みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

御嶽山・後記

2013年07月26日 | 
御嶽山の続編です。

その1「嶽」
御嶽山には「岳」よりも「嶽」が似合う。



お鉢めぐりをすると、峨々とした崖が!


荒涼とした一の池。枯れてしまっているけれど・・・。
どうしてお花畑にならない?
荒々しい噴火口後の崖や、荒涼とした一の池の光景を目にすると、やっぱり地獄に通じる「嶽」が相応しい。


その2「そんな仲間入りは御免だよ」
深田百名山の御嶽山の章も印象深かった。
特に冒頭の一節は、この山の魅力をうまく表しているなあ。
この山は別格である。そういうカテゴリーからはみ出している。北だの、中央だの、南だのと、アルプスは混み合ってるね。そんな仲間入りは御免だよ、といいたげに悠然と孤立している。

日本中の山を登り尽くした、深田久弥だからこそ、書けると思う。
いろんな山に登ってみることで、こういう山の個性が、なんとなく分かってくるような・・・。
独り者の身という境遇もあって、共感してしまうんだろうか???
孤立するなら、御嶽の気概をもって孤立したいものだなあ。
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御嶽山

2013年07月21日 | 
30数年ぶりに登ってきました。
ここ愛知県からは、一番近い3000メートル峰なのに、今まで、ないがしろにしてきたことを深く反省。

登山口までのアプローチ良し、登り甲斐あり(けっこうしんどい!)、もちろん森林限界を越えて展望良しのいい山だなあ。


8合目の女人堂にて。樹林帯を抜けた!
夏山は空気の澄んだ、朝がいい。


女性的な山容の乗鞍岳
奥には北アルプス


鉢盛山もなかなか立派だった。
山が幾重にも重なるのが好き。


1ヶ月前、訪ねた八ヶ岳


高山植物は少なめだけれども・・・。


登って良かった。
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ロマン・ハースをもう一度・・・。

2013年07月13日 | ライブ&コンサート
室内楽を聴きに行く。
スメタナ三重奏団。
Myピアノがチェコ生まれでもあり、ドボルザークがとても好きなので。
腰痛が完治せず、天候不順で山にも行けないというのも大きな理由だけど・・・。

特に良かったのは、スメタナの三重奏曲。
とてもメロディアスで・・・。
特に3楽章のロマンチックな旋律は溜息が出るような美しさ。
このところ鬱々としているので、鬱々な曲に、共感しやすいんだろか????

あと、アンコール。
アンコール3曲のうち2曲は、ロマン・ハースという作曲家の作品でした。
これが素晴らしかった!
繊細な序奏、美しい旋律と躍動するリズムに心を鷲掴にされてしまう。
格調高く、エキゾチックで、幽明の境を彷徨うような・・・。
好きすぎるなあ・・・。

それで、この作曲家のCDが欲しい!と思い、帰宅後調べるも、Googleにも1件もなし。
日本では、完全に無名なんだ・・・。
英語でも、引っかからないなあ・・・。
こういうのを一期一会と言うんだろうか???
ん~、英語が堪能なら、奏者に直接、尋ねてみたいところだけれど・・・。

ロマン・ハース/Multi Cultural Suiteより「前奏曲とワルツを一緒に」
ロマン・ハース/Multi Cultural Suiteより「間奏曲とボレロ」

武蔵野公演でも同じアンコール曲をやられてたんですね・・・。
https://twitter.com/search?q=%23%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%AD%A6%E8%94%B5%E9%87%8E&src=hash

もう一度、聴きたい・・・。
他のロマン・ハース作品も聴きたい・・・。

これからも「好き」を道しるべにして、次の「好き」を探していこう!



Youtubeでスメタナのトリオを発見。
このトリオのバイオリンパートはメンバーが代わったんですね。
1楽章
Smetana trio | Bed?・ich Smetana - Trio g minor - Moderato assai


2楽章
Smetana trio | Bed?・ich Smetana - Trio g minor - Allegro, Ma non agitato


3楽章
Smetana trio | Bed?・ich Smetana - Trio g minor - Finale-presto




@宗次ホール@名古屋
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●バイオリンレッスン ドッペルコンチェルトへ・・・。

2013年07月11日 | ヴァイオリン
この日の夜はレッスン。
5月末から取り組んでいたヴィヴァルディのコンチェルト(イ短調、Op.6-3)が合格。
(もちろん、バイオリニストのように弾けるわけでもなく、今のレベルとしての合格だけど・・・。)
学習者向けに使われるぐらいの平易な技術レベルなのに、音楽性も高くて、弾き甲斐のある曲だと思う。
毎日、もりもり弾いたなあ・・・。
合格とは言え、まったくもって満足できる出来ではないので、これからも練習を続けよう。



Henryk Szeryng plays Vivaldi's Violin Concerto in A minor, Op.3 No.6

学習者の動画は多いけれど、意外とプロのものは少ない・・・。
大バイオリニスト、ヘンリク・シェリング。
いつか、こんなふうに弾けるようになりたい。


そして、次のレッスン曲は、ついに、ドッペルコンチェルト。
バッハの「2つのバイオリンのためのコンチェルト」(1stパート)です。

自分にとっては、念願の曲。
バイオリン最終目標曲。
この曲を弾くために、バイオリンを始めたようなものなので・・・。

スズキ教本5巻の締めくくりの曲で、スズキの3,4巻をすっ飛ばして、3階級特進だなあ。
アラフォーの手習いで、2年と11ヶ月。よく、ここまで来たと思う。
初めてこの曲を知り、すっかり心を奪われた20数年前、まさか、我が手で奏でる日が来るなんて・・・。

練習して思うけれど、音の連なりがとても美しくて、感無量です。
バッハからの、すごい贈り物ですね。
この世に、こういう美しいものが存在することが、奇跡だなあ。
ついつい時間の経つのを忘れてしまう・・・。

Nigel Kennedy - Bach - BWV 1043 - I - Vivace

ちょっと、あざとい感もするのだけど・・・。

Hilary Hahn - Bach Concertos - BWV 1043, "Double" - 1. Vivace

掛け値なしで、素晴らしすぎる。
でも速い・・・。
本来のヴィヴァーチェはこのぐらいなんだろうか?

J.S. Bach - Concerto d-moll for two violins and strings, BWV 1043 - I, II

テンポは、このぐらいの方が、しっくり来るなあ。

さあ、頑張ろう。
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足腰が良くない時は・・・。

2013年07月07日 | ピアノ的雑感
久しぶりにやられてしまう・・・。
魔女の一蹴り(腰痛)に。

何年ぶりだろうか?
週末山トレで鍛えることで、腰痛とはおさらばしたつもりになっていたのに・・・。

およそ、あらゆる動作で(立っても、座っても、歩いても、横になっても)痛みに見舞われ、参った・・・。
寝返りをうつのも、恐る恐るしないと、痛くて・・・。
さすがに、この週末は山トレは難しそうだなあ・・・。
バイオリンも立って弾くのは、辛いので、ちょっと調子が出ないや・・・。

こうなると、ピアノはいい!
ピアノの場合、腕の重さは鍵盤にかかり、腰への負担が減るようで、けっこう楽。
蓋を上げるのがしんどいけれど・・・。
「ホルベアの時代」のプレリュードとノク3は、順調に育って、先々が楽しみ。
秋の会に間に合うだろうか???

そう言えば、Eテレ「らららクラシック」で、このプレリュードが使われているのを発見。
マイナー曲のままでいて欲しいのに、ちょっと残念かも・・・。
でも、この曲のすがすがしくて、期待を膨らませるような曲調からすると、番組の始めの方で使われるのは、マッチしてると思う。
コメント (7)
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