みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

黒姫山

2019年09月20日 | 
この日は、北信五岳(ほくしんごがく)の一座、黒姫山へ。
黒姫山は2053メートル。信濃富士とも呼ばれる、貫禄のある山。ようやく登山実現!

古池の登山口からスタートして、気持ちの山歩きだった。


花は期待していなかったけれど、幾つか、楽しませてくれる。
君は誰?




古池
紅葉の頃は、綺麗だろうな・・・。






ウメバチソウ




直径50センチありそうな、巨大なキノコ系の物体


稜線に出るまでは、快適な樹林帯の道
よく整備されていて、よく踏まれていて、とても歩き易かった。




大好きなリンドウ


秋の実り


シラタマの木


シラタマの木が多いから、シラタマ平なんですね。
この辺りからは、南面の見晴らが素晴らしい。


実は、コケが好き。


好きなので、いろいろ撮ってしまう。
リンドウが多くて、嬉しい。


雨飾山だ!


高妻山の雲、取れそうで取れないなあ・・・。


北アルプスまで、最高の展望!
普段とは、真逆の方角から眺めるアルプスは、新鮮。


笹原に針葉樹は、好きな組み合わせ。飯縄山も。


白樺?を纏う斜面も好き。


一応、記念撮影
平日だからかな?静かな山頂だった。貸切。


山頂からは南の方角は、よく見える。
夢中で、撮影する。志賀高原から浅間山方面


右手前は飯縄山


野尻湖


志賀高原の山々
2300を超す2座。
左、岩菅山。右、横手山か?スキー場が目印だな。いつか必ず!


飯縄山の奥が長野市。
あの方は、元気にされているかな???


山頂の様子も




八ヶ岳・蓼科の左奥に、富士山も見えていた。
山岳展望党としては、富士山が見えると、テンションが上がるのだ。


後立山と立山、剣
うまい具合に、鹿島槍と五竜の、それぞれ右側に立山と剣が姿を見せてくれて、素晴らしい!
鹿島槍は双耳峰にならないので、ちょっと難しい・・・。


三座同定にいそしんでいると、てふてふがストンと舞い降りたのだった。


戸隠と高妻山
高妻山は30年前にぶり。戸隠はいつか必ず!


古池、戸隠牧場、北アルプス


穂高、槍ヶ岳もばっちり。笠ヶ岳方面の稜線も見えていたっけ…。
今回は双眼鏡が役にたった!

山頂は、時々、ガスで白くなったり、晴れたりだったけれど、
ガスが取れると、本当に素晴らしい展望で、展望党としては、大満足。見えるべき山は皆見えたと思う。
山座同定は、楽しみの一つなので、気づけば山頂に2時間もいた計算・・・。
難しいのは上信越国境方面。2000メートル前後の山ばかりで、特別に目立つ山は、苗場山くらいなので。
収獲としては、遠く、尾瀬の燧ヶ岳?と思しき山が見えていたこと。
苗場山の右奥にもう一座、高い山が見えていたけれど、谷川と上州武尊岳は、黒姫山からだと、ほぼ一線に並ぶので、どちらが見えていたのか、判別できなかった。

見えた山
燧ヶ岳?、苗場山、志賀高原の山々、浅間山の連山、奥秩父、富士山、八ヶ岳・蓼科、南アルプス(甲斐駒、北岳、間ノ岳?、千丈)、中央アルプス、鉢盛山、北アルプス(常念、穂高の釣尾根、大天井(双眼鏡にて)、槍、双六、鷲羽、水晶、蓮華、針ノ木、鹿島槍、立山、五竜、剣、不帰キレット)、飯縄山、戸隠、高妻、雨飾山~火打・妙高の頸城の山々
今まで登ってきた、これらの山を眺めるのは感慨深い。
この中で、数座登れてない山があるので、それは、いつか必ず!



大好きな苔の絨毯


隣に仲間もいたのだが・・・。


山を下り、古池を1周
右奥は佐渡山


種池にて

=====
<番外編>
下山後、小布施の栗の木テラスへ



随分、久しぶりに、モンブランを頂く。
最初の一口、深い栗の香りに、一瞬、言葉を失った。
ブラックベリーのティー美味しい。たっぷり頂いて、登山の脱水もバッチリ解消だった。




老舗の竹鳳堂で、栗おこわを頂いた。


小布施の夜は、いたって静かだった。

いい山旅だった!


=====
<アクセス>
愛知江南の自宅から登山口まで300キロちょっとで、4時間。
信州中野インターからは、北信五岳道路が快適だった。

前日夜発だったので2時間半走り、梓川SAで仮眠。
帰りも、恵那山トンネルの手間で、眠気が来てしまい。仮眠してしまった・・・。

=====
<ルート>
7:20 古池の登山口スタート
11:10~ 13:10山頂
16:00 登山口
====
<メモ>
・平日7時過ぎ。駐車場は3台迄。自分は2台目だった。少し行ったところに、10台ほど止められるところもあり。
 でも、休日はどうなるんだろう???
・秋の花が、目を楽しませてくれた。
・シラタマ平からは展望良し!
・古池は、これから1年間ほど、水が抜かれてしまうとのこと。

・本当は、どこかに泊まって、もう一つ登りたかったのだけど、
 翌日からは天気が崩れる予報だったので、欲張らず、日帰りで帰ることにする。
 あまり汗をかかなかったので、ケーキ優先で温泉は諦める。

・諸事多忙で、しばらく週末の山トレができなくて、コンディション調整は、前週の14日に1か月ぶりに500メートルの山で2時間歩いただけだった。でも、今回の山行は、なんら問題なく行って帰って来れて、一安心。
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ブラヴァデ・リコーダーカルテット

2019年09月14日 | ライブ&コンサート
この日は、リコーダーのアンサンブルを楽しんだ。
ブラヴァデ・リコーダー四重奏団は、フィンランドを代表する世界屈指のリコーダーカルテットとのこと。
素晴らしかった。
ルネサンス~バロックの古い曲と、現代曲まで、多彩。
トロンボーンみたいに、自在に音程を操って、一体どうしてあんなことができるのだろうか?

現代音楽も、リコーダーの素朴な音色のおかげなんだろう、なんとなく親しみやすく感じる。
森の奥の情景など、うまく表現しているなと思う。
このところ、アート巡りをしているからかもしれないけれど・・・。

バロックの超軽快な超絶技巧に思える曲も、楽々、息の合った演奏で、凄い。
一番、右で高音域を担当されることが多かった、あの方の、歌い心の豊かな演奏は、聞き惚れた。
美しいハーモニーを聴かせる曲にも、浸ることができた。

アンコールのフィンランディアには、ジーンと来てしまい、CDを買ってしまった。
易しめの曲でいいので、いつかリコーダーアンサンブルをできるといいな・・・。





@宗次ホール
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予讃線途中下車の旅

2019年09月08日 | 
愛媛からの帰り道、ただ帰るのは、もったいないので、途中下車してみる。
瀬戸芸は、夏と秋の会期の狭間で、作品の展示状況が分からないので、後ろ髪引かれる思いで、今回は止める。


特急しおかぜ号の車窓から。
予讃線から瀬戸内の景色を眺めるのは、子供の頃から、好きだった。


恐らく、また来月、あの辺りに島に行くんだな・・・。わくわく。


しおかぜ号は、アンパンマン仕様。


多度津駅にて
多度津は、高知と松山の分岐点の駅。
なんだか、懐かしい風景だ・・・。



途中、各停に乗り換え、讃岐塩屋で下車。
丸亀美術館と中津万象園に寄る。



中津万象園は、とても綺麗に手入れされていて、驚くほど静か。
休日の昼前だったけれど、人はまばらで、貸切状態に近かった。









丸亀美術館の写真、撮り忘れたけれど、とても空いていた。
30分ほどの間、完全に貸切状態だった。
バルビゾン画家のコレクションを楽しむ。好きなコローの作品とも対面。
美術館を完全に一人きりで楽しんだのは、初めてかもしれない。
ほんとうに、じっくり楽しめた。


海望亭にて
ここも、貸切


駅近くの「岡じま」さんで
2週間前に開眼した肉釜玉、わかめトッピングで。

それから、児島でも下車
児島からバスに揺られて、鷲羽山(わしゅうざん)へ。
(北アルプスの鷲羽は「わしば」、瀬戸内は「わしゅう」、読み方注意!)


バスを下車して、少しだけ歩く
さぁ、登山?開始


目的はもちろん、瀬戸大橋


20~30分ほどで、山頂到着。133メートル。


眼下に瀬戸内海の展望が広がる。


また一つ、宿題が片付いた。
でも、新たな宿題が1つ。いつか、夜明けか夕焼けの頃に、訪ねてみたい。


この日は、関東に台風来襲で、山陽新幹線は、みな新大阪止まりに。
新大阪~名古屋は、1時間に1本のこだま号が動いてくれて、事なきを得たけれど、大混雑。新大阪でも京都でも、乗り切れない人多数で、なかなか発車できない。今までに一番混雑していた新幹線かもしれない。
新大阪のホームは、階段が後ろ側なので、自由席の乗り換えは不便ですね。
1号車の最後の1席に座れたのは、奇跡的だった。

思い出に残る旅になった!
コメント (1)
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再び倉敷

2019年09月07日 | 
再び、倉敷へ。
愛媛西条の親戚を訪ねることになり、ちょっと寄り道する。

2週間前、行きそびれた大原美術館分館も見学して、見応えがあった。



分館は日本人の絵画作品が中心。
一番、印象に残ったのは、松井えりな/ サンライズえり菜
とても、ある意味ゴージャスな額縁に収められた、丹念に描かれた夢混沌とした世界に魅了された。

先回、倉敷国際ホテルで出会った、北条貴子さんの作品にも再会。
古賀春江という画家も、とても印象に残る。100年前、こんなメルヘン豊かな絵を描く画家がいたなんて・・・。
(女性かと思ったら、男性なんですね・・・。)




大原美術館のちょうど向かいにある、この中国風?の邸宅が気になる・・・。




先回の訪問で、気になったALAPAAPさんにも寄り、バッグもオーダーする。
基本のデザインは変えられないけれども、色や縦横の比率やファスナーをつけたりは、自分の希望に仕立ててくれる。
とても迷ったけれど・・・、これで気持ちが軽くなった。届くのが楽しみ。

=====
愛媛西条の祖母は100歳を越えて、少し痩せた感じ。
草むしりをよくして、よく眠る。少し介添えはいるけれど、自分の足で歩ける。
そして、だんだん、子供に返っていく。同年代の知人は皆、逝ってしまって、寂しいとのこと。
この日は叔父叔母らと共に外食。
いつ、何があってもおかしくないので、久しぶりに、顔を見せられて、よかった。
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タブラトゥーラ

2019年09月06日 | ライブ&コンサート
やっぱり風変わりな音楽だった。
中近東を思わせる、そして時折、古楽、北欧も入り交じる、とらえどころのない音楽。
風変わりだけれども、親しみやすい曲もあって、楽しめる。

江崎氏のショーム(オーボエの祖先)の音色が、とても印象的だった。ショームの音色を生で聴くのは人生初。アラブを思わせる甘くエキゾチックな音色。オーボエよりもサックスに近い気がする。
2本リコーダー同時演奏の妙技も、初めて目の当たりにした。安易にアンデスに頼らないところがいいなあ。

フィドラー田崎氏の、怪しい踊りのパフォーマンスは、奏者の風貌と相まって、確かに不気味。なんて形容したらいいのか・・・。

宗次ホールだと、どうしても畏まって聴いてしまうので、ライブハウスだともっと楽しめたかな?
好きな人には、すごく好きな音楽なんだろうなと思う。
タブラトゥーラを知って、20年ぐらいかな? ようやく一つ宿題が片付いた。



@宗次ホール
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名古屋城二ノ丸庭園の謎

2019年09月01日 | 
この日は所用で、名古屋城を訪ねた。
さすがは御三家筆頭、尾張徳川家の城郭とあって、天守閣も立派だし、規模も大きい。
戦国武将隊も精一杯、頑張ってるなあと思う。



しかし、あまりに残念だったのは、二の丸庭園の荒廃ぶり。
今まで、いろんな庭園を訪ねてきたけれど、雑草が生い茂り、こんなに手入れがされていない庭園は、初めて。やぶ蚊も多くて、辟易する。
廃墟ブームの一環で訪ねるのなら分からないでもないのだけど、ここを訪ねる外国人は、がっかりすると思う・・・。
少なくとも、これは一般開放してはいけないだろうし、少なくとも無料開放すべきでは?
名古屋は政令指定都市の中で、常に、魅力のない街No1だけれども、観光の目玉の名古屋城がこれでは、なんだか、分かる気がした。
本当に、ここが名勝なのかな?狐に騙されたんだろか???

=====
実は、地元民なのに、40数年目にして、初名古屋城だった。
これで、愛知県民としては、一人前になれたかな???(笑)
個人的には、隣の名城公園の方が、ずっと良かった。

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