みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

瀬戸内国際芸術祭 秋その5~小豆島

2019年10月22日 | 絵・写真・美術館

翌朝は、朝早く、高松港から出港!


めぎ


あれは、坂手の奥のアルプス?


絶好の船旅日和

まずはバスで、前回行けなかった、肥土山・中山へ。


千枚田にて
「八日目の蝉」の虫送りになった舞台ですね。


ワン・ウェンチー(王文志)/小豆島の恋
遠目には、ジブリの話に出てきそうな、蟻塚のような、不思議な物体だけれども・・・。


風と光と空、竹の質感、が調和して、佇んでいると、自然と一つになるような、素晴らしい作品だった。
豊島の彼女が言っていたことは、本当だった!
自分の知る限り、最大の竹建築だった。よくも、まあ、こんな竹建築を作り上げたなあ・・・。
時間の都合で、ほんの20分ほどしかいられなかったけれど、いつか、ゆっくり、詩集でも持って、半日、過ごすようなことがしてみたい。
季節、時刻によって、いろんな表情を見せてくれるだろうから。






徒歩で、常盤橋に向かう途中、あれはなんだ?


そして、聳える岩壁にへばりつくようにして建てられたお堂
小豆島八十八ヶ所のあるお寺だとか・・・。
鎖場を登らないと、お参りできないとか・・・。
嗚呼、いつか訪ねなければ・・・。

常盤橋のバス停で、こえびさんと話していたら、「小豆島の恋」が好きなら、
大部(おおべ)の「国境を越えて」も、お勧め!とのこと。
はじめ、行く予定はなかったけど、珍しくバスの乗り継ぎが素晴らしくよかったので、大部へ!
(バスの路線図を後でよく見て分かったのだけど、オリーブタウンまで戻らなくても、途中のバス停で乗り換えれば、余裕をも持って、乗り換えられたのだった・・・。)

=====

リン・シュンロン/国境を越えて
一見、ハリネズミ的な竹作品なんだけど・・・。


内部は竹細工建築で、真ん中にブランコが!
童心に帰って、随分、久しぶりにブランコに乗ってみて、ああ懐かしい!
世界が揺れるこの心躍る感覚を、子供の頃、ブランコから学んでいたんだなあと思う。


少年が祝福されているようだった。


素晴らしく綺麗な海
子供たちに、明るい将来を!
海が満ちてしまうと、彼は、海に沈んでしまうので、訪ねる時間は要チェックですね。



いい写真が撮れなかったけれど、「小豆島の木」もとても、見応えがあった。
木の根っこが、どれほど壮大なことになっているのか、初めて目の当たりにした。
教訓その1:太いものは、よく伸びる。


バスで、土庄(とのしょ)に戻る途中、車窓から大観音像

=====
土庄の迷路のまちで



チビッ子たちが、大はしゃぎしそうな作品だったけれど、いろいろと考えさせられる。
見えているもの。見えていないもの・・・。


一瞬、京都の寺院かと思った・・・。



=====
土庄港にて

土庄港のシンボルとも言える「太陽の贈り物」




よく見ると、細部にいろんなメッセージが込められいる。

=====
そして、オリーブラインのフェリーで高松へ。1時間の船の旅


さようなら、坂手のアルプス


眼では見えないけれど、カメラの望遠レンズは男木島の「歩く箱舟」を捉えていた。




五剣山と八島
五剣山はいつか必ず!


あそこの一番上にも、行ったんだっけ・・・。


そう言えば、今日は祝日だったのだ!
即位礼正殿の儀


自分は、高速艇よりも、オリーブラインのほうが、断然好き。

=====

高松港で見かけた、BMW i3のアーティスティック仕様車
これは、欲しいと思った。車に惚れることなんて、ついぞ無かったのに・・・。
でも、これ目立ちすぎるよな・・・。



いろいろと収獲の多い小豆島の旅だった。
大満足!

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そして、帰って、オーケストラの曲の練習、練習!だったのだ・・・。(笑)
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遂に四国の山へ!~東赤石山

2019年10月21日 | 
実は、瀬戸芸で四国を訪ねる度に、ああ、山にも登りたいなあ!と思ったいた。
(お前、どうして、ここまで来て登らないんだ?という四国の山々の声が聞こえてきてた・・・。)

芸術祭優先で、山登りは二の次にしてしまっていたけれど、やっぱり1座ぐらいは・・・、ということで、まずは、赤石山系の東赤石山(ひがしあかいしやま)に登ることにする。
標高1,706m。新居浜と四国中央市の境の山。

四国の山に登るのは、10代の頃、父親に連れられて登った、石鎚山、剣山以来。30年ぶりぐらい。
伊予西条の祖父母宅に帰省する度に、随分高い山の連なりを眺めて、あれは、どこの山なんだろう?と長らく思っていた山なので、
天気は今一つだったのだけど、また一つ宿題を終えたのだった。


筏津の駐車場からスタート
今回借りた車は白のノートだった。


なかなかの急登


よかった。リンドウにも会えた。


かなり上まで上がって、ようやく見晴らしがよくなった。
秋の風情だなあ。


笹ヶ峰(のはず)がかすかに。
石鎚山、見たかったなあ・・・。それにしても、四国の山々の奥深いこと!


一応、証拠撮影


すかっと晴れて、瀬戸内海の大展望が見たかったけれど、時折雲の切れ間から、新居浜、土居方面の海岸がなんとか望まれる程度。
でも、五里霧中を思えば、まぁ、良しとしよう。


隣の八巻山も、見えたり、雲に飲み込まれたり・・・。


八巻山をトラバースして、赤石山荘に向かう途中。
八巻山はすごい岩の山で、涸沢カールから穂高連峰を思い出す・・・。


モジ




何が印象的だったかと言うと、白銀が混じっているような、光沢のある石が其処かしこにあること。
この金属は、一体何なんだろう? この山のすぐ近くは住友発祥の別子銅山があるので、まさか銅? 違うなあ・・・。


下りは、赤石山荘から筏津に下りるルートを取ったのだけど、とんでもない険峻な道。
急な斜面に、ギザギザの岩が突き出して、まるで鬼の歯が突き出しているよう。背筋が寒くなる。
落石が怖くて、休む気もしなくて、一目散に下りる。
(いい写真が撮れなかったのが残念・・・。)
(でも、道自体はよく踏まれていた。四国有数の人気のある山だけある。)

思ったのだけど、これほど険しい斜面が崩れずに残っていると言うことは、瀬戸内の地震の少なさ、雨の少なさを物語っているんだと思う。
あと、この険しい岩の山は、本州なら、間違いなく、「東赤石岳」と呼称するに違いない。
でも「山」なのだ。なぜ?
あの石鎚山ですら、十分「岳」の資格があるけれど「山」。どうして???
四国の山はどんなに険しくても「岳」ではなくて「山」。
個人的には、恐らくは、四国の人たちの穏やかな気質を表している気がするのだけど・・・。

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<番外編>

下山後、四国中央市に戻る途中、具定展望台(ぐじょうてんぼうだい)にて。
日本夜景百選に選ばれているとか・・・。
次回は、ここで夜景を楽しんでみたい。せめて、晴れてる日に、瀬戸内海の島々同定を楽しみたい。

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<アクセス>
四国中央市の宿から、筏津の駐車場まで1時間弱だったような・・・。
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<ルート>
7:00 筏津駐車場(東側のルートで)
10:00 巻道の分岐
10:50~11:30 山頂
12:15 赤石山荘
15:10 筏津駐車場
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<メモ>
・シーズンオフの平日なので駐車場はガラガラ。関係者以外駐車禁止の看板が出ていて、ここに停めていいのか?かなり悩む。
・四国中央市からの道は、法皇トンネルが、対向車が来たらすれ違いができない1車線で(ところどころ退避帯はあったけれど)、山歩きよりも緊張したような・・・。
・個人的には、四国の二・三百名山への四国の山への道筋が出来た!橋頭堡を築いた気がする。意義のある山行だった!
 機会があれば、花の季節にも訪ねたいなあ・・・。
 丸亀で骨付き鶏を食べ損ねたし、讃岐富士にも登らねば!なので、またいつか訪ねよう!


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瀬戸内国際芸術祭 秋その4~粟島(あわしま)

2019年10月20日 | 絵・写真・美術館
愛知トリエンナーレで粟島絶賛の話を聞いて、これは行くっきゃないと言うことで、再び瀬戸芸に遠征!


新幹線から伊吹山を眺めるいいポイントも、だいぶん分かってきた。
トンネルを抜けてすぐのところ。


詫間駅で下車して、須田港から船に乗る。わくわく。

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粟島海洋記念館





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サンゴの美しさについて、思いを馳せる。



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様々な思い出が交錯していたっけ。





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大小島さんのクジラ現れる



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ディン・Q・レ:/この家の貴女へ贈る花束


足で踏むのが申し訳ない感じ。


興味深い世界観。
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そして、兎にも角にも、粟島芸術家村の洞窟の作品は、すごかった。刮目すべし。
この作品は一生忘れないと思う。

インド、ワルリー族の壁画






クジラの心臓。地元の方が一丸となって作成された刺繍



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西浜へ

Re-ing-A(レインガ)






遊心があるオブジェが楽しませてくれた。
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旧粟島小学校にて

ちゃんと調律されてた(と思う)
暗譜で弾ける曲がないのが、残念。
いつか、ここでライブがあるといいな。


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エステル・ストッカー/思考の輪郭


とても印象的な作品だった。宇野港よりもこちらが本家だったか・・・。
そして、そても作品にぶつかりやすい。
おじさんが作品に衝突して、作品が壊れる現場も目撃。すぐ、こえびさんが、修復されていたけれど・・・。

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鑑賞後、港に戻る途中、今までにこんなに見事なブーゲンビリアは、見たことがなかった。


ニカラグア生まれで、46歳とのこと。







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半日の短い滞在だったけれど、粟島全体、親しみやすい、明るい雰囲気を感じる。
どことなくハイカラで開放的な海洋学校の影響もあるかも。
島の人たちは、皆さん「こんにちは」から始まって、歓迎されているんだなあと思う。

今回、時間の関係で、名所の漂流郵便局をパスしてしまったり、気になるカフェにも立ち寄れなかったりで、宿題が出来てしまった・・・。
また、いつか、訪ねよう!
(一つ片づけて、また一つ宿題が増える、即ち良き旅也)
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ダン・タイ・ソン ピアノリサイタル

2019年10月15日 | ライブ&コンサート
素晴らしいリサイタルだった。
ちょっと、とっつきにくい感じのシューベルトも、湿り気のあるショパンも、気品のある、どことなく東洋の仏像を思わせる深みのある演奏だった。
確かに、ショパンは絶品だった。
とても美しい。隅々まで配慮されている。
自然に丸みを帯びたフレーズは、歓びや愛に形があるとすると、あんなふうになるんだろうな思う。
情に流されず、情と理性のギリギリの均衡が取れているんだと思う。どっちに偏っても、音楽は劣化してしまう。
よく弾かれて、多くの聴衆が熟知しているだろう曲も演奏されて、音楽の方向性も良く分かる。

奇をてらうことなく、王道、真正面なのもいいと思う。
ダン・タイ・ソンの演奏を、しっかり聴くのは初めてだったけど、自分にとっては、かなりど真ん中の好きな演奏だった。
しなやかで、瑞々しく、命の通った芸術品を味合わせてもらえた。

手の動きのしなやかなこと。
蝶が舞うように、水中でイソギンチャクが触手を自在に揺らめかせるような、感じ。
それだけでも、すばらしい芸術品だった。

スケ2で、怒涛の連打の盛り上がりのあと、目の覚めるようなレーザービームの跳躍が決まるのは、全く持って、壮観だった。
立ち振る舞いも、謙虚な感じで、素晴らしかった。
演奏前に、腕をまっすぐ、ピアノに向かって伸ばす、精神統一のスタイルも印象的だった。

なにがしか東洋的な明るさ、それこそ涅槃の境地?を体現しているような感じ。
祈りにも似た、美しい音楽をありがとうございました。
静かに魂を揺さぶられる一夜だったなあ。



@愛知県芸術劇場コンサートホール
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愛知トリエンナーレ2019 その3

2019年10月13日 | 絵・写真・美術館
一応、一通り見ておこうと思い、最後、円頓寺(えんどうじ)・四間道(しけみち)の会場も訪ねた。
相変らず、時間に余裕がなくて、じっくり鑑賞できなかったけれど・・・。
けっこう混んでいたり、次の上映の時間待ちになったり・・・。
(内心、早く帰って、本番が迫ってきたオケの曲の練習をしたい・・・。)

そんな中で、唯一、すごいと思ったのは、佐々木類(ささき・るい)さんというガラスアート作家さんの作品。
これは、愛知トリエンナーレでの出品ではなくて、協賛?的な展示とのことだったのだけど、ちょうど円頓寺のギャラリーで展示されていて、ぶらっと覗いてみたら、個人的には大ヒットだった。この作品に出会えただけで、十分、価値のあるトリエンナーレだった。

蓄光ガラスを使った、ガラスアート。
上空から、水滴が滴って来るような静謐で不思議な空間。
目が暗闇になれてくると、少しずつ、浮き出てくる。
天気や季節によって蓄光されている光の量が異なるので、色合いも異なってくるとのこと。
過去の光は過去の時間のようなもの。
今に蘇る、過去。考えさせられる・・・。
ちょうど、佐々木さん御本人ともお話できて、応援したくなる。


画像は佐々木さんのページから頂きました。
円頓寺で見たのは、これよりはもっと、オブジェの数は少なかったけれど・・・。
海外の美術館では、大規模に常設展示されているとのこと。

https://rui-sasaki.com/home.html

佐々木さんは、前々回、瀬戸芸の粟島(あわしま)に出品されていたのことで、粟島大絶賛だった。
瀬戸芸で、唯一行けていない粟島。これも何かのお導き。行くっきゃないか・・・、と思う。(笑)



(番外編)

四間道(しけみち)界隈、堀川の手前で、美術館のような素敵な回廊を発見。
名古屋にもいいところあるなあ!

=====
愛知トリエンナーレは、例の表現の不自由展の騒動のおかげで、アートって何なんだろうか? 政治とアートの関わりは?など、考えさせる。
そういう点では、あの事件は、とても意味があるものだったし、踏み絵になる事件だった。
個人的には、案の定、某市長の発言には、がっかりだったけど・・・。
人の心を動かす力のあるアートは、政治(金・税金)の介添えがなくても、やがて世に広がり、認められていくと思う。
19世紀後半の印象派絵画のように。
ともあれ、戦前のような最悪の状況にならないように、これからも時々、大いに騒動になればいいと思ったりもする。
(ごめんなさい。渦中にある方は大変だろうけれども・・・。乱暴だけど・・・。)
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愛知トリエンナーレ2019 その2

2019年10月08日 | 絵・写真・美術館
クリムト展の後、豊田会場の作品を見学。
歴史、社会問題など幅広い知識がないと、意味が分からない作品、予備知識のない人や、一見さんはお断り?な作品もあったような・・・。。
ピンと来る作品は少ない感じだったけど、天気のいい日に、時間や心に余裕があって、ゆっくり熟考して見られたら、印象も違ったかな・・・。


スタジオ・ドリフト/Shylight
この作品は、素直に楽しめた。
シンプルな仕組みだったけれど、空中に浮かぶクラゲのようだった。
不思議に惹き込まれて、見入ってしまった。
豊田会場では、個人的にはこの作品が一等賞。


アンナ・フラチョヴァー/アセンション・マーク I
この作品も、とても印象的だった。
チェコと言う国の一端を垣間見た。


小田原のどか/↓
この作品を見る前に、はじめ、駅の広場で、彫刻の台座に登らされて、作品の全く意味が分からなかった。
この標識作品も、正直、意味が分からなかった。
会場で渡された、かなり長文の解説を自宅で読んで、ようやく、そういうことだったんだと、謎が解けた。
公共彫刻の変遷など、今まで考えたこともなかったので、興味深かった。

この作品の制作者の小田原のどかさんの、表現の不自由展の騒動に関する考察は、深くて興味深かった。
右翼が騒いだことで、天皇の肖像が大量に燃やされる歴史があったとは、なんという皮肉・・・。

私たちは何を学べるのか? 小田原のどか評「表現の不自由展・その後」
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/20426

背景や経緯を知らずして、表面的に見えていることだけで、意見をもったり、感情的になったりしたくないなあ。

@豊田市美術館+駅周辺
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クリムト展

2019年10月08日 | 絵・写真・美術館
この日は豊田へ遠征。
まず、クリムト展。
とにもかくにも、尋常ではない混雑ぶりにびっくり。平日だったのに・・・。
チケットを買うだけで大行列で、15分待つ。
東京のフェルメール展よりも混んでいた。何故に?
地方都市の豊田だからと、油断していたけど、訳が分からなかった。

クリムトがこんなに絶大な人気があるなんて・・・。
数日前のラグビー ワールドカップの影響?の話もあったけれど・・・。

混雑具合に辟易としてしまい、落ち着いて見られなかったけれど・・・。
暗い陰の中に、艶やかな魅力を湛えて、不思議な魅力のある絵だった。
オパールの石のような複雑に混ざり合った色彩も印象的。
10数人もの女性と深い関係があったクリムトだからこそ、女性美のもやもやした何かを、描けたんだなあと、納得。
医学の習作はとても印象的だった。



@豊田市美術館
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瀬戸内国際芸術祭 秋その3~高見島

2019年10月06日 | 絵・写真・美術館
そして、多度津港から高見島に渡る。


多度津港では、大型の船を目の当たりにして、大きさに驚く!


出航


うつりかわりの家 / 中島伽耶子


時のふる家 / 中島伽耶子
とても印象に残る作品。高見島のガイドの表紙を飾るだけのことはある。


まなうらの景色 / 村田のぞみ
気の遠くなるほど、丁寧に作り込まれた作品だった。


内在するモノたちへ、/ 山田愛
対面した瞬間、誰もが、凄い!と声を上げていたっけ・・・。
天から注いだ何かが、世界を満たすような、不思議な感覚。
高見島で一番印象に残る作品。今回の瀬戸芸の中でも、ベスト5に入るかも・・・。




積みかさなる白と空白 / 鎌田祥平・並木文


除虫菊の家/静かに過ぎてゆく 除虫菊の家/はなのこえ・ここ… /内田晴之・小枝繁昭
1F部分の花の作品は、ちょうど、ある絵描きさんが主人公の小説を読んでいる最中だったので、
花の中の生命力が捉えられてるようで、興味深い。






家の"メメント・モリ" /ロサナ・リオス


作品は、ちょっと高い所に点在。
其処かしこに石垣があって、いい雰囲気だった。

高見島は、なるほど、力作ぞろいで、見応えがあった!

そして、高見島から多度津に戻る時の夕暮れの海が素晴らしかった。








さよなら。高見島。またいつか!
山での景色もいいけれど、海も素晴らしいなあ。
この景色をデッキから楽しんだのは10人ほどだった。
他の乗客は、船内に籠ったまま。なんて、もったない・・・。

=====
番外編

ずっと気になっていた、岡山駅の白十字(HAKUJUJI)のワッフル。
これも、とても美味しかった!
岡山駅のことが、だいぶん詳しくなってきた。


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瀬戸内国際芸術祭 秋その2~伊吹島

2019年10月06日 | 絵・写真・美術館
瀬戸芸の一番、西の島、伊吹島へ。
いりこだし名産の漁師の島、伊吹島。
伊吹島だけ、開始時刻が早いので、午前中のうちに、観ることにする。
観音寺から船で渡る。


シャトルバス乗り場に向かう途中の観音寺のハイスタッフホールにて。
ここの外壁も、石垣のようで、とてもいい雰囲気。




なつかしい、伊予三島・川之江の製紙工場



それでは、印象の深かった、島のアートをば。


壁 / エコ・ヌグロホ


人は、いろんな形で、心の壁を築いてしまう・・・。


伊吹の樹 / 栗林隆
圧巻なる大万華鏡。




よく見ると、見えないはずのものが見えていたっけ・・・。








ちょうど祭りの日だった。
威勢のいい男たちが、ちらほら。
午後、高見島に向かう予定だったので、見物できなくて残念。


秘密基地もあるみたい。
@旧伊吹小学校にて


伊吹島とお別れ






@観音寺港

=====
個人的には、伊予西条の親戚に行く時、観音寺は、ずっと素通りだったので、今回、ようやく下車して、一つ、つっかえが取れた感じ。
愛知県民としては、伊吹と言えば、伊吹山だったけれど、これからは、伊吹島も蘇えりそう。

=====
お昼は、多度津で。
一人、ポツンと下車して、駅前には何もなくて、こえびさんに聞いてみたら、
清水温泉を勧められて、行ってみることに。


行ってみたら、銭湯を改装した、お洒落なカフェだった。


浴槽の中でランチを頂いた。
お湯のない浴槽での食事。初体験。(笑)


お洒落過ぎて、いい年をしたおじさんには、落ち着かない感じもあったけれど、
とても印象に残るランチだった!






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遊佐未森~秋のソングトラベル・ツアー@岡山

2019年10月05日 | ライブ&コンサート
とても心和む素敵なライブだった。
個人的には今まで一番。
こじんまりしたお寺のスペースで3列目。今までにで一番間近だったからかもしれない。

目を閉じて聞くと、遊佐さんの声が描き出す声の形が見える気がする。
たゆたい、ゆらめいて、しなやか。
しみじみと、慈しみ深い音。
日々は寂しくても、未来を明るく照らし出してくれる。

遊佐さんに寄り添い、支える今堀さんのギターもいい感じ。
バンドスタイルよりも、何倍も好き。
こじんまりしたシンプルな構成の方が遊佐未森の音楽の美質が浮かび上がる気がする。

今年は、いつものカフェミモ以外のイベントも追いかけてみて、より好きな遊佐さんのスタイルを知ることができた。
収獲だった。
次のピアノエルも行きたかったけれど・・・、教会の遊佐さんは来年の楽しみに。

@蔭凉寺 (いんりょうじ) ⇒ 名前から、なんとなく「鈴懸の風薫る」が来ると思ったけど、ビンゴ!
遊佐未森、今堀恒雄(G)



=====

岡山駅からは、時間があったので、徒歩で会場に向かう。
西川緑道は雰囲気がいい
岡山も水辺が近い街であることを実感。


一番街では、りんどう(岡山県の名産)の物産フェアをやっていた。
大好きなりんどう大集合だった!

終演後、観音寺へ向かう。
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