みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ジロティのG線上のアリア

2016年07月31日 | ピアノ
あまりに有名なG線上のアリア、
先日、ようやく、これは!と思える編曲に出会う。

ジロティの手によるもの。
シンプルだけど、曲の骨子が失われていない。
難易度も中級レベル。
天国的に美しい。
ピアノならではの枯れた味わいが良い。

ピアノを続けていて、しみじみ、良かったと思えた。
ある日、突然、いい出会いがやってくるものですね。

数年前、あんなに探したのに、見つからなかったのになあ・・・。
長い音が多いこの曲は、減衰が定めのピアノでは、難しいかな?と諦めていただけに、喜びもひとしお。



http://imslp.org/wiki/Orchestral_Suite_No.3_in_D_major,_BWV_1068_(Bach,_Johann_Sebastian)
(ここのArrangements and Transcriptionの下の方、Siloti)

J. S. Bach/A. Siloti "Air on the G String"


ジロティは、ロシアの著名な音楽家。
リストの高弟。チャイコフスキーやラフマニノフと深い関わりがあり、
ラフマニノフ2番コンチェルト初演の指揮をしているんですね。
少し前、きらクラでも取り上げられていたっけ…。
大家の手による編曲なので、安心感もありますね。

最期の時には、やっぱり、この曲がいいかな???

コメント (2)
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上を向いて歩こう

2016年07月29日 | 近況
この7月は、本当に、訃報が続く。

先週、職場で一人、急逝された。
2ヶ月前打合せをした後、療養で、休みに入られていたが、まさか、こんなに早くとは・・・。
まだ50代で。ガンだったとか・・・。

そして、今度は、中村紘子さんか・・・。

永六輔氏も亡くなられてましたね・・・。
(ニュースを見逃すことも多いので、ラジオの音楽番組の録音を聴いて、ようやく知った)
「上を向いて歩こう」歌詞は、何というか、涙腺が緩む、いい詩だなあ、と常々思っていたのだけど…。
普段、静かな一人の生活を送っているから、ひとしお、そう感じるのか?

自身も、なんとなく体調の悪い、だるい日が続く・・・。
疲れてるはずなのに、よく眠れない。。。
梅雨末期から、盛夏に向かうこの時期は、生き物は、皆、しんどい時期なのかもしれない・・・。

いつどうなるか?分からないので、残された時間を無駄にしないように。
終活もしておかないと!と思ったり・・・。

幸せは雲の上にある!
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●悲愴ソナタ2楽章やり直し

2016年07月25日 | ピアノレッスン
今の先生に診てもらいたくて、ここ数ヶ月、やり直しで、取り組んでいた。
いつも、先生からは、なかなか合格は出ないのだけど、今回は「まあ、いいでしょう。」をもらえる。珍しい!

全体的な流れ、各所のキャラクター、音型の特徴を鑑みつつ、いろいろ手直しする。
・流れを作る中声部
・しっかり弾くところ(オクターブ跳躍のところ、印象的な「ド」の連続とか)
・抑えるところ
・ペダリング
・語りかけるように弾くところ(32分音符)
・各声部のバランス

この曲も、有意義なレッスンだった。
先回りで、自分で気づけるようになりたいのだけど・・・。

悲愴ソナタの2楽章を弾くと、海のような大きな愛を感じる。
練習するほどに、深い歓び、安らぎ、感動が湧き上がってきますね。
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●真夏の夜の夢

2016年07月23日 | ピアノレッスン
今年は、ついに、間に合った!
真夏の夜の夢。
本当は、序曲か夜想曲が弾いてみたいのだけど、まずは、楽譜が手に入りやすいウエディングマーチで。
(ピアノ・ピースのものです・・・)

この曲は、無条件で、楽しい。
底抜けに楽しい。
童心に帰って、楽しい。
(否、それ以上かも?)

特に、中間部。
跳ねるような踊りの所と、あと、とても美しいカンタービレの旋律がたまらなく好き。

有名すぎるという理由で、敬遠されがちな曲のように思うけれども、
もったいないなあ・・・。

オケで新世界を弾いて、惚れ直してしまったように、
このウエディングマーチにも惚れ直してしまった。

今日のレッスンでも、いろいろと興味深い指摘を頂いた。
・あの有名な三連符が続く序奏・・・拍の頭を強く
・有名なテーマ・・・2分音符を強く
・中間部・・・付点四分音符を強く
・キャラクターの弾き分け
・・・・

すぐに修正できないので、結果、延々と、繰り返すことになる。
ここは結婚式場?と間違われなければいいのだけど…。(笑)

この曲との出会いは、小学生の時だった・・・。
クラスメートの女の子2人が、楽しそうに、弾いていて、とても憧れた。
ルノワールのピアノを弾く少女みたいに、楽しそうだった。
いつか、自分も!と思った。
あれから30数年。ようやく、長らくの宿題を片付けた気がする。

=====
練習しつつ、あれこれ思う。

・題名は、行進曲だけど4拍子なんだなあ・・・。
・クーラのものも、いつか弾いてみたい・・・。
などなど・・・。

=====
<オリジナルか?編曲か?>
自分の楽譜は、作曲「メンデルスゾーン」だけで、編曲者は記載されていない。
ピアノピースに入っているのと同じもので。ピースも、編曲者の記載はない。
メンデルスゾーンのオリジナルなのかな?
どうなんだろう?
全音に聞いてみようか???

=====
真夏?それとも夏?
Wikiを読んで、へえ~!と思う。
シェークスピアの原題は、A Midsummer Night's Dream なんですね。
「真夏の夜の夢」とするか?「夏の夜の夢」とするか?議論があるんですね。興味深い。
自分は、「真夏」の坪内逍遥に一票!なのだけど・・・。
最近は「夏の夜の夢」が勢力を伸ばしているんですね・・・。特に演劇の分野では。
音楽は、演劇に比べて、保守的で、まだ「真夏」派が主流みたいだけど・・・。
(音楽と演劇の性格の違いも、興味深い・・・。)

ちなみに、メンデルスゾーンのドイツ語原題は「Ein Sommernachtstraum」で直訳なら「夏の夜の夢」なんですね・・・。
=====

普段は、なんだか・・・なことも多いので、せめて、夢ぐらいは!と思う今日のこの頃。
この曲を弾いてる時だけは、妖精パックの夢の住人(獣人?)になれる。
(妹の「ガラスの仮面」のおかげで、雰囲気はなんとなく分かる。)

今宵も、せめて、いい夢を見れますように。
そして、願わくば、オケで弾いてみたいなあ・・・。
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ジェニーさんのファンです

2016年07月19日 | 近況
最近、お気に入りの声優?さん出来たのでした。
英会話トライアルという番組を担当されている、ジェニー・スキッドモアさん。

とてもキュート。
素晴らしくいい声。
聞き惚れるなあ・・・。

この声を聞きたくて、欠かさず、このプログラムを聞くようになったなあ・・・。
成果は、一向に・・・、だけれども。(笑)

とにかく、好きなものに出会えることは、ありがたいことだと思う。
好き!が足掛かりになって、世界が広がると思うので。

スティーブ先生の「英会話タイムトライアル」ってどんな講座?


司会役のスティーブさんのテンポもいいですね。

I'm a big fan of yours.

間に合ってよかった。

(写真)君と僕
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コーヒーの若葉

2016年07月18日 | 花・植物
GWの頃、床屋さんから分けてもらったコーヒーの苗。
ここに来て、ようやく若葉が出てきた!
まだ、背は20cmぐらいだけれども、うまくすれば、2メートルぐらいになって、
豆が取れるらしい。

体力のない幼い木は、日に当てると、葉焼けして駄目になるとのことなので、しばらくは室内で、様子を見るとしよう。
深みのある緑色の葉は、観葉植物としても、十分楽しめる。

何かが育っていくのを見守るのは、いいものだ。

が、しまった! 彼の出身地を、聞いて来るのを忘れてた。

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カー・ドゥ・ピラット

2016年07月17日 | 音楽
先日、ランチで、職場近くのフレンチを訪ねた。
それで、流れていた音楽に一目惚れ!してしまい、店員さんに聞いてみたら、
Coeur De Pirate(カー・ドゥ・ピラット)(海賊のハート!)というシンガーであるとのこと、親切に、教えてもらえた。

まず、音使いが、とても、いい。
温かくて、爽やかで、切ない。さらっと流れていく。
ピアノがベースの曲が多いし、グロッケン・シュピール?やアコーディオンが巧み。
メロディーも親しみやすい。

映画「アメリ」の音楽に近いような・・・。
一瞬、プロデューサーは、ヤン・ティルセン?氏と思ったくらい。

取り寄せてみたアルバムには、
元気な曲も、ワルツも、ピアノのインスト曲もありで、多彩。
映画「ピアノレッスン」に出てくるようなピアノも・・・。

歌い手さんは、飾らない声で、やや舌足らず系の普段着な女の子といった感じ。
休日の午後などに、本当に合うと思う。
とても、良質なポップスですね。
すっかり気に入ってしまった。

ネットで調べてみたら、この方、カナダ(ケベック州)出身のシンガーソングライターさんなんですね。
ケベック州と言うことで、当然、まったく分からない、フランス語なのだけど、
改めて、フランス語って、ずるいと思う。
言葉の響き自体が、お洒落だから。

少しずつ、買い揃えて、楽しもう!

====
少し脱線。私事だけれども・・・。
お気に入りのシンガーソングライター井波陽子さんは、もともと「クオレ」(イタリア語のハート!)名義で活動されてたし、今、潜り込まてもらえたオーケストラは「クオレ」。
それで、今度は、フランス語の「クオレ」がやって来て、クオレの偶然の一致が続く・・・。

Coeur De Pirate
クリエーター情報なし
Blue Wrasse


Coeur de Pirate - Coeur de Pirate - Full Album


=====
ちなみに、この音楽に出会えたフレンチのお店、エスカリエ(=階段!)
http://www.lescalier.info/
落ち着いていて、いい雰囲気です。
グレープフルーツ煮は、珍しかったな・・・。
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◎悶々なヴィヴァルディ

2016年07月16日 | ヴァイオリン
始めて6年になるヴァイオリン。
このところ、伸び悩みを感じるのだけど、これは、メモをサボっているせいもあるかもしれない?
レッスンの指摘事項は、やっぱり、ちゃんと残しておいて、折々、振り返るようにしないと・・・。
基本に立ち返って、昨晩レッスンのメモ、メモ、メモ。
(それにしても、もう6年だなんて!早すぎる!)

=====
ヴィヴァルディ/協奏曲イ短調Op3-6 3楽章
・よくない所は、少し前に原因あり
 ・音程が悪い所
 ・ポジション移動後、音がぼやけてしまうところ
・姿勢
・全体としてのフレーズ感、細切れにならない

=====
ヴァイオリンの発表会が近づいてきて、オケもしばらく休みなので、この曲に絞って、
練習しているのだけど、どうも、自分は1曲集中が、苦手みたい。

疲れている日は、1曲集中で練習していると、煮詰まって、もう勘弁してくれ!という感じで、イライラしてしまったり・・・。

あと、最近、ピアノと同じ悪い兆候があって、時々、真っ白になったり、指が動かなくなったり、突然停止が起きてしまう。暗譜の劣化と言うか・・・。

怖いなあ・・・。

ピアノの発表会での途中停止も相当、怖いけれど、
ヴァイオリンの発表会で、伴奏者のピアノ独奏だけと言うのも、想像したくない・・・。
(その点、多少、失敗して落ちてしまっても、大勢に影響なし!のオケは、いいなあ・・・。)

完全に、発表会ブルー症候群ですね。
(失敗に次ぐ、失敗の歴史、再び? もう、傷だらけだけら、また傷が増えても、へっちゃら?)

この悶々を、うまく、抜け出せるといいのだけど・・・。

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ご冥福をお祈りします。

2016年07月09日 | 音楽
七夕の夜、信じられないような訃報が飛び込んできてしまった・・・。
ザバダックの吉良知彦さんが、逝ってしまわれた。
56歳の若さで・・・。
1ヶ月前のライブでは、元気で、見事なギターの弾きっぷりだったのに。
信じられない。

自分にとっては、ライブに足を運ぶ、数少ないミュージシャンの一人なので、
残念でならない。

自然讃歌、異国趣味、変拍子、アコースティックなところ、
好きなところばかりだった。

縦横無尽で時空を超えるようなスケールの大きい曲から、
自然や小さな命への労わりの感じられる曲まで、
名曲を数え出したら、きりがない。
何事も阿らない独立独歩な気風、ロックの精神も魅力だったなあ・・・。

吉良氏の音楽は、流行りの商業主義に乗るような音楽ではなくて、
マイナーかもしれないけれど、知る人ぞ知る、稀有なミュージシャンだったと思う。
たいへんなメロディーメーカーだったと思うし・・・。
惜しい人を亡くしてしまった・・・。

この先、吉良さんのあの熱いライブも、心震わす新しい曲にも、出会うことは
なくなってしまったことを思うと、寂しい限りです。
ショパンの時代に生きてて、ショパンが亡くなったぐらいに・・・。

今、思えば、2年前、久しぶりにライブに行って、お見掛けした時、
後ろ姿が、小さくなられてしまったなあと、何と言うか、不吉な影を感じたのだけど、
まさか、こんなことになってしまうとは・・・。

zabadak - 遠い音楽

ザバダックの代名詞、名曲中の名曲。
20数年、色褪せることなく、静かに心に語り掛け、沁み通ってくるような本物の音楽。

Zabadak Poland Grass forest noren wake

ポーランド!5拍子に酔え。
自分がリコーダーと変拍子に目覚めたの原点の曲。
ガラスの森は、途中、いきなりバーンスタインのアメリカの鮮やかな殴り込み?が、参った!
この変幻自在さも、ザバダックの真骨頂だったなあ。

zabadak 五つの橋

五つの橋と、五つの丘を越えて、夢の旅は続く・・・。

改めて、素晴らしい音楽を届けてもらえたことに感謝!
そして、心から、ご冥福をお祈りします。

ほんとうに、全てが悪い冗談か、悪夢であればと思ったりもする。
しばらく、長調の曲は練習する気が、起きなさそう・・・。

しかし、後に残る者は、しょんぼりしてても始まらないので、
気を取り直して、前に進まねば。


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半分終わってしまった・・・。

2016年07月03日 | 近況
7月に入って、2016年も半分終わってしまった・・・。
相変らず、仕事、家事、趣味に追われ、瞬く間に時間が過ぎていく・・・。
ヴァイオリン、ピアノ、オケ練が、代わる代わる巡ってくるので、レッスン日を睨みつつ、わっせ、わっせと準備に勤しむ感じ。
全く持って、落ち着きのない日々が続く・・・。(笑)

このところ、ヴァイオリンは不調。それも、かなりの。
さらっても、さらっても、伸びていく感じがしない。
発表会が近づいているののに・・・。

オケの曲も、難しい部分は、相変わらず、なんだかなあ・・・で、もがいてる感じ。
細かい音のフレーズ、駆け上がる系のパッセージに、苦労・・・。
フラットの多い調性の曲も、音程が定まらず・・・。とほほ・・・。

救いはピアノ。
レッスンでは、なるほど!と思える有意義なアドバイスをもらえて、
音楽が、より音楽らしく、育ってゆくのを感じられて、喜ばしい。

今年は、常駐先のお客さんが、しっかり夏休みがあるカレンダーなので、夏休みの旅行(山遠征)も、そうそうに手配する。
今までは、納期に追われて、いつ休めるか?はっきりしないプロジェクトばかりだったので、固定で休みがあるのは、ありがたい!
予定があると、週末のトレーニングもやらないと!という気になるし。

レッスンでも山登りでも、イベントごとが決まっていて、目標があると、ヘトヘトでも、それに向けて、頑張る気になるので、やぱり、目標は大切だなあと思う、今日この頃。

さぁ、後半戦のスタートだなあ。
自由になる時間があることに感謝して、やれるうちにやっておかねば。
諸事に振り回され、先々の見通しが立たないと、どうにも刹那的になってしまうけれども、致しかた無し・・・。
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