みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

遥かな尾瀬

2013年08月26日 | 
尾瀬を歩いてきました。
尾瀬沼、燧岳、尾瀬ヶ原、至仏山、素晴らしいところですね。
心が洗われるような景色が広がってました。
噂には聞いていたけれど、これほど良いところとは・・・。


尾瀬沼にて
水辺のさざなみが、なんとも言えず、好き。


尾瀬沼の畔、大江湿原
ここは日本?桃源郷?
優しい緑の世界を前にして、「嗚呼、この景色を見るために尾瀬に来たんだ!」と思う。


尾瀬ヶ原の朝
池塘が点在する、広々とした平原が目覚めていく。


静かな早朝の尾瀬ヶ原を、てくてく歩く。
光あるうちに光の中を歩め!


日が昇り、次第に光が満ちてくる様子は、息を飲むような美しさでした。


至仏山の朝
なんて素敵なネーミングだろう!と思う。
仏の心境に至る山なのだから。
山の上は、事実、その名前に違わぬ別天地でした。


至仏山より、尾瀬ヶ原と燧岳(ひうちだけ)。

燧岳は、至仏山とは対照的な、男性的な山でした。
あの山のてっぺんから、尾瀬ヶ原を突っ切って、ここまで来たんだなあ・・・。


天に昇る道


ウメバチソウ
至仏山のお花畑は最盛期を過ぎていたけれど、盛りの頃は、さぞや素晴らしいだろうな!


日光連山、皇海山(すかいさん)


赤城山遠望、上州武尊山(ほたか)


至仏山、とてもいい山ですね。

日光白根、男体山、皇海山、赤城山、武尊山、富士山、奥秩父、八ヶ岳、浅間山、谷川岳、苗場山、巻機山、越後駒ケ岳、平ガ岳、会津駒ケ岳、燧岳・・・。
見渡す限り、山また山。
尾瀬は、上信越国境の大山脈のおへそと言うか、真骨頂?

泊まった龍宮小屋も山小屋とは思えない、静かで、綺麗で、寛げる小屋でした。
(シーズンオフだったからかなあ・・・。)

尾瀬、季節の折々に、訪ねてみたいと思う。

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ザバダック~納涼月光夜会

2013年08月24日 | ライブ&コンサート
圧巻だった!
ここ数年のアルバムを聴いた感じ、ザバダックはやっぱりいいぞ!と思っていたけれど、
正直、こんなに凄かったとは・・・。凄いを通り越して、素晴らしかった。

往年の名曲「Poland」「遠い音楽」「豊穣の雨」「満潮の夜」やら、個人的に感涙必至の名曲「wondeful life」やら、お気に入りの楽曲が、目白押しで、
バイオリン、ギター、アコーディオン、ドラム、ベースの王道アコースティックの構成も、嬉しい限り。
アンコールのラスト「EasyGoing」も盛り上がること、盛り上がること!

小峰公子の芯のある歌声も、ちょっと巫女のような、呪術的な色彩があって、伝説の歌姫・上野洋子の頃よりも、より骨太で説得力のある音楽になってる気がする。

命を愛おしむ眼差し、既成の価値観や枠に縛られない自由さのようなもの(まるで空想世界を旅してるような感じ・・・)、民族色、変拍子も、改めてとても好き。

ザバダックは、アラビア語で「桃源郷」を意味するらしいけれど、ますます桃源郷に向かって突き進んでほしい。
芸術という枠にはまらない、自由な音の世界を旅して行きたいなあ。
そして、解き放たれよ!だ。

ただ、1点、悲しかったのは、20年ぶりの吉良さんはけっこう歳を取られたなあという点。
まあ、20年ぶりだからなあ・・・。

次、10/5の郡上八幡も行きたいぞ!
個人的に、ザバダック・ルネサンスです。

吉良知彦(Vocal / Guitar)
小峰公子(Vocal / accordion)
吉田誠(Bass)
オラン(accordion)
熊谷太輔(Percussion)
向島ゆり子(Vln)

@stb139 @六本木

ZABADAK OFFICIAL SITE
http://www.zabadak.net/

「第17回 ZABADAK LIVE ?私の罪は三千年? in郡上八幡 照明寺」
http://www.zabadak.net/information/2013/0195_20130709_live.html



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バイオリン&ピアノ・リサイタル

2013年08月22日 | ライブ&コンサート

この日は、仕事帰り、バイオリンとピアノのデュオの演奏会へ。
ブラームスのソナタは(3番)、ブラームスならではの重みとメランコリーな感じが好き。とてもロマンチック。
ラベルのツィガーヌも、固唾を呑んで、演奏を見守る。
でも、ラベルのソナタは、部分的には面白いと感じつつも、正直、全体としては、やっぱり良さがよく分からず・・・
いつか、こういう音楽も分かるようになるんだろうか?
嫌いだった食べ物を克服して、美味しさに目覚めていくように。

初々しい感じのバイオリニストさんかな?と思ったけれど、なかなかどうして聴き応えあり。いろんな奏法も興味深い。

あと、一つ発見。
後半、席を、前の席から、真ん中やや後方に移動したのだけど、音がとても、よく感じられて、びっくり。
バイオリンとピアノの音が、まろやかにブレンドされてるみたいだ。

それより何より、演奏会後の、友人との会食が楽しかった。
いい友人に恵まれて、自分、果報者だと思う。

柴田由貴(Vn)&千葉直美(Pf)
@電気文化会館コンサートホール@名古屋伏見

(写真)燧岳にて
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●バイオリンレッスン ドッペルコンチェルト初合わせ

2013年08月15日 | ヴァイオリン
この日はドッペルコンチェルトの初合わせでした。
ずっと憧れていたドッペルコンチェルト。

先生との記念すべき初合わせ練習だったので、
ものすごく、喜んでもいいはずなのに、どうも、今ひとつ実感がないんですね。
曲の魅力を味わう余裕はなくて、それこそ必死で、失敗しないように、弾いているからだろうか???

レッスン時の録音♪

録音は、冒頭の部分です。
先生の2ndの後、数小節遅れて、1stの自分が遅れて入ります。
先生のバイオリンに乗せられて、なんとかついていこうと頑張って、そうやって上達していくんだろうな・・・。

ゆっくりだけど、これはこれでいいような気もして・・・。
バッハの懐の深さのおかげかな?
この曲、改めて聴くと、絡み合う弦の糸が、なんて魅力的なんだろう!と思う。

指摘事項はいろいろあるのですが、
・セカンドの聴かせどころでは、少し身を引いて、自分が歌うところは、前に出て。
・まだモデラートのテンポなので、ビバーチェを目指して。
・・・。

この8月で、丸3年が過ぎ、バイオリン学校の4年生に進級しました。
入門当時の最終目標曲に到達して、いろいろ夢が膨らんでます。
 このドッペルコンチェルトを全楽章弾いてみたい
 モーツァルトのソナタを弾いてみたい
などなど・・・。

欲深き奴だなぁ。

引き続き、コツコツ頑張ります。
もっと練習時間が取れるといいのですが・・・。
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アウラな休日

2013年08月11日 | ライブ&コンサート
業務多忙につき、あれよあれよと言う間に、1週間が経ってしまう・・・。
思い出し綴りです。(8/18)

この日は、Aura(アウラ)のコンサートへ。
日本を代表する女声クラシック・アカペラグループのアウラ。
今回は、西欧と日本の民謡がテーマでした。
美しい歌声が織りなすハーモニーは素晴らしく、清水から湧く美味しい天然水を頂いたような感じ。
やっぱり聴きに行って良かったなあと思う。

日本民謡では、合いの手の掛け声も絶妙で、なんでもやれるんですね・・・。
方言シリーズも、なかなかに愉快。

今回、特筆すべきは、メゾ・ソプラノの佐藤悦子さんの卒業ですね。
この夏をもって、卒業されるということで、佐藤さんの歌声の聴き納め。
声楽の技術的なことは分からないけれども、とても素直に真摯に歌われてて、彼女の歌声のファンでした。
もう聴けなくなってしまうのは、残念。
また、どこかで歌声を聴けるといいなあ・・・。

今回のアウラのコンサートを聴いて、改めて思ったのは、歌声には、歌い手の人柄、性格、姿勢が現れるということ。
(正確には、現れるに違いないと思った。)
実力のあるメンバー、それぞれの歌声が楽しめるのも、アウラの楽しみですね。

8/24(土)は東京で公演があるようなので、関東の方は、是非、是非。

http://www.aura-official.com/

Aura はラテン語で「風、空気、天、日光、明るみ etc.」


(写真)御嶽山にてイワツメクサ

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雨のありがたいこと

2013年08月05日 | ピアノ的雑感
今宵は、雷とともに土砂降りの豪雨。
楽器趣味人にとっては、なかなかにありがたい雨です。

なぜなら、、、

雨音が楽器の音をかき消してくれるので、近所への音漏れを気にせずに、練習できるから。
防音のリッチな練習環境を持っていない身としては、ご褒美の雨。

駅の出口では、帰宅途中の多くの人が、豪雨と水しぶきに、呆然として、雨が弱まるのを待っていたけれども、自分は、早く帰って、練習したかったから、迷うこと無く、びしょ濡れになって帰ることにする。
やりたいことがあると迷いがなくていい!

と勇ましいことを言いつつも、
腰から下、びしょ濡れで冷えてしまい、仕事疲れもあって、調子が出なかったけれども・・・。
ズボンのクリーニング代のことを考えると、果たして賢明な選択だったのかは疑問が残るけれども・・・。

(写真)アオノツガザクラ@御嶽山
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●バイオリンレッスン ドッペルコンチェルトその1,2

2013年08月04日 | ヴァイオリン
どうも滞りがちだけれども、バイオリンのレッスンの様子です。
7/18,8/1と2回レッスンに行って、ドッペルコンチェルト進行中。

意外と弾けるようになってきているけれども、まだ、つっかえつっかえです。
レッスンでは、指摘盛りだくさんで、ちょっと書ききれない・・・。
ポイントとしては、

・一つ一つの音を几帳面に弾くだけではなく、メリハリをつけて。
・出すべき所と、引っ込める所。
・音が高くなってゆく箇所は、書いてなくても、自然にクレッシェンドで。
・頭をしっかり弾くためには、早めに準備する。もっと言えば、その直前のおしまいの音の締めくくり方が重要。
・移弦後に音が大きくなりがち。16分音符が続くところ、移弦が分からないように。
・同じく16分音符が続くところ、拍の頭が不自然に強くならないように。
・同じく、弓を使い過ぎない、半分より付け根側で。
・この曲の場合、弓を速く、毅然として
・開放弦を使うと、音が明るくなる。積極的に使っていい。
・正しい音程!

日々の練習は、20年来の憧れの曲だっただけあって、熱が入りますね。
まだ初めてから1ヶ月経ってないけれども、ほぼ暗譜してしまったし。
(ピアノに比べると、バイオリンの暗譜は、かなり楽)

しかし、自分が弾いているとドッペルコンチェルトは、プロの演奏家のドッペルコンチェルトと、どうも同じ曲とは思えず・・・、
始めの頃の感動も薄れてきてしまってる。
この先、テンポアップして、セカンドパートと合わせると、感じも変るんだろうか???

最初の1ヶ月は、思いの外、順調だったけれども、おそらく、ここからが正念場。
音程の精度やら、どうしても、手がついていかない細かいパッセージやら・・・。

今のところ、ビバルディの5番イ短調コンチェルトよりも、弾きやすい感じがする。
ニ短調ということで、開放弦にかなり助けられてる。


(写真)チシマギキョウ@御嶽山
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ゴールドベルクと石の記憶

2013年08月03日 | 
朝、ものすごい蝉しぐれの中、ラジオから流れてきて、耳を傾ける。

朽木祥「石の記憶」

昭和20年8月6日の広島の朝、
人間のようで人間でない人々の群れ・・・、
恐らく一瞬にして石の影になってしまった母親、
そして被曝して天涯孤独となってしまう少女の行末・・・。

淡々と語られていたがゆえに、かえって胸に突き刺さる。
作品の最後に流れたのは、ゴールドベルク変奏曲のアリアだった。
この曲は、人間の感情を通り越したようなところがあって、あまりに酷い悲劇にも似合ってしまう・・・。
怖い曲だし、可哀想な曲とも言える。

そう言えば、速すぎず、遅すぎず、好きな演奏だった。
誰が弾いていたんだろう?

ラジオ文芸館
http://www.nhk.or.jp/bungei/archive/1308.html

八月の光
クリエーター情報なし
偕成社


(写真)ゴゼンタチバナ@御嶽山
 バッハが似合う気がする。
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