みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

2010ピアノ会(春~夏)

2010年05月29日 | ピアノ
思い出し綴りです。
ピアノ会の後、風邪をひいてしまい、
気力が湧かず、更新が遅れました。

今回も、永らくお付き合い頂いているピアノ仲間にお集まり頂いて(遠くは埼玉県から!)、
8名にて、ピアノを弾き合いました。

スタインウェイのフルコンは、音色よし、タッチよしで、やはり素晴らしい弾き心地。
深みのある音色、指先に感じる複雑な倍音の感触・・・。いいなあ!

自分の演奏は、もともと成功率が低く、失敗するかな?と思っていた箇所は
ことごとく失敗し、またしても、本番の弱さを露呈。
音抜け、ミスタッチは数え切れず、でも、演奏停止は、1回だけで済んだはず。
まあ、上出来の部類でしょう。(←低い目標)

弾いた曲は(予行練習どおりだけど・・・。)
・リチャード・ロジャース(松山祐士編曲)「サウンド・オブ・ミュージック」
・バッハ「6つの小前奏曲 第1~3曲」
・ガーシュイン(羽田健太郎編曲)「アイガットリズム」
・ニーノ・ロータ(石川芳編曲)「ロミオとジュリエット」

今回のように、余裕をもって弾ける曲がプログラムにあると、音色を楽しめていいですね。

あと、自分の紹介した曲を気に入って頂いて、楽譜を所望されるのが、けっこう嬉しかったりする。
クラシックと違って、ポピュラーの曲は、あまたある編曲の中から、これは!という編曲を
見つけるのは、けっこう難しい。
こういう会は、いい編曲に出会う絶好の機会なのです。
(自分の弾いたガーシュインも、仲間の紹介で気に入ったのでした)

自分のような草の根ピアノ弾きの存在意義は、こういう、ポピュラーのいい編曲を
紹介するようなところにあるのかもしれない。

それにしても、いい仲間に恵まれて、そらみみ、幸福者です。

次は、また、半年後ぐらい先かな???
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●レッスン ピアノ会予行練習の巻

2010年05月24日 | ピアノレッスン
この日はレッスン。
いつものメニューはお休みで、5日後に迫っているピアノ会で弾く曲を、一通り弾かせて頂いた。

・リチャード・ロジャース(松山祐士編曲)「サウンド・オブ・ミュージック」
・バッハ「6つの小前奏曲 第1~3曲」
・ガーシュイン(羽田健太郎編曲)「アイガットリズム」
・ニーノ・ロータ(石川芳編曲)「ロミオとジュリエット」

バッハはやっぱり止まってしまうな・・・。
ガーシュインも、結局、仕上がらない・・・。
いつもと違うピアノで、先生の前で弾くと、怪しいところが、すぐ崩れてしまい、我ながら、なんて脆弱な・・・。
残り時間、少ないけれど、改善に取り組むべし!
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命を燃やして明日を望む

2010年05月23日 | 音楽
聴くほどに、いい詩だなあと思う。

井波陽子「ガーデン」より
命を燃やして明日を望み
今日を慈しみ 昨日に愛され
あなたへの手紙を書くかわりに
この広い大地に種を蒔こう

井波陽子「夕映え」より
大人になればなるほど
見えないもの信じる力 きっとついてるはず

特に
「命を燃やして明日を望み 今日を慈しみ 昨日に愛され」
が好き。
命を燃やした光で、明日を照らし、日々を歩む。
今日を大事にして生きれば、過去が祝福してくれる!

いつも心のどこかにしまっておきたい大切なメッセージ。
これらの曲が収められた井波さんの新譜「約束」は、ほとんど肌身離さず、よく聴いているのです。

彼女の音楽のもつ、凛とした世界、清々しさ、潔さ、心意気、透明感、とても気に入ってる。
MCで垣間見られる、気っぷのいい筋がとおった感じも、良ろし。
大阪人らしく、心和むお笑いトークも楽しいし!

名古屋には、何年かぶりで、6/9(水) KDハポン@鶴舞でライブをされるとのこと。
出演は4組なので、出番は少なめ?
でも対バンから、面白い出会いがあるかもしれない。
行くっきゃない!のだ。

井波さんのブログ「フィオリーナ便り」
http://fiorina.jugem.jp/?pid=1
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ベヒシュタインのホフマン・トラディション

2010年05月22日 | ピアノ
今日は、ピアノの試弾に行く。
弾いたピアノは、ベヒシュタインのホフマン・トラディション。

・タッチ
まず、ピアニシモの出しやすさに驚く。
ピアニシモの更にピアニシモも出せそう!
今まで、いろんなピアノを弾いてきたけれど、なんて弾きやすい!
アクションの作りは極上だと思った。

・音
音は、形で表現すると、長方形の平たいイメージ。
とてもよく輝いていた。
あと、特に高音部は、1つ1つの音が、「私、こんなに綺麗な音なんだよ!」って主張してるように聞こえる。
想像していた、丸っこい艶のある音でもなく、木の香りのする音でもなく、
ちょっと意外。

・鳴り
自分は、フォルテシモで、ガンガンに弾くのは苦手なので、音の鳴り具合は、よく分からないけれども、普通の部屋に置くには、十分かな・・・。

あと、調律師さんに気になる点を確認
・トロピカルな日本の風土に耐えられるのか?
 →問題なし。理由はちょっと書けないけれど・・・。
・床の補強工事は?
 →いらない。重量300kg。1本の足に100kgは、大人2人の体重なので。
・居間に置いていいのか?
 →鍋料理の時の水蒸気の直撃はないように、離して置けば大丈夫。
  どうしても気になるなら除湿器を置けばよい。
どれも、まあ、そんなに神経質にならなくてもよいとのことでした。

・結論
価格以上の価値がある、素晴らしいピアノ。
とにかくアクションの優秀さに惚れてしまった。







ただ、このピアノ、かなり人気が出てきしまっているらしく、
(国産のものと違って、製造される台数が桁違いに少ない・・・)、納期がどうなるか?が一番の懸念点でした・・・。

ん~、いいピアノだ!
(自分にはもったいない・・・)

@アートスペースホリエ@岐阜県多治見
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夜空に想う

2010年05月16日 | 雑記
ここ数日、冷たい空気が入ってきて、朝夕は、肌寒い感じ。
農家の方には申し訳無いけれど、この冷気の進入を喜ぶ人たちがいるのです。

さあ、どんな人たちだろう?

そう、天体観測ファンの人たち。

自分は、大きな望遠鏡を夜空に向けるほどではないけれども、
星を探して、星座を見つけるのが、今、ちょっとしたブームなので、
澄んだ夜空に、多くの星々が数えられて、ご機嫌でした。
それに、なにより、夜の冷気にあたって、星々を眺めていると、不思議と心が鎮まって来るのがいい。

夜空はすっかり夏。
ひときわ明るい春の星、アークトゥルスは天頂から西に。
変わって、夏の大三角(ベガ、デネブ、アルタイル)や、さそり座アンタレスが高くなってきた。
デネブとは逆方向の、逆?夏の大三角(ベガ、アルタイル、ラス・アルハゲ(へびつかい座α星)(星の名前にはアラビア語が多いのは何故?)なども確認。
冬ほどではないけれども、夏も夜空も、けっこう賑やか。

思えば、夜空は、時間の大グラデーション。
何万光年も遠く離れた、いろんな時代に生まれた光の粒が、地球に降り注ぎ、目の網膜に飛び込んで1つの像を結ぶ。
こういうことこそ、凄い!のだと思う。

真砂なす数なき星のその中に吾に向ひて光る星あり
(正岡子規)

星空の壁紙、よろしければ。
http://www.yakei-kabegami.com/genre/22-star/
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●レッスン クラーマー60へ!

2010年05月10日 | ピアノレッスン
この日は雨の中、レッスンでした。
エチュードはクラーマー先生に師事することに!
この先に待ち構える60曲、いったいどこまで行けるかな?

・クラーマー=ビューロー 60-1
×。スタートしてからの2週間ぐらいは、ほんとうに、ひどいヘボヘボなので、もちろん×。
30数年もピアノを弾いているのに、譜読み初期の頃の惨状は、目(耳)を被いたくなるばかり。
本当に、どうにかならないものかな???

それにしても、なかなか面白い曲。
終わりの数小節が平均律1番みたいで、これはバッハへのリスペクト?
http://www.youtube.com/watch?v=blPSnBzPuW4
彼女、なかなかチャーミングですね・・・。
この画像を見て、クラーマーにしようと決心したかも。(笑)
お嬢ちゃん、Nothingではないよ!
1分を切れるように、頑張る!

・ショパン「スケルツォ2番」
ショパン熱が高まっていて、連休中、けっこう弾いていたのでした。
数年ぶりなので、へんな癖がついてしまっていないか心配で・・・。
急遽、みてもらうことにする。

案の定、ボロボロで、ちゃんと聴いてもらえたのか、怪しいけれど、
大きく、おかしくはなってなかったようで、一安心。
全般的に、以前よりもフォルテが大人しくなってしまっているとのことで・・・、
ん~、やっぱり、家族に気兼ねすることなく、思い切り弾ける環境が欲しい・・・。

--------------
レッスン後の雑談で、1年後の発表会が、宗次ホールになったとのこと。
ここは、名古屋では響きがいいことで有名なホールで、ここで弾けるなんて、夢みたい。

あと、いろいろ思うところもあって、憧れのグランドピアノ生活に向けて、計画始動!
計画どおりに進むといいのだけど・・・。
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素晴らしき井波さんのライブ

2010年05月03日 | ライブ&コンサート
この日の夜は、楽しみにしていた井波さんのライブ。
新譜「約束」のレコ発記念のライブで、
改めて、生きてて良かった、
彼女と同じ時代に生きてて良かった、
と思える一時でした。

縦横無尽のピアノに乗って、清々しい井波さんの歌声が映える。
コーラスの藤木さんとのハモリも心地良い。
其処彼処、メロディーや言葉が心に響いてきて、目頭、熱くなる。
気っぷのいい大阪人の井波さんは、MCも愉快。

井波さんに感謝!
「これは私の 芯なる音楽」


若草色の衣装が似合ってましたね。


終演後のサイン会

そうそう。ゲストで出られていたU-full(ウフル)もたいへん魅力的でした。
(赤の装いの方がU-fullのyukaさん)
ウフルについては、また別のところで。

フィオリーナ便り
http://fiorina.jugem.jp/?pid=1

あと嬉しいことに、
6/9(水) 名古屋 K・D ハポンで井波さんのライブとなります!
そらみみは幸福者です。
名古屋の皆様、是非、是非。

@knave@大阪
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新緑の頃の京都

2010年05月03日 | 
大阪へ向かう途中、京都で寄り道する。
GWは混むだろうから、なるべく辺鄙な京都であれば!と
作戦計画を立てたのだけど・・・。

●神護寺(じんごじ)
神を護る寺!
命名の妙とはこのことで、気になっていたのでした。

道中の電車、バスの混雑ぶりは、すごかったのですが、
かなりの石段を登り詰めて、門をくぐってみれば、


寺社内は、静か。



境内は、そこかしこにカエデがあって、
紅葉の最盛期は、さぞかし見事なことだろうと思う。

(ワンポイント)
・行きのバスは京都駅から、帰りは栂ノ尾(とがのお)から乗らないと、座れない。
・バスの所要時間は時刻表の5割~倍、1時間半ぐらいみておいたほうがよい。


●高山寺

金堂


国宝の石水院の真下は、国道で、車の行き交う音が頻繁。
情趣に欠けるような・・・。

ここは、意外と見所が少ない印象でした・・・。


●鞍馬
ここの鞍馬寺には、なにやらパワースポットなどがあるらしく、たいへんな人出でびっくり。
京都の最奥の地、きっと静かだろうと思っていたのに・・・。

義経や弁慶にゆかりの、なんとか岩なども、
まるで興味がわかず、ただの山と思って運動に徹することにする。


ウォ~!!
山道で、ゾウさん登場!


●貴船(きぶね)
ここも、すごい人出でびっくり。
人の多さに気をのまれ、すっかり怖じ気づいてしまう。
なるほど、縁結びの神様だったとは・・・。


シャガが其処彼処、目を楽しませてくれる。


境内の大桂


和泉式部のあの歌

もの思へば沢の蛍もわが身より あくがれ出づる魂かとぞ見る

の歌碑のある辺り。
木船川のほとりは、立ち寄る人も、まばら。
願わくば、蛍の頃に今一度、貴船のほとりを訪ねてみたい。


流鏑馬の後の糺の森にて。


新緑はきれいだったけれど、それにしても、GWの京都って、こんなに混むとは・・・。

今回の他の写真はこちらのフリッカーで。
新緑の高雄散策
http://www.flickr.com/photos/tarosora/sets/72157623995487908/

新緑の鞍馬山・貴船・下鴨社
http://www.flickr.com/photos/tarosora/sets/72157623871178425/

------------
私事ながら、実は、ここ2ヶ月ほど、膝痛で、ジョギング、山登りを自粛してたので、
たかだか標高差200mほどの鞍馬山も、大丈夫かな?と心配していたのだけど、
痛みはなくて、ほっと一安心。
夏山に向けて、少しずつ、高いところに上れるように、
膝よ、早く回復しておくれ!
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花フェスタ記念公園のんびりこ

2010年05月02日 | 花・植物
この日は岐阜県は可児市の花フェスタ記念公園へ。
主役のバラはまだだったけれど、
静かで、のんびりと、脇役?の花たちと戯れたのでした。


穏やかで、潔よく、それでいて、慎み深く


彼女が愛される理由


~気品~
汝、パンジーを侮る無かれ
我、すみれの心の正統なる継承者なり


エニシダに神の恩寵降り注ぎ


園丁の悪戯


虫の気持ち


音楽堂はひんやり


散歩道~ウォーリーを探せ!


あれっ、イソギンチャク?


白もふさふさ
クレマチスは佳き花なり


こんなドレスをプレゼントしたい

花フェスタ記念公園は、バラの盛りにもう一度、訪ねてみたい。
http://www.hanafes.jp/hanafes/index.html

他の写真はこちらのフリッカーで。
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春の宵にピアノと弦を楽しむ

2010年05月01日 | ライブ&コンサート
さしたる用事もない連休2日目、友人の誘いで行ってみる。

東京芸術大学4年生によるコンサート 春宵(しゅんしょう)のひととき

演目は、芸大生5名の皆さんによる、ピアノ独奏や、ピアノと弦のアンサンブル。
ピアノと弦の組み合わせは、とても好きなのだ。

春のソナタは、瑞々しい緑に煌めく光が美しく、
ファウストの幻想曲は、弦の艶の美しさにゾクッとする。
勢い、技巧の冴えも素晴らしいと思った。
妙技に酔い、美しい響きに身を浸すのは、生の音楽ならではの醍醐味。

しかし、
プロコフィエフのピアノソナタやフォーレのチェロソナタは、正直、良さがよく分からず、
かえって、頑張って聴いて、疲れてしまったような・・・。

あと、
それぞれの奏者の演奏を聴いて、攻めと守りについて、思いを巡らす。
丁寧に、大事、大事に行くと、かえって失敗するし、
勢いに乗って、思い切っていくと、かえってうまくいく。

ステージでは、攻めるべし!(ただし、若いうちは?)

・ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ「春」
・プロコフィエフ:ピアノソナタ4番
・フォーレ:チェロ・ソナタ1番
・ヴィエニャフスキ:「ファウスト」の主題による華麗な幻想曲op.20
・ベートーヴェン:ピアノソナタ「熱情」

@電気文化会館ザ・コンサートホール@名古屋・伏見

そうそう、帰り道、春宵に相応しい、まん丸のお月様が浮かんでいた。
春のおぼろの誘惑の月・・・。

誘ってもらったSさんありがとう!

Beethoven:ヴァイオリンソナタ第5番「スプリング」 「第4楽章」

弦の音は、どんな巨匠の電気の音よりも、生で感じる響きの方が圧倒的に素晴らしいと思う。
若さと生気溢れる、いい演奏だったなあ・・・。

コメント (2)
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