みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

食後の楽しみ

2006年10月31日 | 雑記
最近、ランチの後の楽しみが一つ増えたのだ。
それは、歯磨き。
偶然購入した旅行用の歯磨きセットだけど、この歯磨きの香りがとてもいいのだ。
爽やかなバジルのテイストが口に広がる。このペーストは今まで自分が使ってきた中でNo.1だなぁ。

ランチでは、デザートが付くような豪華なものは食べられないけれど、この歯磨き粉で歯を磨くと、デザートを食べた後のような、いい気分になれる。

惜しむらくは、この歯磨き粉は単品では販売されてなくて、この歯磨きセットでしか手に入らないことか・・・。
エルパックのバジル、お試しあれ。期待を裏切られないこと請合います。

L-pack otomari @lion. バジル

エルパック

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●レッスン あと3週間

2006年10月30日 | ピアノレッスン
昨日はレッスン。発表会が近いので、昨日は特別に、いつもの教室ではなくて、練習室のグランドピアノ(スタインウェイ)でレッスンをして頂いた。もうすぐ11月だというのに、昼間、自室は暑くて半袖で練習していた。

・ハノン 5,6番
5番の速弾き下降左手が苦手。

・チェルニー40-31(両手半音階の練習)
時間がなくてパス。

・シューベルト「即興曲4番」Op90-4
暗譜で弾いた。止らずに最後まで弾けた。ふう~。
でも、途中、普段はほとんど無意識ですらすら弾いてるところで、次の音、どれだったっけ?と、密かにおっかなびっくり状態で弾き進めるようなところもあった。こわい。こわい。こういう時は、多分、音楽に乗れてないだろうな・・・。

事、ここに至っては、細かい部分の完成度は二の次で、大怪我せずに止らずに弾くことの方が優先だな。
しばらく、ゆっくり弾きを繰り返そう。

・メンデルスゾーン「ピアノ協奏曲第1番」Op25(オケパート)
合わせ練習。入りミスは、克服できてきた。(CDをゆっくりにした練習用の音源を作って、練習したのでした。もっと早くやればよかった。)
この日の2台目のピアノは、クラビノーバだったので、MAX音量でも、とうていグランドピアノの音量にはついてゆけず、双方、合わせ難い。悪条件のわりには、よかったのだろうか。
拍を数えながら、譜面を見ながら、鍵盤を見て、次の音の鍵盤の上に指を持ってゆく一連の動作。ちょっと油断すると拍が分からなくなってしまうので、注意、注意。
でも、まだ緊張して、失敗してしまうところ多数で、これは、いかんな。
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とてもいいところ

2006年10月27日 | 雑記
ある新聞を読んでいたら、ちょっと重い話ではあるけれど、いいことが書いてあった。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
末期がんの患者を持つ医師が一番、返答に窮する質問は「あの世はありますか」だ。
多くの医師が「宗教家ではないので分からない」「あると思えばあるし、ないと思えばない」と逃げてしまう。
患者は明確な回答を求めているのではなく、同じ人間として、死後への不安を共有したいのだ。
それがスピリチュアル(霊的)なかかわりで、それなしに究極的な心のケアはできない。
もっとも、深刻に対応すればいいのではなく、むしろ大事なのはユーモア。

「あの世はとてもいい所らしいよ。誰も帰って来る人がいないから」

と言って笑えるような雰囲気があれば、人間は死を受け入れることができるという。

 ~ MEIDAI JOUNAL 2006/10/26号~
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
なかなかこういう台詞は出てこない。
絶望から光を生むユーモアって素晴らしい。
人間は素晴らしい存在だと思う瞬間だ。映画のいいシーンになりそう。
こういう友に出会ったら、自分は彼に惚れるだろうなと思った。

この本の書評の記事だったけど、文中の一節を引いてるのかな?
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●レッスン 即興曲も前途多難

2006年10月23日 | ピアノレッスン
昨日、一昨日と、グランドピアノの練習室を借りて練習。
発表会が近づいてきたので、気合が入ってきているのだ。
一昨日は5時間、昨日は4時間。昨日は昼過ぎ空きを確認したら空いていたので、急遽予約して、練習。スタインウェイのフルコンで、思う存分、練習できるのは、本当に恵まれていると思う。

しかし、発表会で弾くことにしているシューベルトの即興曲の4番は、練習しても、しても、課題が山積み。
自分では、こう弾きたいというのがあっても、技術が全然ついてきてない。
といっても、やりたいことは、そんなに高級なことじゃなくて、
 ・音の粒をそろえて弾く、安定して弾く
 ・旋律(和音なら一番上の音)を浮き上がらせる
ことぐらいなんだけど・・・。

ピアニストの演奏と自分の演奏の決定的な違いは、旋律の浮き上がらせが、ぜんぜん足りないことだろうか。
小指と薬指の最高音の旋律はフォルテ、それ以外は全部ピアニシモぐらいで、弾くのがちょうどいいように思う。単純なドミソの和音でも、音量を調整して、頭をピタッとそろえて旋律浮き上がらせて和音で弾くのは、とても難しい・・・。妙に力が入ってしまうし・・・。脱力の道も険しいなぁ・・・。

あと、なんというか、安定性に欠けるんですね。いつも弾けてるところが、急に不安になって、弾けなることが多い。

自分の演奏の録音を聞いて感じるのは、とにかく、むらがあって、整ってなくて、ざわついていて、美しくない。

どうせなら、きれいに、つまづかずに弾きたいとの欲はあるのだけど、なかなかに前途多難かな・・・。

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やまはきょうさく

2006年10月19日 | 雑記
野山をほっつき歩いてる親父談。
今年の紅葉は良くなさそうなんだとか。
どんぐりなどの木の実の生り具合もよくないのだとか。
森の動物にとって、昨年の豊作から一転して、今年はかなりの凶作。収穫は昨年の半分もないのだとか。

リスもクマもみんな、大変だ。

思えば、毎年、コンスタントに収穫がされるお米って、すごいなぁと。お米の作柄が50なんて、聞いたことない・・・。
日々の食卓は、品種改良につぐ、品種改良を重ねた我らが先人の努力の賜物なのだ。

今年は、クマにはご用心ですね。
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温かい秋、似ることについて

2006年10月16日 | 俳句・短歌
朝夕、気温が下がって、秋が少しずつ深まってるなぁ。最近、気になった句。出典はお~いお茶とNHK俳句。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
曼珠沙華淋しき故に群れて咲く
(岐阜県美濃加茂市 14歳 立野真之介)

朝顔が力をためて朝を待つ
(和歌山市 13歳 河内祐輔)

満月を飛び越えてみる水溜り
(金沢市 辻本直子)

父作る案山子はいつも母に似て
(安曇野市 佐々木久美子)

継ぎ目なき 一枚の天 案山子立つ
(埼玉県鳩山町 深澤邦平)

後継ぐは案山子だけよと老農夫
(群馬県吉井町 山本春樹)

わが旅の紅葉いよいよ濃かりけり
(高浜年尾)

十六夜の寒さや雲もなつかしき
(渡辺水巴)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「曼珠沙華」の句。中学生でこんな、いい句が詠めてしまうんだな。

「朝顔」の句。この句もそうだけど、ほんとうに17文字で世界が広がると思う。想像力、思い遣りがないと、いい俳句は出てこない?それにしても、何気ない風景が、さまざまに奥深い世界の入り口であることに気づかせてくれるのが俳句のいいところだ。

「満月」の句。この展開は読めなかった。意外性が◎。水溜りの普段着の言葉が、好きだなぁ。

「父作る」の句。父、母、案山子、私の4人の登場人物。なんて温かいんだろう。素直にいいなぁと思った。「似る」のたった一言なのに・・・。とてもいい句だ。番組でも一席に選ばれていた。

「継ぎ目」の句。秋の高いまっさおな空を継ぎ目なきと表現しているのがいい。大きな空の元で立っている案山子、いい絵になりそう。

「後継ぐ」の句。「だけよ」がいいじゃないか。寂しくとも楽観的。静かな心意気も入り混じりつつ、それでいて気負いはなく、さばさばしてる。素敵な老境だな。

「わが旅」の句。人生と季節の重奏だ。決まってる。決まりすぎてる。果たして自分はこんな心境の秋を迎えられるのだろうか?

「十六夜」の句。うん。なつかしいなぁ。「や」はANDの意味じゃなくて、切れ字だよね?

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久しぶりのドラマ

2006年10月15日 | ピアノ
とにかくだ、明日は、のだめを録画しよう。フジ系21:00。ゴールデンタイムだ。
先生曰く、音源にもこだわってるみたい。
もう何年もドラマを見てないけれど。今度こそは見逃さないように。
(原作も読んでないけど・・・)

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●レッスン 緊張の2台ピアノ

2006年10月15日 | ピアノレッスン
今日はレッスン。昼間は半袖でいいぐらいだったなぁ。午前中、グランドピアノをレンタルして、お昼からのレッスン。

・ハノン 2,3番
実は、先週の水曜日からの突貫練習だった。これではハノンの意味、ないんだけど・・・。
ハ長調、嬰ハ長調で、ふつうと、変奏の課題一つと、最高速で速く弾くの3パターン。しばらくこのパターンですね。最高速で弾くパターンで、もっとレガートで弾けるように。

・チェルニー40-31(両手半音階の練習)
×。だいぶ弾けるようになってきたけれど、○は次回、持ち越しだろうか。発表会の前で、チェルニーと言えども、新しい曲は負担なので、まぁいいか。

・シューベルト「即興曲4番」Op90-4
ほぼ、暗譜した状態。まだ、少しつまるかな。
47小節目~、左手の人差指と親指で旋律を歌うところ、もっとスラーで。先頭の音をはっきり、二つ目の音のアクセントを意識して・・・。部分、部分を丁寧に弾くことも大事だけど、全体的な流れを。即興曲なのだから、そんなにかっちりじゃなくて、もっと自由に。

・メンデルスゾーン「ピアノ協奏曲第1番」Op25(オケパート)
合わせ練習。まだまだ。途中、入れなかったり、入るところを間違えたりと、初歩的な部分で失敗してる・・・。
しばらく休憩で、入るところ、譜面をみて、この音だからと、鍵盤の上に指を置いているうちに、何小節目まで曲が進んでるかわからなくなる。とほほ・・・。途中、拍子が分かりにくいところがあって、つらいなぁ・・・。
あと、どうも、自分のピアノはおとなしいので、オケパートのフォルテシモは、MAXのフルパワーで音を出すようにとの指令。

あと発表会まで、ちょうど一ヶ月。シューベルトは、本番で失敗しても、つまづいても、恥ずかしいのは自分だけなので、まぁいいのだけど、2台ピアノのメンデルスゾーンは、自分だけじゃないので、本当にプレッシャーですね。合わせ練習でも、ずっと心臓がドキドキして、緊張の連続。

(写真は、少し前、138タワーパークで、芙蓉の花。)
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彦根、よきとこ

2006年10月14日 | 
先週の休み、近江は彦根へぶらりと出掛ける。
彦根界隈をぶらぶら。ゆっくり休暇を楽しんだ。彦根はいいところだった。

白壁や石垣が美しい彦根城。関が原の合戦の頃、築城されて以来400年、築城当時のままの天守閣。天守閣の中、曲がりくねった木をふんだんにつかった木組みの見事なのに驚く。

彦根城に隣接する玄宮園は、青空にみどりの水面が映えて美しい。お茶を頂きながら、鳥や虫の音に耳をすませるのも心が落ち着く。秋の佳き日、彦根城の周りは散策するに、とてもよいところだ。

霊験あらたかな多賀大社。古の和の伝統を感じさせる美しい社だ。
少し車を走らせて琵琶湖の湖岸で、散歩するのも気持ちいい。

今回、訪れた食事処もとてもよかった。いいくじを引いたと思う。
せんなり亭伽羅で頂いた近江牛の肉鉄火のやまかけ丼、やまかけは大好物なのだけど、熟成した燻製肉を思わせるお肉の旨味と とろろが絶妙で、とても美味だった。値段も手ごろ。
花みづ木の四季膳、これもほんとうに美味しく頂いた。蟹風味の豆腐や、山葵?の白和え、かずのこをマヨネーズと辛子?で和えたもの(同伴者談)は、特に印象に残る美味な味わい。

残念ながらピアノ的なレポートはなし。うんと?彦根城の近くの博物館で見た、篳篥(ひちりき)や琵琶などの楽器ぐらいかな?音を出せるとよかったけど、展示されてるだけです。
歴史のある街らしく、俳句がちらほらなのも、いいなぁ。

鮒鮓(ふなずし)や彦根の城に雲かかる
(蕪村)

名月をとってくれろと泣く子かな
一茶

彦根は自分の住む愛知県北部からは、1時間半ぐらい。
今回は回れなかったお寺や見所も多いので、また訪ねてみたい。
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川瀬巴水展へ

2006年10月02日 | 絵・写真・美術館
昨日は、かわら美術館(愛知県高浜市)の川瀬巴水展へ。
川瀬巴水(かわせはすい)は大正・昭和の風景版画家。
静かで、おだやかで、美しい日本の風景の数々。あぁ、日本ってこんなに美しいんだなぁと素直に感じられる。

巴水自身、芭蕉のように旅を愛して、全国を旅して回ったのだ。その土地、その土地で触れた美しい風景を、なんとかして多くの人に伝えたいという温かい人柄が、絵にも反映されている。一つ一つの絵が、一遍の詩か俳句のように、心に染みとおってくるものがある。

どの版画も、構図の美しさは一級だと思う。画家というのは、自然の中に潜んでいるリズムや美しさをうまく見つけて、抜き出してくる天才だと思う。

 
   荒川の月(赤羽)                   田子之浦之夕

ほとんど外れというものがない巴水の作品のなかで、とりわけ心惹かれるのは、ぽつりんと人物が描かれている作品だろうか。その多くは後姿で、美しい自然の中にほんとうにうまく溶け込みつつ、しみじみとした風情だ。人がいることで、景色はより美しさを増すようにも思う。自然との共生の一つのお手本のようにも思った。

それに人以外にも、建物やら、電信柱や、その他もろもろの雑多な人工物も、ほんとうにうまく自然と調和しているのだ。こういう風景画にして美しいうちは、自然と人間は、いい関係を保ってるんだと思う。現代の高層ビルは美しい風景画になり得るのかな?ならないとしたら、やっぱり何かが間違っているのかも?

版画という形式は、色使い、細かい描写等で、自由に描ける絵画に比べると、制約が多い。使える色の数は限られて、板を彫る必要があるから、ある程度の省略も求められる。そういう束縛の多い形式というのは、ピアノでいうと古典派の音楽に通じるものがあるように思う。形式美というのかな?規則、形式の束縛があるからこそ、モーツァルトの音楽や巴水の版画も魅力的なような・・・。

川瀬巴水、ほんとうに好きだ。今回は久しぶりに図録も購入した。半年前、川瀬巴水を知ったのは、ほんとうに素晴らしい出会いだったなぁ。

巴水の版画はこちらで、いろいろ見られますね。
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