山が多い。
八海山、中ノ岳、荒沢岳、守門岳(すもんだけ)、いつか登れますように!

=====
<アプローチのメモ>
・愛知・江南~登山口(枝折峠)415km(中央高速、115号経由)
・仮眠:道の駅ゆのたに (14時半発、21時半着、休憩とお風呂入れて、ちょうど7時間)

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To The New World

2016年10月02日 | オーケストラ
この日は、自分の所属する市民オケの演奏会でした。
本番は、無我夢中だった。
楽しんで弾けたところもあったけれど、弾けるはずのところが、落ちてしまったりで・・・、相変らず、本番に弱いのだ・・・。

終えてみて思うことは、本格的なオーケストラの曲を、レイトスターターの自分が、そうやすやすと弾けるわけはないと言うこと。

一番、易しいアンコールの曲が、一番弾けなかった・・・。
(だって、前日の練習で、初めて合わせて、ボーイングが回ってきたのは前日の夜だったのだ!)
一番、バシッと弾きたかった、新世界 終楽章のフィナーレも、わけが分からなくなってしまった・・・。
ピアニシモの所は、どうも自分の音が浮いて、汚してる気がして、ビクビク・・・。腰が引けてしまった・・・。

などなど、かなり不本意・・・。。

でも、よくやったとも思う。
1年前の今頃は、オーケストラで弾く日が来るなんて、これっぽちも思ってなくて、
昨年12月に、初めて譜面を見て、その難しさに、それこそ絶句!だったわけで・・・。

本番の演奏はともかくとして、シンフォニーの裏側を覗けたのも、とても興味深かった。
ステンドグラスの美しい大聖堂を、外から眺めるのと、大聖堂の中から見上げるぐらいに、違いがあると思う。
弾いてみて、初めて気付かされた内声や楽器の掛け合い。ニッチな「ここ好き!」

原始と近代の融合する新世界は、惚れ直した。
始めの頃、なんじゃらほい?だったカレリアの3曲も、すっかり好きになった。

以上は個人的な感想。
オーケストラ全体としては、出来栄えは、奇跡的に良かったみたい。(トレーナーの先生、打ち上げで、涙ぐまれていた・・・。)

団を引っ張る、指揮者の先生も、トレーナーの先生も、本当にいい方で、オケの雰囲気は和やか。いい感じでやらせてもらえた。
若い人と接すると、気持ちも若返るし・・・。
いいオーケストラに巡りあえて、潜り込めて、本当に運がいいと思う。
誘ってもらえた友人に、改めて感謝!

・シベリウス/カレリア組曲
・バーンスタイン/ウエストサイドストーリーメドレー、マンボ
・新世界
・ラデッキー行進曲

@熱田文化小劇場




箸にも棒にも掛からなかった新世界の1楽章も
10ヶ月粘って、奇跡的に、改善したのだった。

さぁ、次は、ベト7と惑星へ!
コメント (2)
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