みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

白馬岳の花々たち その2 ~シコタンソウ・ウルップソウ~

2008年07月27日 | 花・植物
北海道というか北方領土の地名を冠している花を2つ。

シコタンソウ

花弁の中の、黄色~赤色の点描グラデーションが、不思議な味わい。おしゃれ。

ウルップソウ

白馬岳と八ヶ岳、利尻島だけで咲く憧れの花。
白馬岳付近のお花畑では、いたるところで、咲いていた。
白馬岳のお花畑が華やかなのは、ウルップソウの「青」に拠るところ大かも?


天狗池にて。紅葉と同じで、水辺だと花も生き生きするかも?


天狗池。そよ風が心地よく、ゆらゆら揺れる水面がいい感じ。
すぐ横に、天狗小屋が建っていて、この小屋で泊るのも良さそうだな。



クジャクチョウという蝶々も姿をみせてくれた。
青に真紅が映えておりました・・・
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白馬岳の花々たち その1 ~コマクサ~

2008年07月26日 | 花・植物
今回の山旅では、あの花にも、この花にも、ご対面が叶い、嬉しかったなあ。
ということで、白馬の峰を飾る名花たちを、ご紹介します。
(しばらく、花ブログになるかも・・・。)

まずは、高山植物の女王と称えられるコマクサ。


ちょうど指先くらいの大きさ。
じっと見ていると、ダンスのポーズをとっているように見えてくる。
なんだかユーモラス!


早朝、唐松小屋を出てすぐの斜面、生憎のガスの中で。

コマクサや 雫のドレスを纏いけり
(そらみみ)

とでも詠みたくなる姿でありました。(そのままだけど・・・。)
胸元のダイヤに、降参!
高山植物の女王と呼ばれるのも、頷けるなあ。
ジュエリーのオーダーメイドが叶うなら、こんなデザインは如何?石のカットが、超絶技巧になってしまうんだろか???
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白馬岳から帰還

2008年07月23日 | 
7/19~7/22にかけて、北アルプスは白馬岳方面へ。
とにかく無事、帰ってきました。

白馬岳のお花畑は色とりどりの花が咲き乱れていて、まさに百花繚乱のごとく。白馬岳、なんていい山なんだ!
3日間、山道を歩き通すのは、かなりしんどいのは事実だけど、山旅は格別のものがありますね。

おいおい山の写真は載せようと思いますが、まずは帰還報告ということで・・・。
下山後は、膨大な写真(1000枚以上!)に溺れ中です・・・。


白馬大雪渓を俯瞰


鹿島槍ヶ岳(左奥)を遠望


白馬岳山頂のご来光


北アルプス連峰モルゲンロート
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東欧系民族音楽やら、カクテルやら

2008年07月15日 | ライブ&コンサート
一昨日の日曜は、尼ヶ坂さんにて、披露宴パーティーに。
東欧やアイルランドの異国の香り漂う音楽、空手のパフォーマンスあり(瓦割り、初めて実演を見た!)、料理も美味しく、楽しい一時だった。

今回、たまたま真正面の席だったので、すぐ間近(1メートル先ぐらい)の弦楽三重奏?の舞曲、弦の分厚いカーテンが押し寄せて、体を震わせる感覚が、嗚呼、良いなあ。感動は近さに比例する?

幾つかのフレーズが懐かしいのは、ブラームスが採譜した元祖ハンガリー舞曲なのだから、頷けるか・・・。土の香りのする音楽は好きだなあ。
ピアノ的には、バルトーク「ルーマニア民族舞曲」の弾きたい度が、急上昇。



あと、ハンガリーの舞曲?で、輪になって踊ったのは、実に楽しかった。
指名されて、はじめ、えっ自分が?ちょっ、ちょっと、待って・・・、と戸惑ったが、うん、輪になって踊るのは楽しい!
うん、舞曲は、こうして楽しむもんだなと思った。フォークダンス同好会に入りたい気分かも。

山田晋吾とマキノリョータ(通称「山マキ」)アイリッシュ、東欧の風が吹きすさぶ・・・。
チャパーシュ(東欧系の音楽やダンス集団?)
ラフブランチ(ジプシー系アコースティックバンド)

あとあと、なんと言っても、振舞われたカクテルの美味しかったこと。
びっくりした。芳醇って、こういうことを言うんだな。忘れられない味になりそう。
岐阜は「バロッサ」さんと言うバーで頂けるとのこと。
どうしよう?酒に目覚めたかも・・・。(ものすごく遅ればせながらだけど・・・。)

とにかく、面白い体験をさせて頂いた一日だった。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

番外編。本日は、会社帰りに、弦楽四重奏のミニコンサートに遭遇し、おおっ、弦の響きは心地いいな!モーツァルト、いいなあ!と、ほっと一息つく。
生の弦楽四重奏に触れることなど滅多にないし、ついてた。

ミッドランド・スクエア「アトリウム・コンサート」
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小山実稚恵さんリサイタル

2008年07月12日 | ピアノ
今日は小山実稚恵さんのリサイタルへ。
オール・ショパン・プログラムということで、馴染みのある曲が続く。
繊細にしっとりと歌い上げるノクターン、揺るぎなく確信に満ちたポロネーズ、ノリノリのワルツ・・・。
小山さんの生演奏は初めてだったけど、すっかり魅了されてしまった。

リリオのホールは、座席数300弱かな?こじんまりしてて、いいホールだなあ。繊細な音が、ぼやけることなく、くっきり聴こえて、とても、音の状態がとてもいい。

今回、左側の3列目で、小山さんの数メートル後の位置だったので、やっぱり、観察してしまう。腕が出てるドレスのおかげで、肩から、肘、手首、指先まで弾く様子がよく見渡せる。
自然に優美、しなやかな、手の動きは、それだけでも、芸術品のよう。自然力学の理に適った動作は美しいなあ。
肘の使い方が、脱力奏法の要諦だと思うのだけど、肘のほんの少しの動きが、腕の重みで自然に増幅されて、決然としたオクターブになるようなところ、なるほどなあと思う。あんなフォームでオクターブ弾けたらいいのに・・・。


それと、印象的だったのは、お辞儀をされる度、こぼれおちる可愛らしい笑顔。「ごめんなさい。ミスタッチしちゃったわ・・・。」とかの苦笑いもあったんだろうか???

リサイタルの後、もちろんサインを頂き、快く握手も交わして頂いた。小山さんの手は、演奏の印象とは違い、意外と、乾いた感じでした。

小山さんのリサイタル、また行こっ。ショパンも弾いてみたくなるなあ・・・。この先のリサイタルのパンフレットを見ていると、あれも行きたい、これも行きたいと思ってしまい、悩ましいぞ・・・。

ベスト・アルバム
小山実稚恵
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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●レッスン 悲愴ソナタ4回目

2008年07月11日 | ピアノレッスン
今週のレッスン、一応、ノルマのレッスン手記。練習してて、感じることなど。

・チェルニー40-35(右手の練習)
×。2回目なので、まだ×。
難曲ですね・・・。1週間単位ぐらいで見ると、確実に進歩はしているものの、まだまだ。

・ベートーヴェン「悲愴ソナタ1楽章」
×。教室のピアノで弾くと、どうしてこんなに駄目駄目なんだろうか・・・。
ピアノの違いで、弾き方やペダルの踏み方を、即座に変更できるような器用さもなく・・・。
3ヶ月目に突入しているのに、初歩的な譜読みミスもあったり・・・。
前半と後半の似た音形が混ざって、弾けなくなってしまったり・・・。
なかなか音楽にならない。
やっぱり、身の程知らずの無謀な挑戦だったかな・・・。

ベートーヴェンのソナタには、取り組んでいく順番があるんだと思うけど、
それなのに、いきなり三大ソナタの一角に挑んでる自分は、不遜だよな・・・。

でも、まあ、行けるところまで行ってみよう。

・細かくて速いスケールやトリルをきれいに弾くポイントは、とにかく力を抜くこと。

・チェルニー36番、恐ろしいや・・・。

音符の並び、百足が這ってるように見えてくる・・・。
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家守綺譚

2008年07月06日 | 


この本も、すこぶるよい。
ほんの百年すこし前、京都は山科の辺りかな?が舞台の不思議な話。
古くから、ひっそりと息づいている異界の物たちや、亡き友との交わりが、淡々と、ほのぼのと語られる。
季節の折々の風物が美しく、大正ロマンと懐かしい民話的な世界の混じり具合が、いい風情。
和風エキセントリック小説とでも言おうか・・・。
また、主人公の誠実な感じもよいではないか。

何より、文章が好みだな。
淡々として、飾らず、情趣に富む筆致。
言葉たちが、多すぎず、少なすぎず、あるべきところにぴったり嵌っているのは、心地いい。
ゆかしい。

本作、植物を冠した掌編連作という仕立てで、野の花好きには、嬉しかった。

家守綺譚の界隈、歩いてみたい。

家守綺譚
梨木 香歩
新潮社

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家守綺譚 (新潮文庫)
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星条旗よ永遠なれ

2008年07月05日 | ピアノ
昨日は、海の向こうの米国は独立記念日。
ニュースを見ていたら、スーザの「星条旗よ永遠に」のマーチが流れてくる。
好きなんだな。このマーチは。特に中間部、ピッコロの小鳥の囀りが絡むところ・・・。

今時、ホロビッツ編曲のピアノ版の動画なども、どこぞにあるのではないか?と思い立ち、探ってみると、やっぱりあった。

Volodos-Horowitz: Stars and Stripes

さすがはホロビッツ、お気に入りのピッコロパートも抜かりなし。
このピアニスト氏も実に見事で、まさに曲芸。快刀乱麻の鍵盤さばきだ。

すごすぎる・・・。

驚き呆れるというか、なんだか可笑しくなってくる。愉快、愉快。
しみじみと聴かせるだけではなく、こういう曲芸的なピアノも、ピアノの魅力には違いなく、肩の荷を下ろして、一休み、一休み・・・。

楽譜も発見。
未来永劫、弾くことはないけど、演奏の様子を間近で見てみたいかも・・・。
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フランチ

2008年07月04日 | 雑記
ここ名古屋は、今年一番の蒸し暑さ。
ランチを食べて、嗚呼、嫌な季節になってしまったなあ・・・、と、ぼんやり街を歩く。ふと看板を見やると、ある文字が、飛び込んでくる。

「フランチ」

おお、これは、恐らくは、フランス料理のランチに違いない!
すわっ、久しぶりに、新規ランチ開拓か!と胸が高鳴る。

で、もう少し詳しく看板を見てみると、
「フランチ」の少し上「讃岐うどん」の文字が認められ・・・。

ん?

更に、もう少し観察すると
「フランチ」の前に、「セル」という文字が・・・。

あれまあ! ん~、こりゃ、駄目だ。
拙速、ここに極まれりと言うか、救いのない早合点男と言うか・・・。
このところ、どうも眼がやたらと疲れて、帰宅後、PCを使うのも、億劫で、困っていた。
恐らくは、視覚は、夏本番の前に、夏バテだったんだろう・・・。

しかし、
思うに、我々は「フランチ」的な、全体の中の一部分に、喜び、悲しみしているんだな、と思う。
写真も俳句も、フランチ的と言えば、フランチだ。
まあ、それは、それでいいか。神様ではないのだから。
世知辛い世の中ではあるけれども、せめては愉快なフランチを多くをこさえてみん。

(写真)チャルメルソウと思われる・・・。チャルメラとの関連性は、夏休みの自由研究のテーマに如何でしょうか?(笑)
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