みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●レッスン 革命へ

2007年02月18日 | ピアノレッスン
あいかわらず、右手親指の怪我がなかなか治らない。
八割方は治っているのだけど、冷えたり、朝、体が固いときなど、痛みが残っているのが分かる。完治するのに、どのくらいかかるのか、見通しが立たず、音楽教室を退会するのか、続けるのか、判断に迷うところなのだけど、先生に相談して、しばらくは左手だけでレッスンを続けることにする。曲は恐れ多くも革命。

・ショパン「革命」Op10-12
少し前、なんとかなるかも?と畏れ多いことを書いてしまったのだけど、すでに、かなり後悔してる。

確かに、ゆっくりなら、なんとかなるんだろう。でも、ようやく、スピードを出せるようになってきて、恐ろしく体力を使う曲だということが分かってきた。ほとんど、フォルテで、アレグロの快速で、なんというか、ブルドーザーの如く、機銃掃射のように16分音符を繰り出し続けるわけで・・・。たいへんな難行であるよ。これは。
練習して、思うのだけど、芸術というか、ほとんど運動の領域ですね。汗かいて、暖房不要。ほんとうに左手が鍛えられるなぁ。

怪我をする前は、まさか革命に挑戦するようになるとは、思ってもいなかったのだけど、ある意味、怪我の功名?だなぁ。右手の怪我は、弱い左手を強化せよ!という神のお導きと考えよう。

今日、少し見てもらい、版による違いやら、クレッシェンドからデクレッシェンドに変わるポイントと、音形の頂点とが、ずれてることの謎やら、有意義なレッスンだった。最初、弾いた時の、先生の最初の一言は「ずいぶん、穏やかな革命ねえ。もっと戦闘的に!」だった。

右手が治るまで、左手強化月間だ。
左手だけのいい曲、ご存知の方、ご一報を!

あと、余談。1年以上先だけど、次の発表会の2台ピアノは、モーツァルトの2台ピアノソナタをとのリクエスト。ん~。のだめ効果は絶大であるなぁ・・・。

(写真は庭に咲いた福寿草。親父談では、例年より半月は早いらしい)
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チューリップいっぱい

2007年02月16日 | 花・植物
先週末、淡路島は淡路夢舞台を訪れた。
園内にあるプロムナードガーデンは、其処彼処にチューリップが咲いてる。
海に浮かぶ船をバックにして、のんびりとチューリップ鑑賞だ。

至福だなぁ。

桃色の愛らしいチューリップを眺めていると、素直に温かくて、明るい気持ちになってくる。
なんというか、チューリップの単純さが、どうにもこうにも、いいのである。
「咲いた、咲いた、チューリップの花が~」の歌も、チューリップの単純明快な魅力を、うまく表わしているように思えてくる。
チューリップ、ほんとうに愛い花だなぁ。

チューリップが満開の淡路夢舞台、プロムナードガーデンは、JR舞子の駅で高速バスに乗換え20分ほど。片道500円。30分に1本走っていて、使いやすい。
入場無料で人も少なく、飲食施設も整ってる。ここの海鮮丼は美味のはず。(少し離れた本店で食したが、たいへん美味だった)
淡路島は他にも、花の名所が盛りだくさんで、ほんとうに、いい所だなぁ。


瑠璃色~緑~桃色、なんてきれいなんだ!桃色、大好きだ!


瑠璃色~緑~ホワイト、光を浴びて、これも、なんてきれいなんだ!

近頃、仕事は典型的なデスマーチ・プロジェクトの様相で、また帰りが遅くなってしまったのだけど、どんなに忙しくても、この愛らしいチューリップを心に咲かせて、乗り切るべし。
コメント (2)
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●レッスン 停止中

2007年02月07日 | ピアノレッスン
治らない。年末に痛めた右手親指。
恐らくは、この週末、完全に治ってないのに、ピアノを弾いてしまったせいだ。
(レントゲンで骨に異常がないことがわかり、弾いている時は痛みがなく、油断してしまった・・・。次の日になったら、痛みが再発。そんな・・・。)
箸を持ったり、字を書くときにも、痛みが走るようになってしまった。

せっかく、かなり治ってきていたのに、痛めた頃に逆戻り。とほほ・・・。

この先、治るのに、一体、どれだけかかるのだろう?
良くないことに、自分の通っているヤマハの教室は、休会の制度がなくなってしまったので、レッスンは受けられないのに、月謝だけが、取られていく。
月6000円ほど。もったいない。

ん~。完治まで、2ヶ月、3ヶ月かかるのなら、いったん、退会したほうが良いような気もする。昨年も、仕事が忙しい時も、ずいぶん、レッスン料をふいにしたんだっけ・・・。ヤマハ音楽教室は、もう少し柔軟な料金体制にならないのかな?
(もっとも、左手だけで、レッスンを受ける手もあるんだろうけど・・・。)

そういえば、今日の日経には、電子ピアノの国内シェアについての記事が出ていた。
自分は、てっきり、ヤマハが、シェアトップかと思っていたのだけど、なんと、カシオが62%でトップ。
ヤマハは27%で、大きな差をつけられて2位だった。
(もっとも、出荷台数ベースなので、金額ベースだと、ヤマハが首位かもしれない。)

融通の利かない音楽教室にしろ、電子ピアノでカシオの後塵を拝していることにせよ、ヤマハ、大丈夫かな?
ヤマハ株、自分の中では下落中。
コメント (3)
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美しい演奏の科学

2007年02月04日 | 音楽
図書館で、題名がストレートに飛び込んできて、思わず手に取った。
ヴィオラ奏者、藤原義章氏の「美しい演奏の科学
およそ、自然界に関するリズム(生命のリズム、性のリズム、黄金分割?)と音楽のリズムは密接に関係しているんだよ、音楽の美は、森羅万象の美と繋がっているんだよ、という主張は、自分も日々、深く感じていることでもあり、興味深い内容だった。

惜しむらくは、興味のある話題の掘り下げが、もう一つで、なんだか総花的な印象。
もう少し突っ込んで欲しいところで、違い話題に移って行ってしまって、やや物足りなさも感じる。
美しい演奏のための科学的なヒントの断章という感じかな?

なかには、今まで、考えたこともないヒントもあった。自分用に少しメモしよう。

1.ビブラート
ビブラートを、高音側にかけるか?低音側にかけるか?

「私たちは、「いちばん高い音部「いちばん高い音程」をよりはっきり聞く感覚をもっている。
→だから、低音側にかけるのが正。


2.拍子
基本四拍子、基本三拍子、ウインナワルツ三拍子の考察は面白い。拍子の感覚が、図解されてて、わかりやすい。
     

ウインナワルツ三拍子の伴奏の上で、基本三拍子の旋律が微妙にずれるのが、いいというのは、分かるなぁ。
機械的なメトロノームによって、自然な拍感覚が狂わされないように、注意せねば。
それにしても、今時の電子ピアノなら、こういった自然な拍感覚のメトロノームが内蔵されていてもいいのになぁ・・・。(>ヤマハさん、カワイさん)

  
のだめですっかり有名になった7番シンフォニーでも、リズムが凝ってるなぁと、思っていたけど、


  
第九の9拍子や、12拍子が紹介されていて、5拍子などの変拍子好きとしては、とても嬉しい。ますます、改めてベートーヴェンは、リズムの天才であるなぁと思う。

  
ショパンの35連符(↑有名な遺作ノクターンです)などは、1拍子だと思って、一気に弾き切るべし。ふむふむ。

本書は、著者がビオラ奏者ということで、弦楽器や声楽のように、音程が固定でない楽器をやられてる方の方が、より興味深く読めそう。
もちろん、ピアノ趣味人にも、大いに参考になる内容ですね。

美しい演奏の科学―生きたリズムの表現のために

春秋社

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明石は佳きところ哉

2007年02月02日 | 
先週の土日、明石方面に小旅行。
食いしん坊なので、まずは、明石焼き
老舗のきむらや、ふわふわの明石焼きは、実に美味。(しまった!クーポン券があったんだ・・・。)
たこやアナゴの海の幸も嬉しい。



駅からすぐのところに、ゆったりとした明石公園があるのも、ポイントが高い。
夕暮れ時、お城の白壁が、いい感じだ。
さりげなく月が浮かんでいて嬉しい。



間近で眺める明石大橋。う~ん、力学的に完成された構造物は、美しい。

散策をすると、いろんなお花に出会えて、喜ぶ。

水仙、淡路島や越前海岸にも行ってみたくなる。



冬咲きのチューリップもあるんだね。賢くなった。



蝋梅(ろうばい)、よい香りだなぁ。
蝋梅は「梅」の名前を関しているのに、実は梅とは違うことを知る。賢くなった。

明石は実によいところだなぁ。すっかり明石ファンになってしまった。
誘ってくれた彼女に感謝だ。
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