みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

春の足音

2007年01月21日 | 花・植物
とりたてて、用事のない休日の朝。
庭を観察していると、思いのほか、春が近づいてきているのに、驚いて、嬉しくなる。


ふつうのボケ(寒ボケではない)なのだけど、蕾が随分膨らんでいる。



鉢に植わっている小ぶりの梅も花は見頃に。良い香りであるなぁ。



気の早いヒヤシンスは、まだちょこっと葉を伸ばしたばかりなのに、姫は綺麗な瑠璃の衣を見せびらかしたがっている?



驚きは、もっと、もっと気の早い立浪草(たつなみそう)。
君は、本当なら5月に身頃を迎えるというのに・・・。

まぁ、いいや。
温暖化が云々、窓の光の反射で云々など、難しい議論をするのは野暮というもの。

ここは、素直に自然の恵みを喜ぶとしよう。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアノの抱負、追加

2007年01月15日 | 近況
昨年末に痛めた突き指がなかなか直らない。
痛めた右手の親指、オクターブや、少し無理な手の形をとると、痛みが走る。
弾き込むような練習はやれない。

であれば、この先、弾いてみたい曲を、ちょっと、譜読みしてみるか。
ということで、前の発表会で聴いて気になっていた「革命」の楽譜を取り出してみる。音符を辿り、辿り、弾いてみる。

むむ~、これは、練習すれば、可能性はありそうだ!
スケルツォ2番よりは、随分弾きやすい気がする。有名な左手の音形(ドソドレミドソレ↑ ミレドソミレドソ↓を2つほど覚えたら、右手は音も少ないので、結構、曲になる。先行き明るい気配。

ショパンのエチュードは、多くのピアノ愛好家にとっては、最終目標のエチュードで、遂にここまで来たか、と感慨もひとしお。毎年、1曲ずつエチュードのレパートリを増やせば、還暦の時に全曲に到達?などと畏れ多いことを夢見てしまった・・・。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

新(あらた)しき年の始めの初春の 今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)
(大伴家持〔巻二十・4516〕)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
万葉集の締めくくりを飾る歌なのだそうだ。「あらたしき」の響きが新鮮。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノロ・ウイルス~七草の歌~にほんごであそぼう~クインテット~ぴあのピア

2007年01月07日 | 近況
まさか、自分がやられると思っていなかったのだけど、新春早々、ノロ・ウイルスでダウン。
5日の仕事始めの日に発症。吐き気、下痢、発熱。この日は何とか、昼まで持ちこたえたものの、とても仕事が出来る状態でなく、帰宅。5日、6日と、ほとんど何も食べられず、寝て過ごす。何も食べなくても、いっこうにお腹が空かないのが不思議だなぁ。いざとなれば、人間、2、3日、何も食べなくても、まぁ、どうってことないんだなぁ。

今日になって、ようやく食欲が戻り、雑炊を頂く。図らずも、七草粥の日というのは、何かの巡り合せ?七草粥と言えば、

せり・なずな
ごぎょう・はこべら
ほとけのざ
すずな・すずしろ
これぞ七草

ときれいな五七調の歌になっていたことに、つい最近知ったのでした。今まで、七草が覚えられなくて恥ずかしい思いをしていた。五七調の歌であることを知っていたら、もっと、すんなり覚えられただろうに…。

七草の歌はNHK教育の「日本語で遊ぼう」で紹介されていたのだけど、この番組、なかなかいいなぁ。あどけなさの残る子供と「コニちゃん」(こと元大関の子錦)が、いろんな名文を紹介してくれる。素敵な日本語の響きが楽しめる。

NHK教育ついでに、もうひとつ、クインテット・プチ。宮川彬良さんの手により、小編成のピアノ・クインテット?に編曲された名曲が楽しめる。アンサンブル、楽しそうだな。

これらの番組は朝8時前後に放送されていて、血生臭い民放の三面記事ニュースよりは、ずっと気持ち良く朝の時間を過ごせる。自分に子供がいたら、必ず見せたい番組だなぁ。

で、もうひとつNHKついでで、1/8(月)からBS2で放送される新番組「ぴあのピア」
番組のPRで流れていた浜松楽器博物館のピアノ・フォルテ?で演奏されるハイドンのソナタが、新鮮で弾き付けられた。演奏する楽器にも、かなりこだわっている様子。これは、見ておきたいなぁ。

今日は、ようやく食欲も戻ってきたので、突き指の右手をかばいつつ、日がな、ピアノを弾いておりました。弾き込めないので、今年の新曲の譜読みなどを…。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東山魁夷せとうち美術館

2007年01月04日 | 絵・写真・美術館
香川県は坂出にある東山魁夷(ひがしやま・かいい)せとうち美術館を訪ねた。
四国を訪ねる機会があれば、一度寄ってみたいと思っていた美術館だった。
瀬戸大橋の四国側のたもとに位置するこじんまりとした美術館。
美術館の向こうには瀬戸内海が広がる。瀬戸大橋を記念する公園と万葉ゆかりの柿本人麻呂の島、沙弥島(しゃみじま)もすぐ近くで、ぶらりと散策するのもよさそう。(今回、時間がなくて沙弥島の散策は、できずじまいだったけど、次回は!)

今回は「唐招提寺への路/山雲・濤声」というテーマで、画伯の30点の絵が展示されていた。展示室は2つだけ。訪れる人もまばらで、静かに、ゆっくりと鑑賞できるのがいいなぁ。大げさな企画展では観るだけで疲れるから・・・。

山雲をテーマにした一連の作品は、穂高岳に取材したものも多く、眺めていると、穂高に行きたくなってくる・・・。
何故だか、画伯の穂高は、飛騨側ばかりなんですね。穂高岳と言っても、アルペンムードの明るい岩稜の信州(上高地・松本)側と、急斜面にひっそりと樹林が生い茂る飛騨(高山)側が、同じ穂高とは思えないほど、対象的なんだけど、画伯はきっと、樹林の方に、より親しみを持っていたんだろうな。

あと、思ったのが、画伯の杉の木の生い茂る山は、とても、やさしく、いい感じで描かれていること。
今まで、杉林には、マイナスイメージがつきまとっていた。もともとの広葉樹の森を伐採し、植林で生まれた人口的な杉林。古くからの日本の里山の景観を台無しにした杉林。花粉症の元凶の杉林。でも、画伯の杉林を見ていると、まぁ、杉林も悪いことばかりじゃないんだよ。と思えてくるなぁ。

写真は「雲立つ嶺」。一番気に入っているかな・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さぁ新年

2007年01月01日 | ピアノレッスン
さぁ新年だなぁと思いきや、
昨日、掃除をしていて、右の親指を、痛めてしまう。随分久しぶりの突き指だ。あ~あ・・・。
一昨年は、スケルツォの練習で左手の中指?を痛めて、正月休みを棒に振ってしまったから、どうも、この時期は、手には受難の時期だなぁ。

年も改まったので、いちおう、昨年のピアノの総括と今年の抱負をば。
昨年の今頃は、チェルニーは40-25をやっていたから、今年は5つしか進まなかった。このペースだと、チェルニー40番を上げるのに、あと2年かかるのかな???
自分のチェルニーは、ゲームで一面、一面をクリアしてゆく、ほとんどテレビゲームと同次元の感覚で、褒められたものではないので、ぼちぼち、攻略できるといいなぁ。

発表会は、反省の多い結果で終わり、スケルツォ2番は足踏み。ノクターン8番の苦戦度はスケルツォほどではないけれども、これは、どうしても弾けん!という箇所が一箇所残りそう。(重音のところ。この重音さえ、なければなぁ・・・。)
今年は、何が弾けるようになるかな?ガーシュイン、ギロック、ハイドン、エルガーの曲を考え中。

あと、今年は、生活が大きく変わりそうなので、果たしてピアノ生活はどうなるのかな・・・。

皆様も、良いお年をお迎えください。
(写真は奈良公園は浮見堂のご来光)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする