みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

瀬戸内国際芸術祭 夏その3

2019年08月31日 | 絵・写真・美術館
翌日は瀬戸芸へ。宝伝港から犬島、豊島、高松へと、3つの船を乗り継いで、瀬戸内海を縦断!

犬島

精錬所美術館、2回目なので、落ち着いて、空間を楽しめた。
今回は、太陽を離れる光子になったつもりで、遠のく太陽を振り返りながら進む。


まっすぐに見えているものも、実は紆余曲折していたりする。
まっすぐ進むためには、時には曲がることが必要かもしれない。
見えているだけでは、物事の本質は分からない。動いてみることで、本質が分かるような・・・。



一方、植物園は、期待が大きかっただけに、やや期待外れだったかな・・・。
写真の撮れない家プロジェクトの作品は すっかり見たことを忘れていたけれど、今回、再び再開して、懐かしいような、嬉しいような感触だった。
一番印象に残ったのはF邸。ムニュムニュ世界の作品。


コンタクトレンズ S邸


A邸


石職人の家跡(太古の声を聴くように、昨日の声を聴く)


太古の生き物たち






豊島
今まで訪ねたことのなかった、硯(すずり)地区と甲生(こう)地区へ。
バスのタイミングがよかったので、両方とも1時間ずつで、効率的に回れた。慌ただしかたっけれど…。


ウミトタ
期待していなかったのだけど、とても気に入った。
とても居心地のいい家。いつか、家を建てるとしたら、こういう家を建てたいと思う。
瞬間調光ガラス、使えそう。あの心和むステレオはどこの製品なんだろう・・・。
よし、頑張って働こう!


豊島八百万ラボ
思いがけず、コエビさん?が、丁寧に作品解説してくれて、興味深かった。とても素敵な方だった。寿命が延びる気がする。
生まれて初めてカイコの実物を見る。
オキシトシンは、恋愛の結果、増えるホルモンなのではないかな???


塩田千春+田根剛 作品
作品は今一つ、よく分からなかったけれど、ここも、思いがけず、コエビさん?との話が楽しい思い出になった。とても素敵な方だったなあ・・・。


そして、高松へ。



乗った高速船は、凄いスピードで、海原を突っ走るなあと思って、
乗務員さんにスピードを聞いたら、約30ノット(=時速55キロ)とのこと。
戦艦大和は27ノットだから、大和って、あの巨体で、そんなにスピードが出ていたんだなあと、驚く。

北浜の小さな香川ギャラリーへ





駅に向かう途中、すっかり暮れてしまった玉藻城

高松駅では、駅近くの「めりけんや」さんへ
注文待ちの列で待っている時、後ろの女子高生たちが、「肉釜玉、肉釜玉・・・」と盛んにしゃべってるので、自分も肉釜玉にしてみる。
これが、美味しいこと! すき焼きの後のうどんを食べる感じ
さすが、地元の高校生!
でも、これ、丸亀製麺でも食べられるのかな・・・。

いい旅だった。
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倉敷の休日

2019年08月23日 | 
かなり、前のことになってしまったけど、一応、自身の行動記録。
夏休みの絵日記の宿題を片付ける感じで、なんだかなあ・・・だけど。

この日は、所用で、倉敷を訪問。
訳あって、美観地区のいろんな雑貨屋をのぞく。普段、なかなか足を踏み入れる勇気がわかないお店を、見学。
なかでもALAPAAPの帆布のトートバックに一目惚れしてしまう。

http://alapaap-web.com/top.html

すごい夕立にやられたり、うっかりして、大原美術館の分館を見逃したり・・・。
でも、とても楽しい一日だった。



大原美術館

随分、久しぶりだったけれど、とても見応えがある。
エル・グレコももちろん素晴らしいけれど、今回の一番のお気に入りはミロだった。

倉敷では恐らく老舗のホテル、倉敷国際ホテル。絵がすばらしい。

棟方志功の大きな作品


北条貴子さんと言う方の絵が、いい感じだった。
水面の絵。柔らかく、清々しく、色の使い方がとても、いいなと思う。ファンになってしまった。

館内の雰囲気もいい

部屋は広々
朝食バイキングも十分満足。
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シャナヒー&アンニコル 夏フェス

2019年08月17日 | ライブ&コンサート
箕面でのシャナヒー&アンニコルの夏フェスを訪ねた。

昨年、シャナヒーデビューしてから、今回で3回目、だんだん好きになってきた。
古くから歌い継がれてきた音楽には力があると思う。
北欧のトラディショナル音楽は、ものすごくキャッチーな旋律があるわけではないけれど、しみじみ心に訴えかけてくるものがある。
4人の歌姫さんたちの歌唱も素晴らしかった。
幸せを体現した素晴らしい歌唱。幸せが、心に流れ込んできて、包まれるかんじ。
特にお気に入りのお二人の歌声には、たおやかで、世界の氷が全部とけるくらいに温かい幸福感の感じられる歌声。今回も降参! 我を忘れて、聞き惚れてしまう・・・。
みどりさんのバイオリンも、なんてカッコいいんだ!と、痺れてしまう。
真善美を体現したような音の世界を目の当たりにして。人間の世の中は捨てたものじゃないなと改めて思う。

シャナヒー&アンニコル、一度、教会で聴いてみたいなあ・・・。




@箕面市西南生涯学習センター内 ホール

=====
<番外編>

今回、クルマにするか、新幹線にするか、かなり迷ったのだけど、寄り道コースを考える中で、千里中央のカツサンドの名店とモノレール経由で、うまく一筆書きになるので、新幹線にする。
(翌日のピアノレッスンの練習時間も欲しいので)
モノレールでは、最後尾の車両の一番後ろに陣取り、車窓展望を楽しむ。
10車線の道路の上を、うねりながら進むモノレールからの都市景観は圧巻だった。
小学校の頃、この未来な景色を見たら、躍り上がって喜んでいたに違いない。
ここは夜はどうなんだろう?

ニューアストリアのカツサンド、噂に違わない美味しさで、間違いなく今までに食べた中で、No1のカツサンドだった。
惜しむらくは、メニューをあまり吟味せず、アイスコーヒーを頼んでしまい、ミックスジュースを頼み損ねてしまったこと。
これは、次回の宿題。

@千里中央

帰りに立ち寄って食べたネギ焼きも、とても美味しかった。
実は、ネギ焼きを食べるのは、生まれて初めて。
こんにゃくとネぎとスジ肉で、こんなにも美味しいんだなと感心。

@ねぎ焼やまもと @梅田エスト

ここ数日、身辺に嫌なこともあったけれど、元気復活!
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愛知トリエンナーレ2019 その1

2019年08月15日 | 絵・写真・美術館
ここ数年、現代アートに開眼してきている身としては、地元の芸術祭を訪ねないわけにはいかないので、とりあえず、愛知芸術文化センターと名古屋市美術館の2会場を訪ねた。

興味深い作品、意味不明だけど惹きつけられて、ついついて観てしまう作品、ピンと来ない作品など、いろいろ。

歴史、民族問題、差別、社会問題を扱った作品が多かった。
精神的にいい状態の時に行くの良さそう。
何と言うか、効果音や不協和音が重なり合う現代音楽のイメージ。
表現の不自由展が、あんなことになったのは、全体的に、そういうしんどい精神状態にさせられる雰囲気があったからかもしれない。
自然と調和した前向きな作品が多い、瀬戸芸に比べると、疲れる展示が多い気がした。
瀬戸芸は、風光明媚な瀬戸内海、そして旅という最高の額縁付きなので、単純に比較はできないけれど・・・。

北風よりも、太陽を、
厳しい現実認識よりも、夢と希望を、
真正面の厳しい岩壁をよじ登る直登ルートよりも、お花畑の広がるなだらかな道を、
ユーモアと機転で、暗黒を光に一変させるような、そんなアートに出会いたい。

はてさて、残りの円頓寺と豊田は、どうしようかな・・・。
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キスリング展

2019年08月14日 | 絵・写真・美術館
キスリングは、印象派のその後を扱った展覧会で時々作品を目にしていて、気になっていた画家。
エコール・ド・パリを代表する人気の画家ですね。
これは、いいチャンス!と言うことで足を運ぶ。

まずもって、くっきり明るい色彩がいい。生き生きとしてる。緑色がいい。
人物像は、独特のデフォルメの感じがいいし、憂いのあるまなざしが、とても魅力的だった。
キスリングはポーランド生まれだからかな?フランスに帰化したとは言え、なんとなく東欧の異国情緒が流れている???
物憂げなあの瞳を見ていると、ついついショパンの音を想像してまう。

キスリングは、周りに好かれ、この時代の画家としては珍しく幸福な人生を送ったというだけあって、画面には、人に好かれる何かが感じられる。
この時代の様々な絵画運動に染まらず、独自の路線を貫いたのもよいなあ。

今回、お盆休みの最中だったけれど、館内は人がまばらで、ほとんど貸切に近い状態。ゆっくり、じっくり眺められた。凄く贅沢。
先の巡回の東京の庭園美術館では、こうは行かないはず。
地方の美術館の巡回展は、かなり狙い目。

この岡崎市美術博物館は屋外も綺麗な公園に整備されていて、生憎、夏の盛り、時折、台風の豪雨が襲ってきたりで、屋外を楽しめなかったけれど、季節のいい頃なら、デートにピッタリのいい雰囲気。

今回のキスリング展は、今年2019年の回顧展の中では今のところ、自己ベスト。
また一人、好きな画家に追加!





@岡崎市美術博物館
=====
<番外編>
画家キスリングを知るまでは、山好きの身としては、キスリングは昔懐かしいリュックサックだった。
蟹のような横長で、黄土色、ごわごわ生地のリュック!
中学生ぐらいまで、父親から譲られたお古のキスリングで、山に連れられていったものだった・・・。
山小屋の匂いとキスリングは子供心にも最強の組み合わせだった!

あのリュックは、画家キスリングとは関係ない別のスイス人のキスリング氏が制作したものか・・・。
キスリングって、ヨーロッパでは、よくある姓なのかな???
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盆踊り

2019年08月03日 | 近況
この日は地域の盆踊り。
今年は、地域の班長役が回って来て、会場の巡回監視役を仰せつかったので、やむなく参加。
物心ついてから盆踊り行った記憶がないので、人生初か、40年ぶりか?

音楽的には「ダンシングヒーロー」は最強。
よく耳にしていた曲が「かわさき」であることを知る。(かわさきホールでのライブも思い出した。)
個人的には「恋するフォーチュンクッキーは」は、生まれて初めて全曲を聴いた。
盆踊りに使われるような歌は、やっぱり名曲なんだなあと・・・。少し日本人の常識を身に着けたかもしれない。(笑)

踊っているのは、ほとんどが10歳ぐらいまでの女の子と、50歳以上ぐらいの女性の計30~40人ぐらい???
女性比率98%くらい?
櫓の太鼓をたたくのが、子供たちの大きな楽しみなんだとか・・・。

いい歳した中年男が、一人、ポツンと会場を徘徊しているのは、ただの不審者に違いない。
実は、スタッフ証の入ったカードホルダーが、かなり貰いたかった・・・。

翌日、日曜の朝も櫓解体作業だったので、梅雨明け後の貴重な土日は、山の遠征叶わず・・・。
でも、地域の行事を観察できて、興味深かった・・・。

子供は、ほんと、アホだなあと(自分もそういう時期があったんんだなあと・・・)、微笑ましかった。

こういうのも時にはいいかな・・・。
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名古屋ギターフェスティバル

2019年08月03日 | ライブ&コンサート
以前から、音のいい宗次ホールでちゃんとしたギターの音色を聴いてみたいと思っていて、何とか、昼の部だけは時間があったので、足を運ぶことにする。
好きなことの領域拡大をしたいので。

自由席だったけれど、運よく2列目の席を確保。でも音は、思っていたよりも聴き取れない。
ギター鑑賞初心者なので、分からないことも多いけれど、いろんな方の演奏を聴いて、興味深かった。
自分は、厚みのある温かい音に惹かれる。
でも、実は、ギターよりも、ピアソラのバイオリンに、悔しいけれど、目と耳が釘付けだった。(笑)

生田 直基さんのギターはまた、機会があったら、聴いてみたい。

夜、用事がなければ、夜の部も見たかったのに、残念・・・。



@宗次ホール
=====
<番外編>
栄の街は、コスプレサミットに参加する人たちを多く見掛けて、それはそれで楽しい。
気合が入りまくっているコスプレは、可笑しい感じもして、愉快・・・、。
暑い盛りなのに…、お疲れ様。

すぐ近くで行われている愛知トリエンナーレでは、表現の不自由展の最終日だったか・・・。

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